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京丹波美女山(びじょざん)の里 アトリエ蒼天(あおぞら)[小竹荘ギャラリー]
主宰/ 池田蒼圭(そうけい)
所在地/ 〒622-0211京都府船井郡京丹波町上野美女山の里13番地 小竹荘
TEL・FAX/ 0771-82-0278
URL/ atorie-aozora.jp

・アトリエ蒼天は、けまり鞠遊会(きくゆうかい)の活動を支援しています。
・アトリエ蒼天は、美女山の里にあり、自然・人情と伝統文化・芸術をコンセプトに「美女山の里プロジェクト」を展開、「KYOTAMBA」の魅力を世界に発信します。

 

日本の伝統文化「蹴鞠」体験学習
京都府立綾部高等学校東分校定時制 令和6年度「高校生伝統文化事業(古典)」
2024年10月7日(月)

【 動画 フルバージョン 】 【 動画 ショ-トバージョン 】


「生徒たちに蹴鞠を体験させたい」
綾部高校の田中先生から連絡をいただいたのが、4月1日のことだった。

「打ち合わせのために、一度お伺いします」
そして4月24日、綾部高校を訪問し、副校長先生にご挨拶、
体育館の下見もさせていただいた。
各地で体験会を開催してきたが、高校生の授業は初めてのことだった。

当日、体育館に集まってくる生徒たちに「こんにちは!」と声をかける。
生徒たちはもちろん、先生方も初めての蹴鞠体験だ。
いつものように、簡単な歴史を紹介して、鞠づくり、装束の説明のあと
いよいよ体験学習のスタート!

最初はコツが分からず戸惑っている様子だったが、
輪になって、鞠になれてきて、鞠が続くようになると面白くなって、笑顔になっていった!

「相手を思いやりながら蹴る事が大事、これが、鞠が続くためのコツ」
「後鳥羽院の2030回をめざして、協力し合って挑戦しよう!」

声をかけあいながらみんなで決めた「目標回数」をめざして、休憩も取らずに頑張る生徒たち。
そして、生徒たちを見守っていた校長先生もスリッパをぬいで参加!
副校長先生や他の先生方も一緒になって、大いに盛り上がった体験学習になった。

(※)最後に生徒たちの感想を紹介します。


2024年11月8日

けまりトップ

道路の大弾幕

けまりトップ

体育館にて

けまりトップ

あいさつ

けまりトップ

鞠の説明

けまりトップ

毎日新聞/10月9日付


【アンケ-ト】
京都府立綾部高等学校東分校定時制 令和6度「高校生伝統文化事業(古典)」
日本の伝統文化「蹴鞠」体験学習
令和6(2024)年10月7日(月) 全学年17名

感想
・初めてやることで失敗ばっかだったけど、上手く蹴れた時は凄く嬉しかったです

・難しかったけど楽しかったです

・初めて蹴鞠をしたけどまぁまぁうまくいってよかった

・難しかったけど、けまりを実際にやれてよかった

・蹴ってみんなで続けるのは難しかったけど、楽しかったのでよかった。
歴史のある遊びは面白いと思った

・難しいけど楽しかった

・長い時を超えてできるまりすごいとおもった

・楽しめた

・たのしかった

・楽しかった

・初めの方は上手くできなかったけど続けていくにつれて
11回も続いていき凄く楽しかったです

・よかった

・すごく難しかったけどすんごく楽しかったです

・おもったよりけまりってやわらかかったし軽かった。たのしかった

・とても難しかったです。楽しかった

・蹴鞠体験をして、とても楽しかったです。日本の文化を体験できたことの嬉しさを感じ、
またやってみたい、もっと知ってみたいと思いました



【はじめて蹴鞠を体験する若い人たちへ】
~日本文化の理解 蹴鞠実技~ 京都光華女子大学 2024年10月12日

【 動画 】


村戸弥生 先生の講義のあと、学生たちが体育館に集まってきた。
蹴鞠実技の授業は、今年で4年目になった。

授業1時間前に学校へ着くために、京丹波町を出発する。
体育館に荷物を降ろして、鞠を並べて吊鞠の準備をし、装束に着替えると準備完了
「学生たちと一緒に蹴鞠を楽しもう」と、蹴鞠スイッチを「ON」にする!

「目標5回!みんなで協力して頑張りましょう」

最初はなかなか鞠が上がらなかったけれど・・・
そのうち、だんだんなれてきて、楽しそうな雰囲気になってくる。

鞠が5、6、7回と続いたとき・・・
輪の中に緊張感が走り、みんなの顔が真剣な表情に変わった。
そして、鞠が落ちると同時に、拍手と歓声がわきおこった!
学生たちが「達成感」を共有した瞬間だ。

最後に、学生たちの感想を聞かせてもらった。
「蹴鞠をはじめて体験した」
「むずかしかったけど、楽しかった」
「鞠をはじめて持ったが軽かった。貴重な経験をさせてもらった」
「(鞠を)相手に渡すコントロールが難しかった」

この授業をとおして、
蹴鞠の精神である「和を以て貴しと為す」を体験し
伝統文化の「未来の担い手」が生まれることを期待している。


2024年11月2日

けまりトップ


けまりトップ


けまりトップ


けまりトップ




関西大学近藤ゼミ・フィールドワーク「けまり体験会」
2024年9月22日(日・秋分の日) 於:京丹波町道の駅「味夢の里」

【 動画 】


京丹波町に訪れていた関西大学近藤ゼミの学生たちとの「けまり体験会」は、
小竹荘の近くにある能満神社の境内をお借りする予定をしていたが、
天候不順が予想されたため、味夢の里をお借りすることになった。

当日はあいにくの雨模様だったが、学生たちは、午前中に能満神社へ参拝。
何をお願いしたのかな!?

午後から味夢の里に移動。この日は、地元ケ-ブルテレビの取材もあわせて行われた。

まずは、蹴鞠の歴史や鞠作りについての話からスタート。
学生たちは「うんうん」とうなずき、蹴鞠パンフレットを見ながら熱心に話を聞いていた。

次に鞠装束の体験だったが・・・

「今日は鞠装束の体験だけでなく、着付けもみんなでしてもらおうと思います」
「ええええ~!!」

はじめての試みのため「ちゃんとできるかな?」と心配もあったが、
学生たちは、初めて見る鞠装束に戸惑いながらもみんなで協力して
見よう見まねで「何とか!」着付け完成、笑顔の記念写真!

次はいよいよ、けまり体験。
若い学生たちのパワーに圧倒されながらも、たのしい体験会となった。
伝統文化を引き継ぐ次世代の若者たちに大いに期待したい。

2024年10月9日

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関西大学近藤教授とゼミ生の皆さん

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蹴鞠の歴史と鞠作りについて

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鞠装束の着付けも体験

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けまり体験

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京丹波町道の駅「味夢の里」にて



【KEMARI文化を未来へ、そして世界へ!】
~好評につき、オンデマンド配信の再々延長が決定~
NHK歴史探偵「後鳥羽上皇と承久の乱」―2022年11月2日放送分―

【 動画 】


ちょうど2年前の盛夏の頃でした。
炎天下の水無瀬神宮で、撮影に臨んだことを思い出しています。

「水無瀬で後鳥羽上皇が蹴鞠をする意味は、どこにあるのか?」
「後鳥羽上皇が蹴鞠に熱中したのは、何故か?」
「韈の程品(しとうず の ていひん)とは何か?」

このような質問に対して「蹴鞠の歴史を正しく伝える」ために蹴鞠資料を提供しました。
ディレクターさんの確認と編集作業は、放送の直前まで行われたのではないかと想像し
今更ながらスタッフのみなさんには大変お世話になったと、感謝しています。

番組の中の蹴鞠シ-ンは、後鳥羽上皇ゆかりの地水無瀬神宮で行われました。
水無瀬離宮の研究でも有名な豊田裕章先生(国際日本文化研究センタ-客員教授)が、
案内役となって出演される場面で、蹴鞠を披露することになりました。
本番にむけて自主稽古に励んだものでした。

無事に撮影が終わったあとに続けて、島本町からの取材もありました。
その内容は、『広報しまもと10月号』(2022年10月発行)で紹介されています。

承久の変から800年の長い年月をへて、
2021年4月にみなせ野KEMARIクラブが発足し、蹴鞠の取り組みが始まっています。


そして今年は!
蹴鞠をテ-マにした番組がNHK国際放送で制作され、8月15日全世界に向けて配信されました。

英語版タイトル/ Core Kyoto Kemari An ancient football game played for eternity
【URL】https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/shows/2029216/

つづいて「日本語版」の制作も決まり、今年11月13日(水)午後23時35分から
国内向けにNHK BS(衛星放送)で放送されます。

日本語版タイトル/ Core Kyoto 京の蹴鞠 悠久に遊ぶ 和の球戯

国内だけにとどまらず、
全世界に日本の蹴鞠文化を紹介する機会を得ることができたことに、深く感謝しています。
これからも、これまで以上に普及活動に取り組んでいきたいと考えています。

2024年9月9日 けまり鞠遊会

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後鳥羽上皇は「ス-パ-マン」 歴史探偵「後鳥羽上皇と承久の乱」2022.11.2放送分

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マスクをつけて

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撮影のあとの島本町からの取材風景

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広報しまもと 令和4(2022)年10月号



紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト
五感で楽しむ古の文化講座 夏・蹴鞠ワールド アリ、ヤア、オウ!!

2024年8月7日(水) 於:西宇治体育館
主 催 宇治市
後 援 京都府


平安貴族が夢中になった蹴鞠を体験する会を8月7日(水)、
宇治市の西宇治体育館にて行いました。
これは、“紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト”として宇治市が企画したもので、
京都サンガF.C「サンガキャンパス隊」をはじめ、小学生~70歳代を含む24名の参加がありました。

【 動画 】

講師を務めた「けまり鞠遊会」の池田遊達、池田蒼圭より、
はじめに蹴鞠の歴史についての説明をした後、
遊達が日本でただ一人取り組んでいる「口伝の鞠づくり」についての紹介をしました。
ここでは、鞠づくりにとって上質な鹿革を手に入れるための苦労や、
途絶えてしまった「鹿皮のなめし方」を復活させるために
たいへんな努力をしてきたことを伝えることが出来ました。
また、鞠づくりの工程をたどるための実物の資料(鹿皮・鹿革サンプル)を手にとり、
鞠の感触を楽しんでいる参加者の様子が印象的でした。
会場を移動しての体験会では、空鞠(からまり)、吊鞠(つりまり)、桶鞠(おけまり)等の
古代から伝わる伝統的な練習方法で鞠の蹴り方に慣れていただいたあと、
いよいよ、6人程度のグループを作って本格的な蹴鞠を楽しんでいただきました。
「アリ・ヤア・オウ」と独特な掛け声をかけ合いながら、続けて蹴ることに挑戦していただきました。
“和を以て貴しとなす”ことを大切にしている蹴鞠は、勝ち負けを競わないスポ-ツであり、
拍手や歓声が会場全体を包み込みました。
蹴鞠の魅力を実感していただくことで、子どもから大人まで、
笑顔あふれる和気あいあいとしたひとときをすごしていただくことができました。

2024年8月29日 チ-ム京丹波 田中敏夫

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座学のようす

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鞠の感触を確かめる参加者

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目標5回に挑戦する子どもたち

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参加者と記念撮影

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洛タイ新報2024年8月9日付

けまり体験会 参加者の感想・意見(提供:宇治市文化スポーツ課)
~ 小学生から70歳代の幅広い年齢層の方々の参加者 ~


・めっちゃ楽しいし、初めての体験をできたので嬉しかった。難しくもあった。

・本物の鹿製の蹴鞠の体験は初めてで楽しかった。

・体験だけでなく座学で、鹿革から鞠を作る工程など教えて頂けたのは良かったが、
子供には難しかったのではと思った。大人と小人は分けた方がよかったのではと思った。

・昨年、御所で蹴鞠を見学した。楽しそうだったが、難しそうに見えた。
一度やってみたいと思っていたが体験できて大変感謝している。実際、やはりとても難しかったが、楽しい体験だった。
勝敗が関係ないことも良かった。鞠づくりは本当に大変なことだと気づいた。

・楽しかった。なかなか難しそうだった。

・新しい発見ができてよかった。

・楽しかった。

・蹴鞠の製作方法等がスライドの説明で分かりやすかった。
ワークショップでは、蹴鞠の基本動作や実践などもあり勉強になった。
お土産もいただき満足した。

・声が聞こえにくいところがあった。もっと蹴鞠体験の時間を取って欲しかった。

・テレビで見たことはあったが、作り方や遊び方を教えてもらい、興味が深まった。
皆さんと一緒にするのが楽しかった。難しかった。

・なかなか体験できないこと。講座~体験の流れも良かった。全世代で参加できるのもよい。

・初めて蹴鞠をした。蹴鞠製作の話から、実際に体験ができた。とても貴重な体験をすることができた。

・作り方や歴史を知って勉強になった。

・蹴鞠というものに初めて触れて、球でなく風船みたいなものと知った。びっくりした。

・講義が大変よく、もっと時間があればと思った。

以上

この体験会は、「紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト」として
宇治市、京都サンガFC、けまり鞠遊会の三者連携企画として開催され、
当日の運営には、チ-ム京丹波も協力、参加しました。



蹴鞠文化を未来へつなぐ! ~鞠足人形~

【 動画 】


「京都島津のお店に蹴鞠の人形があったので、一度見に行ってみてください」
と、教えてもらった。

店内の中ほどに進んで行くと、8人の鞠足が輪になって鞠を蹴っている。
まさに、アリ、ヤア、オウ!の声が聞こえてくるような麗しい姿に、感動した。

豊田裕章先生からいただいたメッセージを以下に紹介する。
この「鞠足人形」をとおして、
日本の伝統文化、それを支える伝統産業の素晴らしさを感じてもらえれば幸いである。

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(株)京都島津 に展示中の「鞠足人形」、ほんとうにすばらしいと感動しました。
蹴鞠をする人々からにじみでる風格や気品がさわやかな風のように香るお人形だと思いました。

鞠を蹴り、あるいは待つ人々の瞬間の動きが、まるで人そのもののようで、
こういうすばらしい人形をお作りになられた方々の思いや技術、
積み重ねてこられた年日が目に浮かぶように思いました。

日本の長い歴史の中で積み重ねて育まれた静かで奥深い世界や技術、
日本の国はこういうことを最も大切にしなければいけないと思いました。

豊田裕章
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2024年8月18日

けまりトップ けまりトップ けまりトップ けまりトップ

鞠足人形



蹴鞠も「会所の文化に関わるものの一つ」
~けまり交流の旅・越前一乗谷朝倉氏遺跡 2024年7月21日~

【 動画 】


はじめに

奥州平泉の旅で、一乗谷朝倉氏遺跡博物館のチラシを手にした。
蹴鞠をテ-マに開催される特別展示。
そこで、村戸弥生氏とご一緒に今年夏の2回目のけまり交流の旅が決まった。
当日は、博物館館長 清水邦夫氏、記念講演講師 山本啓介氏(青山学院大学教授)をはじめ
多くの方々と交流し、とても充実した旅となった。

今回の旅の報告記事は、蹴鞠研究を「ライフワーク」として取り組んでいる村戸弥生氏に依頼。
以下にその文章を紹介する。

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特別企画展

一乗谷朝倉氏遺跡博物館の特別企画展「戦国大名朝倉氏 武威の煌めき―蹴鞠と庭が語る戦国―」
を観覧してきました。
展示室に入ると、六曲一双「花下蹴鞠之図」が華やかに出迎えてくれます。
そこからは平安時代後期以降の蹴鞠の歴史を、武家との関わりに比重を置きつつ、
一乗谷朝倉氏が活躍する戦国時代へ、さらにはそれ以降へと展望できる展示になっています。
展示キーワードは「蹴鞠」ですが、もう一つは「庭」です。
鞠庭に関する文書や絵図も各種展示されており、「朝倉館跡遺構」での鞠庭の場所も推定されています。
戦国大名館での鞠庭を空間構成的に実感できることは貴重です。

関連行事 記念講演

 午後からは山本啓介先生の御講演「越前朝倉氏の庭園における和歌・連歌と蹴鞠」を拝聴しました。
先生は歌鞠両道の家である飛鳥井家と越前朝倉氏との関わりを中心にお話しくださいました。
戦国時代の飛鳥井家は代々の朝倉氏に蹴鞠や和歌を伝授するのですが、それらを手掛かりにしてさらに、
朝倉氏が見ていた一乗谷庭園風景の復元を試みられておられました。

「図録」

展示・講演内容を収めた「図録」は新知見に溢れた優れ物で、見ていて飽きません。
蹴鞠も会所の文化に関わるものの一つとしてさまざまな文化との関わりで見ていきたいと思いました。

2024年7月 蹴鞠研究家 村戸 弥生
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おわりに

蹴鞠文化を未来へ、そして世界へ! けまり交流の旅は、これからも続いていく。

2024年8月3日 けまり鞠遊会

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一乗谷朝倉氏遺跡

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特別名勝一乗谷朝倉氏庭園 案内看板

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一乗谷朝倉氏遺跡復原町並にて

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「戦国大名朝倉氏 武威の煌めき《蹴鞠と庭が語る戦国》」図録25ページより

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「戦国大名朝倉氏 武威の煌めき《蹴鞠と庭が語る戦国》」図録28ページより



けまり交流の旅 ~奥州平泉 藤原氏を訪ねて 2024~


とおく山裾まで見渡せる「日本の原風景」を残した街並み。

岩手県南部、一関ICから国道4号線を10分ほど北上すると平泉町に入る。
この町と深いかかわりのある前川先生のご尽力により、
地元のフットサルチームとのけまり交流と、
平泉町行政幹部の方々との面談が実現した。

―7月7日(日) 出発の朝―

地域の草刈りをすませて、出発!
この日は、450キロほど走ったところで宿をとった。富士山の夕景が美しかった。

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富士山夕景

―7月8日(月) 夕刻、平泉に到着―

毛越寺に隣接する宿に到着。旅の疲れをご近所の温泉で癒した。

―7月9日(火) 午前中―

「コーヒーはいかがですか?」
私たちに声をかけてくれた宿の管理人の千葉 信胤さんは
「平泉の生き字引」と言われるような方だ。
それから約2時間、奥州藤原氏や義経、平泉の歴史についてご教示を受けた。

けまりトップ

浄土の舘にて

―同日の夕刻 平泉小学校の体育館へ― 

(一社)ACミレグリアの練習にお邪魔した。

「Football for life. 人生にフットボ-ルを。」

代表の佐藤 良規氏と、共同代表の浅利 真氏へご挨拶し
フットサルの練習の合間に、皆さんとけまり交流の機会を得ることができた。
【 動画 】

けまりトップ

小学生とけまり交流

蹴鞠の稽古方法や歴史などの話を交えながらの約2時間は、アッ!という間に過ぎた。

「次回、平泉へ来られるときは、事前に連絡を」
佐藤代表からお言葉をいただいた。

―7月10日(水) 平泉町を満喫―

緑に囲まれた世界遺産の中尊寺をゆっくりと散策。藤原氏の栄華を偲ぶ。
【 動画 】

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中尊寺 本堂 7月10日

けまりトップ

毛越寺 大泉が池から本堂をのぞむ 7月11日

―7月11日(木) 平泉町役場へ―

雨上がりの早朝、毛越寺へ拝観したあと
帰り支度をととのえて、最後の訪問先の平泉町役場へむかった。
役場では、青木町長、菅原副町長と約1時間なごやかに面談。

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平泉町役場

*********************
奥州藤原氏は、3つの金山を背景に朝廷と密接な関係を築き、
白河、鳥羽、後白河、後鳥羽院の歴代の院とも良好な関係であったと考えられる。
白河院の頃から、蹴鞠は宮廷行事として行われた。
天皇として初めて鞠場に立たれた後白河院は、「蹴鞠の達者」と呼ばれ、
水無瀬離宮で2030回の記録を打ち立てた後鳥羽院は、
「この道(蹴鞠道)の長者」と称される程の蹴鞠愛好家であった。
**********************

このような蹴鞠の歴史をお話しさせていただき、
「平泉にもKEMARIクラブを!」とお伝えした。

―7月12日(金) 夜―

往復2000キロのけまり交流の旅を終えて、無事に帰宅。

突然の訪問にもかかわらず、地元の方々のおかげで有意義で濃厚なけまり交流の旅になりました。
お世話になった皆さん、ありがとうございました。

2024年7月21日



紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト
五感で楽しむ 古の文化講座 夏 触覚・視覚
KEMARI蹴鞠WORLD!! ―アリ!ヤア!オウ!―

日 時  令和6年8月7日(水)14:00~16:00 ・・・・・・・・・・・
会 場  西宇治体育館 コミュニティアリ-ナ      ・・・・・・・・・・・
講 師  京丹波美女山里 けまり鞠遊会         ・・・・・・・・・・・
定 員  30名(小学3年生以上対象)*小学生は保護者同伴  ・・・・・・・・
参加費  無料                        ・・・・・・・・
持ち物  動きやすい服装、運動靴(室内用)、飲み物、タオル  ・・・・・・・・
申 込  令和6年7月1日(月)~16日(火)*抽選結果は7月23日(火)頃発表
特 典  抽選で3名に けまりストラップ(鹿革製)プレゼント!! ・・・・・・
応募方法 メールまたは郵送で                   ・・・・・・
1)氏名(年齢)、2)住所、3)電話番号、4)参加人数、5)同伴者指名(年齢)・・
をお送りください。                    ・・・・・・・・・・
お問い合わせ 宇治市文化スポーツ課 文化係        ・・・・・・・・・・
TEL.0774-20-8724             ・・・・・・・・・・
〒611-8501 宇治市宇治琵琶33          ・・・・・・・・・・
E-mail:bunkasportska@city.uji.kyoto.jp    ・・・・・・・・・
後 援  京都府 文化庁京都移転記念事業 きょう ハレの日 ・・・・・・・・


だれもが楽しんで参加できる、
今につながる文化・歴史を感じることができる、そんな講座。

先日(7月4日)は、イベントのPR動画の撮影のため西宇治体育館へ行ってきました。
宇治市長と京都サンガFCのトップ選手と一緒に鞠あそびは、楽しいひと時でした。
後日、宇治市公式ユ-チュ-ブチャンネルにアップされますので、
チェックしてみてください!
けまり、体験してみませんか!ご参加お待ちしています。

2024年7月9日

けまりトップ


けまりトップ

チラシ

けまりトップ

けまりストラップ(鹿革製)



~源氏物語の「歴史」と、伝統文化「蹴鞠」をたのしむ体験会~
みなせ野KEMARIクラブ主催 春の蹴鞠イベント
―2024年5月26日 蹴鞠の聖地 水無瀬神宮―

【動画】 装束を着て伝統文化にふれてみよう! -2024年5月26日-
【動画】 みなせ野お稽古会 & 歓迎会 -2024年6月16日-

この日の「打ち上げ会」は、イベントに参加していた若いお二人の「歓迎会」となりました!


「後鳥羽上皇の記録2000回に挑戦!」

水無瀬神宮での蹴鞠イベントは、3年目となりました。
すがすがしい五月晴れのもと、今年もたくさんの方々に蹴鞠を体験していただきました。

今回の特別企画は、源氏物語「若菜上」にちなんだおいしい蹴鞠の歴史
蹴鞠×平安時代のスイ-ツ「椿餅」をあじわう体験会です。

「蹴鞠のあとの腹ごしらえ」

かの「光る君」も蹴鞠のあとに召し上がっていた!であろう椿餅の味は、
「上品な甘み」「すっきりした味」と大変好評でした。
またこんな感想もありました。
「(平安時代の)昔にこんな甘いものを食べてたんや!」と。

*参考図書/『古典がおいしい!平安時代のスイ-ツ』のレシピ
*「椿餅」製作協力/そねっと

私たちは、「食」でつなぐ蹴鞠文化を未来へ、そして世界へむけて発信しています。

2024年6月30日 けまり鞠遊会(この企画には、チ-ム京丹波も参加しました)

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午後の部スタート(水無瀬神宮客殿)

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ご挨拶する水無瀬 努氏 みなせ野KEMARIクラブ事務局長

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NHK WORLD-JAPAN インタビュー取材

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蹴鞠の聖地 水無瀬神宮



蹴鞠DAY ~伝統文化を楽しもう~
みなせ野 けまり体験会 with 「椿餅」

【 動画・ショ-トバージョン 】
2024年5月26日(日)蹴鞠の聖地 水無瀬神宮
主 催 みなせ野KEMARIクラブ
共 催 けまり鞠遊会(チ-ム京丹波)
後 援 島本町教育委員会


雨の心配をよそに 夏を思わせるような1日となり、気分も上々の五月晴れ!

午前、午後の2回の開催
応募された参加者は、遠く神奈川県からの方や、サッカー部の中学生など6名のみなさん。

スタッフは、
みなせ野KEMARIクラブ 5名、けまり鞠遊会とチ-ム京丹波から 4名

体験会は、
みなせ野KEMARIクラブ事務局長 水無瀬 努氏の挨拶から始まり
けまり鞠遊会 代表 池田 游達の 蹴鞠の蹴り方、楽しみ方の話の後、装束着装体験。
参加者は初めて着る狩衣に、テンションUP↑↑

客殿で記念撮影のあと拝殿へ移動し、
後鳥羽上皇に「うるわしい鞠が上がりますように」と、ごあいさつ。
鞠庭に準備された観客席にはすでにたくさんの方々が"いまやおそしと"集まっていた。

司会進行、蹴鞠解説は、マコさんと、ヒロミさんのお二人が大活躍してくれた。
蹴鞠をみんなで楽しむためには、「鞠を蹴る」だけでなく
こうした「世話役」の方がいてくださることも大切なことだと考えている。

さて、鞠庭にそろった鞠足たちのテンションは、最高潮に達した。
はじめに、蹴鞠の始球式にあたる作法の「解鞠(ときまり)」をご披露。
解役(ときやく)の水無瀬さんが、新緑の楓に括られた枝鞠を鞠庭の中央へ解き放った。

「今日の目標 2030回、後鳥羽上皇の記録に挑戦」
軒(のき)に立った水無瀬さんの「上鞠(あげまり)」でスタート!
緊張気味の鞠足たちの輪の中に、テレビ局の取材カメラがはいっていく。

「うるわしい鞠が上がりますように!」

鞠足たちは思い通りにならない鞠に四苦八苦しつつも、蹴鞠を楽しんでいる様子だった。
記録は2007回(2000回から数えることにしている)で無事に終了!


蹴鞠のたのしさは? 「けったらわかる!」 (これは私の師匠の言葉)
つぎに、観客の方々にも鞠庭に入って一緒に蹴鞠を体験してもらった。
そして蹴鞠のあとは、平安時代のスイ-ツ「椿餅」をみんなで味わった。

「たのしかった!」「またお稽古にきます」の声に、蹴鞠の明日(未来)を感じた体験会となった。

***「椿餅」の感想(一部)***
・平安時代の「甘味」というものはこんなにも上品で淡泊なものだったかと驚いた
・椿餅の優しい味に魅了された
 ・本当の「いにしえの味わい」というものを知る貴重な機会になった

日本の伝統文化「蹴鞠」を未来へ、そして世界へ!

2024年5月31日 けまり鞠遊会 池田 游達

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装束の着付け体験

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午前の部

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午前の部

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午後の部スタート

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午後の部

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みなせ野でけまり体験

けまりトップ

椿餅(新緑の椿の葉)



古くて新しい生涯スポーツ「蹴鞠」

~日本の伝統文化や歴史を伝え、 継承していく機会とする~


先日のこと
京都嵐山の某ホテルにて、けまり体験会を開催する機会を得た。

蹴鞠の歴史については、パンフレットや資料などを使って解説。
「遊び事」だった蹴鞠が貴族の職業となり、その後、武士の必須技芸となっていった事などを紹介。
話に熱が入りすぎてしまい、鞠づくりについては「鹿革游達鞠」をご覧いただくにとどめた。

そのあとは、お庭に出てけまり体験。
皆さんは四苦八苦のご様子だったが、歓声をあげながらも熱心に鞠を追いかけていた。
後日、感想をお聞きしたところ「難しいけれどとても楽しかった」とのこと!

少しでも蹴鞠の魅力がお伝えできたなら幸いです。

2024年4月1日

けまりトップ

京都嵐山にて



蹴鞠のあたらしい 『風を興す』
~ Blow a new wind of Kemari ~
第1回 大内蹴鞠ワールドカップ in 山口(2024年1月21日 築山跡史跡公園)


【 動画 】

蹴鞠は平安時代の「貴族のたしなみ」、優雅な遊び事と思っている方が多いと思う。
しかし、「武士のたしなみ」として武家社会にも浸透し、
武士の修練必須の技芸になっていった。

そして、蹴鞠の作法や装束なども時代とともに変遷し、
江戸時代には「庶民のあそび」として全国に広まっていった。
外郎右近政光(ういろう うこん まさみつ)という蹴鞠の「スーパ-スタ-」も現れて、
都や江戸でも「蹴鞠興行」を行っている。

けまり鞠遊会(きくゆうかい = 鞠と遊ぶ会)は、
日本の伝統文化のひとつである蹴鞠を
「古くて新しい生涯スポーツ」としても紹介し、普及活動に取り組んできた。

そして今回、山口で開催された実証事業「第1回大内蹴鞠ワールドカップ」に
蹴鞠監修、実技指導として、けまり鞠遊会が協力する事になった。

― 2023年11月27日 彩香亭 ―
Am:蹴鞠の歴史と鞠作り講演 / Pm:インストラクター養成講座(1)
午前中は、蹴鞠の歴史と鞠づくりについて動画を交えての講演。
熱心にメモを取りながら話を聞いてくれる参加者の方々。
午後からは、けまり体験。
テレビの取材もあり、和やかな雰囲気の中で歓声もあがった。

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鞠づくり講演

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インストラクター養成講座(1)


―2023年12月5日 築山跡史跡公園―


Am:インストラクター養成講座(2) / Pm:動画撮影2本(蹴鞠解説、歴史解説)
この日の午前中は、2回目の蹴鞠実技の講習会。
築山跡史跡公園に到着すると、参加者の方々はすでに蹴鞠を楽しんでいた。
「大会当日にまたお会いしましょう!」と、再会を約束して解散となった。

午後は、装束を着けて撮影にのぞんだ。
1本目の動画は、「蹴鞠解説」。
レノファ山口FC 前 貴之(まえ たかゆき)選手、梅木 翼(うめき つばさ)選手と
鞠の持ち方や蹴り方などを解説しながらの撮影。

さすがプロのサッカ-選手!
「ムズッ!」と言いながらもしばらく一緒に蹴っていると
すぐに蹴鞠の“コツ”をつかんでおられた。

2本目の動画は、「蹴鞠の歴史と作法について」。
タイトなスケジュールをこなし、大会当日にそなえた。

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インストラクター養成講座(2)

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「蹴鞠の歴史と作法について」解説動画の撮影


―2024年1月21日 大会当日―


大会に参加したのは、1チ-ム6人の18チ-ム。
仲間があつまり一丸となって、蹴鞠を楽しんだ。

14:30 蹴鞠披露。
雨が降ったり止んだり、時折強風が吹くなど会場のコンディションは最悪だったが、
精いっぱいの蹴鞠をご覧いただいた。

―Why don’t you try Kemari? ―

今回の蹴鞠イベントは大盛況。「来年も開催してほしい」の感想もあったと聞いた。
山口の地でも、末永く蹴鞠が受け継がれていくようにと願っている。

けまり。あなたもはじめてみませんか。

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蹴鞠披露

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蹴鞠披露 協力/みなせ野KEMARIクラブ

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大会の様子

2024年3月17日



京丹波の春は蹴鞠から!
~たのしかった、寒かった!そして、美味しかった けまり体験会~


【 動画 】

2024年3月2日(土)
桃の節句というのに、白い朝をむかえました。
雪が舞うなかでのけまり体験会でした・・・が!

「さむいし やめよう~」という方は一人もなく、
「むずかしいなぁ」と言いながらも気合は十分。
時間の経つのも忘れたかのように、鞠を追いかけていました。
この日の記録は2006回! みなさん、お疲れさまでした。
(鞠数は、2000回から数えることにしています)

春を呼ぶ椿餅
そねっとさんのご協力により再現された昔ながらの「椿餅」は、
「はじめて食べた」「やさしい甘さ」と大好評でした。
何度も試作していただいたと思います。ありがとうございました。

一年をかけて取り組んできた “おいしい蹴鞠”
案内チラシをお店に置いてもらったり、店頭に貼り出してもらいました。

「チラシと一緒に写真を撮らせてもらっていいですか?」

こんなお願いにもこころよく、または、恥ずかしそうに応じてくださり、
フェイスブックに写真をアップしました。

また、一人でも多くの人に届くようにと、チラシをあずかってくださった方や
ほかにもたくさんのみなさんにご協力いただきました。
本当にありがとうございました。

(参加者の感想)
・伝統食や文化を学ぶぼうと、息子と蹴鞠を体験してきました。
鹿の皮でできた鞠を、相手が受けやすいように優雅に蹴り続ける優雅な遊びで、
「アリ」・「ヤ」・「オウ」の掛け声をあげながら蹴って繋いでいきます。
蹴鞠の後の饗宴で椿餅を食べるそうで、初めて椿餅を食べました。
椿餅は、椿の葉を合わせて餅の粉に甘葛(あまずら)をかけて包んだお餅で、
素朴な甘みが身体の疲れを癒してくれるお餅でした。素敵な学びをありがとうございました。
*古代の甘味料「甘葛煎」再現のイベントは大雪のため中止となり、この日の椿餅は「甘葛風シロップ」を使用。

・高校生から幅広い年齢層、それに遠方からの参加者で蹴鞠を真ん中にして一つの輪が見える体験会でした。

・けまりを通して、他府県の方や日本と交流する活動をされている中国の方など
いろいろな方々との“輪と和“が広がりました。“つばき餅“もたいへんおいしかったです。

・(体験会では)鞠や、鞠作りの工程の展示もあり、また町外からお一人参加も多く、
関心の高いイベントであったと思います。

・ 知らない者同士の交流ができた事も嬉しかったです。
平安時代に蹴鞠の腹ごしらえとされる椿餅の再現と試食も貴重な体験でした。

・よこなぐりの吹雪の中、京丹波町内はもちろん、他府県の方や中国の方の参加もあり、楽しい体験会になりました。


2024年3月7日

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解鞠(ときまり) *現代スポーツに例えると「始球式」にあたる

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鞠づくりの解説

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つばきもち

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平安時代のスイ-ツの解説

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めざせ2000回

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記念撮影

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体験会「出品目録」



けまりの里 京丹波をめざして
~ 蹴鞠で “パリ五輪” を盛り上げましょう!! ~


「2020東京オリンピックに京丹波町から応援メッセージを送ろう!」

思い起こせば4年前。
けまり鞠遊会は、「東京2020応援プログラム」に参加して、
道の駅丹波マーケスで、けまり体験会を開催し
たくさんの方々から応援メッセージをいただきました。
(2019年7月~2020年2月・全19回)

【ホームページ記事】
気軽に楽しく!日本の伝統文化 KEMARI体験会
2019年7月6日~2020年2月8日まで 全19回


今年は、7月26日~8月11日まで
第33回夏季オリンピック競技大会が、フランス・パリで開催されます。
大会をめざす世界のアスリート達は、熱戦を繰り広げています。

そんな中、2024年3月2日(土)道の駅味夢の里で
「生涯スポーツKEMARI」と「平安時代のスイ-ツ」で
『源氏物語』を再現する体験会を開催します。参加者募集(50名)
けまり体験のあと、地産地消「紅白の椿餅」をあじわっていただきます。

京丹波町から日本の伝統文化「蹴鞠」で
“2024パリ・オリンピック”を盛り上げましょう!!
みなさんのご参加をお待ちしています。


2024年2月28日

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装束のお手入れ

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蹴鞠大会で貴公子たちが食べたスイーツ『古典がおいしい!平安時代のスイ-ツ』より

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主催者、最終打ち合わせ(交流ラウンジこだち にて)

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老舗画材店の奥さん(京都市内) 私たちの活動をずっと応援してくださっています。



~春を呼ぶ椿餅~
平安時代から千年以上作り続けられ、食べられているスイーツです。


古代スイ-ツ研究家の前川 佳代 氏から
『月刊大和路 ならら』2024年1月号が届きました。
その中の24~25項に、
『源氏物語』とそれに登場する椿餅、
そして、
蹴鞠と椿餅について書かれた文章と「椿餅のレシピ」が掲載されています。

********************************

奈良発!古代スイ-ツ再現 第26回
光の君の椿餅
日本最古の餅菓子といわれる椿餅。現在も二月ごろに和菓子屋さんの店頭に並びます。
紫式部が著した『源氏物語』には、蹴鞠に興じた公達が椿餅を食べるシーンが出てきます。
平安時代から千年以上作り続けられ、食べられているスイーツです。
(『月刊大和路 ならら』2024年1月号より引用)

・平安時代の一大長編物語『源氏物語』
・『源氏物語』に登場する椿餅
― 以上2項:宍戸 香美 氏 著 ―

・蹴鞠と椿餅
・椿餅のかたちと作り方
― 以上2項:前川 佳代 氏 著 ―

********************************

「おいしい蹴鞠のイベントを企画したい!」

前川先生に協力をお願いしてから1年をかけて取り組んできたイベントを開催します。

体験会!「食」でつなぐ蹴鞠の文化 ~けまりの里京丹波をめざして~
(令和5年度京都府地域交響プロジェクト交付金事業)

日 時 2024年3月2日(土)13:30~15:30
会 場 京丹波町道の駅 味夢の里(あじむのさと)
主 催 チ-ム京丹波発足準備委員会

けまり体験のあと(13:30~15:00予定)
地元京丹波町産のもち米と小豆をつかった地産地消の「紅白の椿餅」をあじわう体験会です。

『源氏物語』の世界! けまりを体験してみませんか。
Why don’t you try Kemari?


2024年2月10日

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試作中の椿餅(2024年2月8日)

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『月刊大和路 ならら』2024年1月号

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「椿餅」製作協力/そねっと

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チラシ



体験会!「食」でつなぐ蹴鞠文化 ~けまりの里 京丹波をめざして~
(令和5年度京都府地域交響プロジェクト交付金事業)

けまり たのしや、いと美味し!
蹴鞠をけって、「椿餅」(平安スイーツ)を味わう体験会


昨年の蹴鞠シンポジウム(2023年3月11日)に
古代スイ-ツ研究家の前川 佳代 氏も参加された。
 ↓↓
【 動画 】

「甘葛煎再現のワークショップを、京丹波町でもしましょう!」

源氏物語 三十四帖 「若菜の上」で、
柏木たちも食べたという「椿餅」を味わってみたくなった。
そして、前川 佳代 氏の監修、指導のもと、1年がかりの企画がはじまった。

スタートダッシュは、
けまり体験会 ~おもしろ楽しい、けまりとの出会い~(2023年8月5日)。
 ↓↓
【 動画 】

続けて、「平安スイ-ツ」×「蹴鞠」の企画を考案していった。
その1 「あまづらせん」って、なぁ~に! 甘葛煎講演会(2023年12月9日)
その2 古代の甘味料「甘葛煎」の再現「あまづらブンブンin京丹波」
~食でつなぐ蹴鞠の文化~ (2024年1月27日/予定)
残念ながらこのイベントは、大雪のため中止となった。
その3 体験会!「食」でつなぐ蹴鞠文化 ~けまりの里京丹波をめざして~
    これが今年度(令和5年度)のしめくくり、総仕上げのイベント。
 ↓↓
【 動画 】

そんな「甘くて美味しい」たのしい企画を、みんなで寄ってたかって考えてきました。
ふるってご参加ください。

日 時 2024年3月2日(土) 13:30~15:30[参加費無料]
会 場 京丹波町道の駅 味夢の里 上屋(白い大きなテント)及び、ミーティングル―ム
主 催 チ-ム京丹波発足準備委員会(事務局 アトリエ蒼天)
後 援 京都府南丹広域振興局、京都府教育委員会、京丹波町、京丹波町教育委員会、
    (一社)京丹波町観光協会、(一社)森の京都地域振興社、京都新聞
協 力 そねっと(「椿餅」製作)
募 集 50名(小学生以下は保護者同伴)
内 容 13:30~ けまり体験会(上屋にて)
    15:00~ 平安スイーツ「椿餅」試食(ミーティングル―ム)
15:30  終了、解散
蹴鞠指導 けまり鞠遊会

申込方法などの詳細はチラシ、または、
森の京都DMO ホームページ
をご覧ください。


2024年2月4日

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チラシ

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ナツヅタ探し(2023年12月9日)

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京丹波町道の駅 和(なごみ) 藤田 駅長

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けまりくん

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けまり体験会の様子



~食でつなぐ 蹴鞠の文化~
古代の甘味料「甘葛煎」の再現「あまづらブンブン㏌京丹波」
(令和5年度京都府地域交響プロジェクト交付金事業)


「ブンブン」って、なにすんの?

2024年1月27日(土)は、
蹴鞠の席にも出された「甘葛煎」(あまづらせん)を再現するワークショップを開催します。
(参考:『源氏物語』若菜上)

チ-ム京丹波発足準備委員会(2023年7月発足。代表 池田幸雄(けまり鞠遊会))は、
蹴鞠の人と人をつなぐ豊かな心、力を活用した「地域の町づくりや活性化」に向けて活動を開始しています。

みなさんのご参加をお待ちしています。

2023年12月28日

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日 時 2024年1月27日(土)13:00~17:00
会 場 京丹波町山村開発センターみずほ 〒622-0322京都府船井郡京丹波町大朴乗次1
募 集 30名(先着順、小学生以下は保護者同伴)
主 催 チ-ム京丹波発足準備委員会(事務局:アトリエ蒼天)
後 援 京都府南丹広域振興局、京都府教育委員会、京丹波町、京丹波町教育委員会、
(一社)京丹波町観光協会、(一社)森の京都地域振興社、京都新聞
監 修 前川 佳代 氏 古代スイ-ツ研究家
申込方法 (1)お名前(複数の場合は代表者名)(2)人数(3)お住まいの市町村名
(4)連絡先電話番号を明記の上、メールにて(件名を「あまづらブンブン参加申込」として)
事務局・アトリエ蒼天までお申し込みください。
メ-ルアドレス  bijyozan1014@gmail.com

○来年3月2日(土)「けまり体験会」開催決定! 会場/京丹波町 道の駅味夢の里(あじむのさと)
当日は、平安時代のスイ-ツ「椿餅」を味わってもらう企画も予定しています。

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「おいしい蹴鞠」企画(その1) 「あまづらせん」って、なぁ~に?
(令和5年度京都府地域交響プロジェクト交付金事業)


蹴鞠のあと、貴族たちも食べていた平安時代のスイ-ツのお話を
古代スイ-ツ研究家の前川佳代氏に紹介していただきます。

そして、
来年1月27日(土)は、「おいしい蹴鞠」企画(その2)
「あまづらブンブンin京丹波」を開催します。
古代の甘味料「甘葛煎(あまづらせん)」を再現するワークショップです。

ご参加、お待ちしています。

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物語は、平安時代にさかのぼり・・・
『源氏物語 若菜上』 ~六条の院の蹴鞠の遊び~
「・・・大将も督の君も、皆おりたまひて、えならぬ花の蔭にさまよひたまふ夕ばえ、
いときよげなり。をさをささまよく静かならぬ乱れごとなめれど、所から人からなりけり。・・・」
(新潮日本古典集成『源氏物語 五』より抜粋)

蹴鞠のあと・・・
「・・・殿上人は、簀子に円座を敷かせておすわりになり、
無造作に椿餅、梨、みかんといった食べ物がいろいろ箱の蓋に盛り合わせてあるものを、
若いひとびとは、はしゃぎながら取って食べている。・・・」
(『古典がおいしい!平安時代のスイ-ツ』より抜粋)

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2023年12月3日

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チラシ

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こだち図書

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上野区掲示板・チラシ

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椿餅



蹴鞠×ごとばんさん
~隠岐國のけまり交流は、1歳から72歳まで~


令和5年度 ごとばんさん伝統文化未来教室
主催 後鳥羽院顕彰事業実行委員会
共催 海士町/海士町中央公民館
場所 海士小学校体育館
(令和4年度第二次補正予算事業 地域における子供たちの伝統文化の体験事業)

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【 動画 】

「ごとばんさんって、どんな人!?」

後鳥羽院を紹介する紙芝居からはじまった、伝統文化未来教室。
それまで体育館を走り回っていた子も、ちょこんと座って聞き入っていました。

つぎは、けまり体験です。
バスケットゴールを利用した「吊鞠」と「桶鞠」。
基本のお稽古方法です。
子どもたちは、ボールあそびを楽しんでいるようです。

抱っこされていた1歳の子も、カラ-ボ-ルで遊びだしました。
そのうちお父さんの真似をして、足をあげてキック~!
未来の「名足」が生まれた瞬間でした。(笑)

さあ次は、みんなでごとばんさんの記録「2030回」に挑戦・・・ですが、
このとき、蹴鞠の新ルールが誕生しました。

「2000回から数えるよ~!」


今回は、子どもたちだけでなく、たくさんの皆さんとも交流することが出来ました。
研修のために海士町に来られたブ-タンの皆さん。
海士町教育委員会の井筒教育長と職員の皆さん。
そして、タクシーの小島さん。
おかげで、有意義な交流の旅となりました。
お世話になった事務局の皆さん、ありがとうございました。


2023年11月19日

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11月11日 午前の部の記録は、2005回。

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11月11日 午後の部の記録は、2009回。

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11月10日 隠岐國学習センターにて

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11月10日 海士町教育委員会 井筒秀明教育長と面談

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海士町教育委員会 研修室にて

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タクシーの小島さん

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事務局の村尾さん

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宿のご主人と三人で



けまり交流の旅・2023 「戦国武将も蹴鞠をしていたのか?!」
~ 名古屋市中川区、滋賀県長浜市の旅 ~


【動画】



― 1日目 (10月29日) ―
名古屋市中川区 区民まつり。
前田利家生誕の地として知られる中川区荒子で、けまり体験会が実現した。
ちなみに、おとなりの中村区は、豊臣秀吉生誕の地という土地柄である。

「戦国武将も蹴鞠をしていたのか?!」

これまでも、各地で講演会や体験会などに取り組んできたが、
「戦国武将ゆかりの地」は、今年9月の滋賀県長浜市につづき2回目。

今回は、まつり会場に蹴鞠ブ-スと体験会のための広いスペースも準備された。
ブ-ス内では、ビデオやパネルを使って蹴鞠の歴史や鞠づくりを紹介し、
体験会では、定員を上回る方々に参加していただいた。

「はじめて(鞠を)みた。」
「蹴鞠の話をはじめて聞いた!」

ボランティアスタッフの地元の小学生、中学生、高校生たちの親切な対応のおかげで、
吊鞠コーナ-も体験会も人が途切れることなく、大盛況だった。


― 2日目 (10月30日) ―
前田利家の足跡をたどって。
この日は旅のもう一つの目的地として、滋賀県長浜市の賤ヶ岳へ足を延ばした。

琵琶湖と余呉湖をのぞむ雄大な景色に圧倒されながら頂上へ。
そこで出会った方々と、戦国時代にタイムスリップ。
そして蹴鞠の歴史も紹介し、交流を深めることができた。

戦国時代の「蹴鞠文化」については、まだまだ知られていないが、
今回もまた、あたらしい蹴鞠のご縁をむすぶ旅となった。

おわりに
お世話になった、中川区区民まつり実行委員会のみなさん、
小学生、中学生、高校生のボランティアスタッフのみなさん、
そして、
賤ヶ岳で出会ったみなさん、ありがとうございました。


2023年11月6日

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令和5年度 中川区区民まつり 「蹴鞠紹介」 2023年10月29日

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蹴鞠体験ブ-ス

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けまり体験会スタート

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滋賀県長浜市 史跡賤ヶ岳 2023年10月30日

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一期一会 けまり交流の旅・2023



【KEMARI文化を未来へ!】
『源氏物語 若菜上』 ~六条の院の蹴鞠の遊び~


「・・・大将も督の君も、皆おりたまひて、えならぬ花の蔭にさまよひたまふ夕ばえ、
いときよげなり。[蹴鞠は](*)をさをささまよく静かならぬ乱れごとなめれど、所から人からなりけり。・・・」
(新潮日本古典集成『源氏物語 五』より抜粋)


ナイキジャパンの新しいキャンペーン動画が公開された。
(2023年10月11日)
オ-プニングにつづく次の場面は、
「源氏物語 若菜上」を彷彿とさせるような平安時代へとタイムスリップ。
御殿の鞠庭で蹴鞠に興じる若公達の輪の中へ、主人公は、飛び込んでいった・・・。

けまり鞠遊会は、この「蹴鞠シ-ン」の監修と実技指導に携わった。
日本の伝統文化である蹴鞠の魅力を
世界の人々に知ってもらう機会になれば、幸いである。
 
キャンペーン動画

2023年11月1日 けまり鞠遊会 代表・鞠師 池田 游達

(*)但し、『源氏物語 五』の文中の3文字 [蹴鞠は]を注釈として挿入しています。



みなせ野 蹴鞠Week!! 2023年9月20日~24日
その1 みて、さわって、体感 日本の伝統文化「蹴鞠展」2023
その2 蹴鞠講演会 ~伝統芸能を知ろう~
その3 けまり体験会 ~蹴鞠装束を着て、日本の伝統に触れてみよう~


5日間連続のイベントを簡単な動画を添えて、ダイジェストでご紹介いたします。

-その1- 「蹴鞠展」2023

【動画】

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会場風景

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出品目録

国指定重要文化財である 水無瀬神宮 客殿を会場に
今回で通算3回目の開催となりました。

障子をあけ放ち、蚊取り線香に火をつけると
神宮の森からの爽やかな風が、客殿の中を、とおり抜けていきました。
ゆったりとした空間で、ご来場の方々と蹴鞠交流した三日間。
(来場者のべ77名)
蹴鞠の普及活動と鞠づくりの挑戦は、7回目の秋を迎えています。


-その2- 蹴鞠講演会

【動画】

けまりトップ

鞠づくりについて講演する けまり鞠遊会代表・鞠師 池田游達

蹴鞠講演会は、二部構成。
みなせ野KEMARIクラブ会長の津田 嵩さんのごあいさつからはじまりました。

「へえ~、けまりって そうやったんや!」
うなずいたり笑ったり、鞠をじっくりながめたり、和やかな雰囲気の講演会。

「蹴鞠の文化を後世に継承できるようにしていきたい」
みなせ野KEMARIクラブ 事務局長の水無瀬 努さんの閉会の言葉で締めくくられました。


-その3- けまり体験会

【動画】

けまりトップ

秋晴れの水無瀬神宮

昨年から取り組みがはじまった「けまり体験会」も、3回目の開催。
午前と午後あわせて8名の参加者でしたが、
今回はその中に、中学生や若い人も参加してくれました。

「たのしかった。」
「いい経験をさせてもらった。」

2時間の体験メニューは、盛りだくさん!
簡単な蹴鞠の作法の説明から、鞠を蹴ることだけでなく、
最後に自分の着た装束の後片付けまでを体験してもらいました。

いろいろな世代の方々に「蹴鞠」に親しんでもらいたい!
そして、日本の伝統文化について、もっと興味をもってもらい
その中から、次の担い手が出てきてもらえるような体験会になるように!
これからも「蹴鞠の魅力」を伝えていきたいと思っています。

最後になりましたが、
関係各位の皆様へ、大変お世話になりありがとうございました。

2023年10月7日



近世城下町ふるさとまつり~秋の陣~
おとなも こどもも 戦国武将も けまり体験!!
滋賀県長浜市 長浜城豊公園 2023年9月17日


【動画】体験会の様子

滋賀県長浜市に後鳥羽神社がある。

昨年放映された NHK「歴史探偵」後鳥羽上皇と承久の乱 がきっかけで、
長浜市でまちおこしの活動をしている「西黒田ふるさと振興会議」の方と
蹴鞠のご縁がつながり、今回の体験会が実現した。

まつり会場の雁木広場では、武将パレ-ドや火縄銃デモンストレーションなどがおこなわれ、
豊臣秀吉公が長浜城を築き、城下町を開いて450年の記念イベントが開催された。

「戦国武将も戦のあいまに蹴鞠をしていたであろう!?」

「遊び事」であった蹴鞠は、「貴族のたしなみ」から「武士のたしなみ」
そして「庶民の娯楽」へと変遷していった長い歴史がある。

けまり鞠遊会は、蹴鞠文化の奥深さ、楽しさを伝えるために
世界中へ「けまり交流の冒険の旅」に出かけていきたいと考えている。

今年秋の 蹴鞠Week!! 2023 は、ここから始まった!

2023年9月30日

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長浜城豊公園 雁木広場

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体験会スタート

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戦国武将もけまり体験



みなせ野 蹴鞠 Week!!
けまり講演会 ~伝統文化を知ろう~
2023年9月23日(土・祝)
会 場 水無瀬神宮 客殿
第1幕「けまりの歴史を知ろう」 14:00~15:30
講師 村戸弥生 氏 蹴鞠研究家
第2幕「口伝・秘伝の鞠づくり―鹿革游達鞠―」 15;40~16:40
講師 池田游達 けまり鞠遊会代表


この日 第2幕では、
わたし(けまり鞠遊会代表)が、みなさんにビデオを観てもらいながら
「鞠づくりよもやま話」をしようと思っています。

***************
ご縁あって、中国山東省湽博市にある足球博物館へ、日中蹴鞠交流に出かけた。
(2017年3月.)
中国では、一度途絶えた蹴鞠文化の再現と承継に膨大な時間とエネルギーが費やされていた。

「(蹴鞠文化が)1400年も続いている日本がうらやましい。」

この言葉が、私の鞠づくりに「火をつけた」。

蹴鞠にとって絶対不可欠なものは何か?
それは、本物の「鞠」だ!
本物の鞠、すなわち伝統的な作り方の鞠でなければ、
「蹴鞠文化は語れない」と、私は考えている。

口伝をたよりに鹿皮を求め、京丹波町でそれが手に入ることになった。
「これで鞠づくりができる!」

移住を考えるまえに、とにかく京丹波町へ引っ越していた。(2017年10月)
そして美女山の里に、けまり工房をひらいた。

「本当にこんなことで鞠が出来るのだろうか・・・?」
「この道具では良い皮に仕上がらない。何かいいものは・・・?」

触れたことのない生の鹿皮。
しょっぱなから、悪戦苦闘の日々だった・・・。
***************

是非、お越しください。

2023年9月16日 けまり鞠遊会代表 池田游達

【鞠づくり動画】

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足球博物館(2017年3月30日)

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足球博物館に鞠を寄贈

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チラシ



みなせ野で 蹴鞠を知って みて 体験できる 5日間
~2023年9月 蹴鞠 Week !! ~


文化、芸術の秋!
「この道の長者」後鳥羽院がこよなく愛した みなせ野の地で、
秋のさわやかな「蹴鞠の風」に吹かれてみませんか。
みなさんのご来場をお待ちしています。

日 程 スケジュール表をご覧ください。
会 場 水無瀬神宮 客殿および、境内(大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24)
アクセス JR島本駅 または、阪急水無瀬駅から 徒歩10分
詳しい内容、お問い合わせは、チラシをご参照ください。

2023年9月5日

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蹴鞠 Week!! スケジュール表

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第1弾 見て・さわって・体感 日本の伝統文化「蹴鞠展」2023

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第2弾 けまりって? ~伝統芸能を知ろう~ 「蹴鞠講演会」

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第3弾 けまり体験会 ~蹴鞠装束を着て日本の伝統に触れてみよう~



2023年 みなせ野秋の蹴鞠イベント ~関連企画~
見て・さわって・体感 日本の伝統文化「蹴鞠展」2023


国の重要文化財に指定されている水無瀬神宮の客殿で、
日本の伝統文化にふれてみませんか!

今回で3回目となる「蹴鞠展」2023 を開催します。
ご来場をお待ちしております。

〈ご案内〉
日 時 9月20日(水)13:00 ~ 17:00
    9月21日(木)11:00 ~ 17:00
9月22日(金)11:00 ~ 15:00
会 場 水無瀬神宮 客殿 (入場無料)
住所/〒618-0011大阪府三島郡島本町広瀬3丁目10-24
アクセス/阪急「水無瀬駅」徒歩10分、JR「島本駅」徒歩10分
駐車場/あり(バス利用の場合は、要予約)
主 催 けまり鞠遊会
共 催 みなせ野KEMARIクラブ、アトリエ蒼天
協 力 水無瀬神宮
出品協力 豊田裕章氏(国際日本文化研究センター客員教授)
展示内容 鹿革游達鞠
口伝・秘伝の鞠づくり解説、製作工程表および、サンプル
蹴鞠関連資料
   水無瀬離宮 復元模型(豊田裕章氏制作)   
   けまり鞠遊会制作プロモーションビデオ 上映
    ・チ-ムKEMARI編         
    ・鞠づくり編              
    ・蹴鞠の歴史(前編・中編・後編)    
    ・和、京丹波美女山の里の自然編  など 
問合せ アトリエ蒼天ホームページからメールでお願いします。
(ページ最下部のメールアイコンをクリック)
    【URL】https://atorie-aozora.jp

2023年8月27日

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案内チラシ「けまりくん」



おもしろ楽しい蹴鞠との出会いのひととき「けまり体験会」 ~その2~
2023年8月5日(土)篠原体育館(旧和知第2小学校体育館)


参加者の感想を紹介します。

・はじめて参加させていただきました。初対面の方ばかりでしたが、和気あいあいと鞠が蹴れた事がたのしかった。

・ケ-ブルテレビ(の放送で体験会の様子)を見ていたので、一度体験したいと思っていた。

・高齢のためスポ-ツは? と、思っていましたが、蹴鞠なら自分なりに楽しめると感じた。また、参加します。

・前から、一度体験したいと思っていました。また次回も参加させていただきます。

・むずかしかったけど、吊鞠はおもしろかった。

・お正月の下鴨神社の「蹴鞠はじめ」を見たことがあります。
簡単そうに蹴っておられたが、百聞は一見に如かず、見るとやるとでは大違いでしたが、楽しかったです。

・平安貴族が、蹴鞠に一生懸命だった(という)話がおもしろかった。自分で蹴ってみて難しさが分かった。

・1500年もの伝統ある蹴鞠を実際に京丹波町で体験できるということは、すごい事です。

・けまり体験は2回目ですが、今回は装束を着せてもらいました。くつ(鴨沓)は、とても蹴りやすかったです。

・これから始まる「京丹波千年プロジェクト」の記念すべき日ですね!
けまりをしっかり蹴って運気上昇と行きましょう!


【参加者】のべ29名(目標50名) *新聞発表は13名


みなさん、おつかれさまでした。また、体験会でお会いしましょう!

2023年8月22日

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記念写真

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京都新聞丹波版(2023年8月6日付)



おもしろ楽しい蹴鞠との出会いのひととき「けまり体験会」 ~その1~
2023年8月5日(土)篠原体育館(旧和知第2小学校体育館)

「初対面の方ばかりでしたが、和気あいあいと鞠が蹴れた事がたのしかった。」


【動画リンク】
体験会の様子


今年7月に発足した、チ-ム京丹波(発足準備委員会)と
京丹波町国際交流協会が主体となって開催した「けまり体験会」。

目標は、蹴鞠の人と人をつなぐ豊かな心、力を活かした地域のまちづくりや活性化。
もちろん、日本の伝統文化である「蹴鞠」の普及も大きな柱のひとつである。

また京丹波町では、和知人形浄瑠璃などの伝統芸能も継承されており、
今回の企画は「食と文化の国際交流の里・京丹波」をめざす
はじめの一歩、と位置づけた。


蹴鞠は、6世紀中頃に中国から伝わってとされ、
まもなく1500年の歴史になろうとしている。
この長い歴史の中で、蹴り方や作法、装束などの変遷をとげて現代にまで伝わっている。
「あたらしい時代の未来の人たちにつなげたい」
けまり鞠遊会は、この伝統文化の普及と鞠づくりの継承をめざす。


体験会では、
70歳代~小学1年生までの参加者が、一緒になって「鞠あそび」を体験。

「初対面の方ばかりでしたが、和気あいあいと鞠が蹴れた事がたのしかった。」
「高齢のためスポ-ツは・・・と思っていたが、蹴鞠なら自分なりに楽しめる」

この日は、朝から30℃をこえる暑い日になったが、
みんなは、汗だくになりながら、鞠を追いかけていた。

京都府地域交響プロジェクト交付金 申請事業
「京丹波シンフォ ~千年先までプロジェクト~ 第一楽章「序奏」(1年目)

2023年8月14日

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鞠づくりの説明

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当日のプログラム



おもしろ楽しい蹴鞠との出会いのひととき「けまり体験会」
2023年8月5日(土)開催します。


【後援】
京都府南丹広域振興局、京都府教育委員会、京丹波町、京丹波町教育委員会、一般社団法人京丹波町観光協会


「けったらわかる」

この言葉は、けまり鞠遊会代表の池田游達がまだ若かりし頃、
今は亡き蹴鞠の大先輩から「もらった言葉」です。

蹴鞠歴47年、京都市伝統行事・芸能功労者(2010年10月)でもある
池田游達が、「蹴鞠の魅力」をお伝えいたします。
多くのみなさんのご参加をお待ちしています。


2023年7月30日


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チ-ムKEMARIのあたらしいキャラクター



蹴鞠装束を着て日本の伝統文化に触れてみよう。
「けまり体験会」2023年5月28日 於/水無瀬神宮


昨年秋に引き続き、
みなせ野KEMARIクラブ主催の「けまり体験会」が開催された。

まずは、蹴鞠装束に着替えて記念写真。
普段から和服を着慣れていない参加者も装束を着けると颯爽とした姿になった。

午後の部の4人の方々は、はるばる愛知県からご参加された。
地元でさまざまなイベントを開催されていて
「蹴鞠をよく知らないので、まず自分が体験するために参加した」とのこと。
あたらしい蹴鞠のご縁に感謝!!

【動画リンク】


今年度(2023年)から新しい取り組みとして
蹴鞠の「人と人のつながりを豊かにする力」を活かした事業をはじめるために
「京都府地域交響プロジェクト交付金」に交付申請書を提出(6月20日)。

事業名 京丹波シンフォ~千年先までプロジェクト~
目的は3つ
住んでいる人が住み続けたいと願う地域をめざす。
都市部の人が移住したいと願う地域をめざす。
地元の食文化、伝統文化を活かした京丹波ブランドを想像(*)し、観光、国際交流の里・KYOTAMBAをめざす。
(*)想像/すでに知っている事実・観念をもとにして、新しい事実・観念を作ること

地元の方々や関係人口の方々のご協力を得ながら、
蹴鞠の輪を全国から世界へ広げていきたい!!と考えている。


2023年6月25日


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けまり体験会の様子/水無瀬神宮 2023年5月28日

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読売新聞記事/2023年5月29日付



蹴鞠監修と実技指導 ―2023年5月30日―


― 4月17日 ―
映像制作会社からメールが届いた。

某社キャンペーン動画の企画資料の中に「蹴鞠シ-ン」があり、
その監修と実技指導が出来るか否かの問い合わせだった。
打ち合わせを重ねた結果、けまり鞠遊会が担当することになった。

―撮影当日 午前4時30分 ―
宿泊先のホテルを出発し5時まえに現地入り。
楽屋ではすでにメイクをすませた出演者たちが待機していた。

制作スタッフの共通言語は英語。
緊張感ただようなか、選ばれた鞠足役の4人の出演者に実技指導。
サッカ-とはまったく違う「蹴鞠の作法」と「鞠の感触」を確認してもらう作業。

― 午前8時30分 ―
装束を着けた出演者たちとバスで移動。
リハーサルを繰り返したあと、
「本番!」の合図に緊張は最高潮に達していた。

モニタ-画面をチェックする監督。
長時間におよぶ撮影がすすむにつれて細かい指示が出されていった。
そして、
監督から「So good!」が出たときは、拍手がわきおこった。
ハードな撮影現場だった。

この動画(その中の一場面に蹴鞠シ-ン)は、世界に流れる予定らしい。
世界の人々に日本の「蹴鞠」を知ってもらう機会になればと願っている。

蹴鞠シ-ンの撮影が終わったのは、昼過ぎだった。


2023年6月5日  けまり鞠遊会 池田游達


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関東方面へ出発

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ロケ地



蹴鞠の“たのしさ”伝えたい!!
~蹴鞠 特別講座~
京都府立園部高等学校附属中学校 2023年5月13日


「全学年113名に蹴鞠体験をお願いしたい」

京丹波町観光協会を通じて学校からご連絡をいただいた。
もちろん、即答でお受けした。
蹴鞠の体験授業は、けまり鞠遊会設立当初からの目標である。

これまでも様々な体験会や講演会、実技の講義に携わってきたが、
中学生113名の大人数は初めて、与えられた時間は50分。

「短い時間で何ができるのか?」
「目的は、蹴鞠のたのしさを伝えること!!」

担当の先生方と何度も打ち合わせをかさねて当日を迎えた。
鞠づくりの解説のあと、
まずは小グル-プに分かれて蹴鞠体験スタート。
最初はカラーボールを足にあてるのもままならない様子だったが、
つぎに学年別大グル-プに分かれて「目標5回」に挑戦!
「鞠」の感触を体験してもらった。

「回数を競うのではなく、みんなで協力して目標達成することが大事です。」

少しずつ鞠が続きだすと歓声があがり、飛び跳ねて喜ぶ生徒たち。
拍手も湧き上がってうれしい瞬間だった。

翌日5月14日付の京都新聞・丹波版に記事が掲載され、18日付夕刊でも配信された。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1024731

同じく取材に来ていた南丹市ケーブルテレビ、京丹波町ケーブルテレビでも
この様子が放映される予定になっている。

今回の特別講座では、
担当の先生の多大なご協力のおかげで無事に終えることが出来ました。
三井田先生、お世話になりありがとうございました。
生徒のみなさんに蹴鞠のたのしさを伝えることが出来たなら、幸いです。

関係各位の皆様へ
このような機会をいただいたことに感謝申し上げます。


2023年5月21日 けまり鞠遊会・チ-ムKEMARI


【動画リンク】


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校門・史跡園部城址

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鞠づくりの解説風景

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京都新聞・丹波版2023年5月14日付



けまり体験 2023年5月28日
~参加者大募集!~

主催/みなせ野KEMARIクラブ
共催/けまり鞠遊会
後援/島本町教育委員会


昨年につづいて、今年も開催します。
ご参加お待ちしています!

お問い合わせ 水無瀬神宮 まで
TEL 075-691-0078
FAX 075-962-2014

*詳細はチラシをご覧ください。


2023年5月7日


【動画】みなせ野お稽古会・2023年4月30日



けまりチラシ

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参加者大募集!



ビデオが完成!
~『蹴鞠の里 京丹波町』をめざして 3・11蹴鞠シンポジウム~


2023年3月11日に開催された
京丹波町観光シンポジウムのビデオが完成しました。

【動画・ロングバージョン】

【動画・ショ-トバージョン】

前半の講演では、講師の話に聞き入る参加者のみなさん。
その中にはメモをとる方もおられました。
後半では、歓声をあげながら楽しんでいる蹴鞠体験の様子など
ぜひ、ご覧ください。

またこの日は、京丹波町の広報の取材もあり、
後日、地元ケーブルテレビでも放送されたのに続いて
広報誌「広報京丹波」4月号にも記事が掲載されました。

「蹴鞠体験、たのしかった」
「ケーブルテレビ見たよ」

うれしくもたくさんの方から声をかけてもらいました。
ありがとうございました。
これからも、『蹴鞠の里 京丹波町』めざして、普及活動をがんばっていきます!
みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。

蹴鞠、あなたもはじめてみませんか!
けまり鞠遊会・チ-ムKEMARIは、仲間を募集しています。


2023年4月23日


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広報京丹波 2023年4月号

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体験会の様子<京丹波ニュ-スの映像より>

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平成31年2月16日放送<京丹波ニュ-スの映像より>

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「すごく楽しかった」<京丹波ニュ-スの映像より>



「将軍家康、鞠ヲ獻ズ」
~『御湯殿上日記』~


今年の大河ドラマは徳川家康が主人公ですが、
先日(2023年3月26日)の放送で蹴鞠のシ-ンがありました。
のちに蹴鞠の名手となる今川氏真が、徳川家康とはじめて出会った少年時代。
硬い表情の家康に「一緒にやろう」と言って鞠をわたす場面です。
鞠遊びをする二人の様子は、ひと時、心を和ませてくれました。

戦国時代の武士たちも蹴鞠をしていたのですね。
次のような文献も残されています。

「将軍家康、鞠ヲ獻ズ」
〈参考:『御湯殿上日記』慶長九年(1604年)五月十七日〉

江戸幕府開設の翌年にあたる1604年、
征夷大将軍となった徳川家康は、後陽成天皇に「鞠を献上した」というものです。

蹴鞠は長い歴史の中で「遊び事」から「芸道」へと発展し
「貴族のたしなみ」から「武士のたしなみ」、そして「庶民の娯楽」へと変遷していきました。

「平安貴族の優雅な遊び事」として知られている蹴鞠は、
江戸時代には庶民の中にも蹴鞠の名足があらわれて、
鞠を自由自在にあやつる「曲鞠」が大流行していました。
菊川國丸の「風流 曲手満里」の絵は有名です。

また、平安時代の古典作品である
源氏物語「若菜 上」の中にも蹴鞠の場面がでてきます。

**********
「(蹴鞠のあと、宮さま)以外の殿上人は、簀子に円座を敷かせておすわりになり、
無造作に椿餅、梨、みかんといった食べ物がいろいろ箱の蓋に盛り合わせてあるのを、
若いひとびとは、はしゃぎながら取って食べている。(以下省略)」
〈参考:「古典がおいしい!平安時代のスイ-ツ」著者 前川佳代 宍戸香美〉
**********

貴族たちも蹴鞠で汗をかいてお腹がすくと
お酒をのんだりご馳走を食べたりしていたのでしょうね。

歴史を知れば知るほど奥が深く、
現代の生涯スポーツにも通じる蹴鞠は、
はじめて出会った人たちが仲良くなれるコンテンツだと言えます。

けまり鞠遊会・チ-ムKEMARIは、
あたらしい蹴鞠の風「おいしい蹴鞠」を興します。


2023年4月9日


【動画リンク】
「一緒にお稽古しましょう!」みなせ野お稽古会 2023年4月2日


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蹴鞠シ-ン
(NHK大河ドラマ「どうする家康」2023年3月26日放送より)

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椿餅(地産地消の食材を使った古代スイ-ツを試作中)

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鞠装束(けまり鞠遊会 新調)
袴の生地は、静岡県掛川市特産の葛布(伝統工芸品)



伝統文化を絶やさぬよう伝承していかねば!
『蹴鞠の里 京丹波町』をめざして
~第11回 京丹波町観光シンポジウム 2023年3月11日~


今年度(2022年)の京丹波町観光シンポジウムのテーマが
「蹴鞠」に決まった。

京丹波町には、
和知太鼓、和知人形浄瑠璃、小畑万歳、瑞穂鼓太鼓、丹波八坂太鼓などの
伝統文化を大切にしてきた歴史がある。
スポーツでは、ホッケーの聖地としても有名で、
秋には「丹波ロ-ドレ-ス」や「食の祭典」など様々なイベントが開催されている。
(「食の祭典」は「京丹波マルシェ」として昨年からリニューアル)

シンポジウム当日は、お天気にもめぐまれ絶好のけまり日和。
蹴鞠の歴史、鞠づくりの講演のあと
けまり体験では和気あいあい、広い会場は笑顔と歓声に包まれた。

観光協会や地元の皆さんのご協力のおかげで、
40名の参加者でシンポジウムは大成功。
これを機に、蹴鞠の輪をもっともっと広げていきたい。

シンポジウムのあと、たくさんの方からメッセージをいただいた。
その一部を紹介させていただきます。(順不同)

****************

庄崎博蔵氏(一社)京丹波町観光協会 理事、芋屋 京丹波博蔵 自然農園
シンポジウムは通常は固いイメージですが、今回は、蹴鞠体験もあって和気藹々。
しかもゴムボールだけじゃない、本物の蹴鞠を蹴れる蹴れる。
日本中探してもここ京丹波町だけ!蹴鞠の鞠師は日本にたったお2人。
秘伝口伝の世界で日本の文化を守る若き後継者も必要です。
是非蹴鞠体験をこれからも行っていきますので若き伝承者へ繋げていきたい。

西黒田ふるさと振興会議 様
昨日はお世話になり有り難うございました。
大変有意義な時間を送る事ができ感謝申し上げます。
蹴鞠の歴史の中で、後鳥羽上皇の話が出た時は、何かご縁を感じずにはいられませんでした。
是非、滋賀・長浜市へお越し頂き、蹴鞠文化をご教授頂きたいと考えております。有り難うございました。

西山芳明氏(一社)京丹波町観光協会 副会長
参加した方々に感想をお伺いしましたところ、「初めて蹴鞠のことがよくわかり、
体験までできてとても良かった」と大好評でした。
(中略)これからも益々ブームが盛り上がりますよう協会でも頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。

岩田恵一氏(一社)京丹波町観光協会 会長
お疲れ様でした。蹴鞠の奥深さを実感、体感しました。
日本に二人程の鞠作りの貴重な存在である池田さん、伝統文化を絶やさぬよう伝承していかねば!

****************

最後に
地域のボランティア活動のため、当日参加できなかったけまり鞠遊会々員のT氏からのメッセージを紹介します。

「(前略)鹿革の鞠、蹴鞠について話してきました。
皆さん(蹴鞠のことを)ご存知なく(中略)もっともっといろんな方にお伝えしますね。」

あらためて、関係各位の皆様へ感謝申し上げます。
これからも蹴鞠の普及活動に精進していきます。


追伸
シンポジウムの司会を勤めてくれた けまり鞠遊会 田端さん、田中さん、
お疲れ様でした(^v^)/


2023年3月19日 けまり鞠遊会 代表・鞠師 池田游達


【動画リンク】
『蹴鞠の里 京丹波町』をめざして
*これとは別にプロが撮影したシンポジウムの様子は、後日あらためて公開いたします。

講演会でながした「けまり鞠遊会プロモーションビデオ」
1本目「和」編
2本目「鞠づくり」編


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山村開発センターみずほ

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打ち合わせ中

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鞠の説明

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蹴鞠体験スタート



『蹴鞠の里京丹波町』をめざして~3・11蹴鞠シンポジウム
講師プロフィール紹介(2) けまり鞠遊会・鞠師 池田游達


口伝の鞠づくりを紐とき「鹿皮のなめし」から製作する唯一無二の鞠師。

プロ野球選手をめざして“野球ひとすじ”の少年時代。
野球を断念したが、ほかに打ち込めるモノを探した。

ゴルフ、テニス、マラソン、茶道、謡。
そして、25歳で蹴鞠と出会いのめりこんでいった。

2010年 京都市伝統行事・芸能功労者 表彰。
2017年3月 日中けまり交流の旅(中国山東省湽博市臨湽 足球博物館)
2017年10月 京丹波町に移住。美女山の里にけまり工房をひらき、口伝の鞠づくりを開始。
2018年6月 けまり鞠遊会設立、普及活動を開始。
現在、蹴鞠歴47年目。
口伝の鞠づくりの後継者は、まだ一人もいない。


講演(2)「京丹波町に移住!?~蹴鞠のプロをめざして」では
「鞠づくり」と、京丹波美女山の里の自然を紹介した「和」の
2本のビデオを観ていただきながらお話しいたします。


2023年3月3日

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美女山をバックに

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「鞠づくり」撮影風景

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畑仕事で体力づくり



『蹴鞠の里京丹波町』をめざして~3・11蹴鞠シンポジウム
講師プロフィール紹介(1) 蹴鞠研究家 村戸弥生氏


石川県生れ。
金沢大学卒業後、同大学大学院修了(学術博士)、蹴鞠を主とした古典芸能史を専攻。
金沢大学非常勤講師、霊山大学国際学部専任講師を経て、
現在、金沢美術工芸大学等非常勤講師。

著書『遊戯から芸道へ』。
最新の論文「後白河院の頃の蹴鞠」等。
近年は、蹴鞠口伝書の翻刻ならびに現代語訳に努めている。

当日は遠路はるばる金沢からお越しいただきます。
講演(1)「蹴鞠ってなあ~に?」お楽しみに!


2023年2月27日

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蹴鞠研究家 村戸弥生氏

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小竹荘の前で(2022年正月)



『蹴鞠の里 京丹波町』をめざして ~寄贈鞠「癸卯」~
池田游達からのメッセージ

蹴鞠の楽しさは「蹴ったらわかる」―3・11蹴鞠シンポジウム


鹿皮を求めて京丹波町に移り住んで6年。
やみくもに突き進んできたが、間違いではなかったと今は確信している。

1500年にもなろうという蹴鞠の歴史の中で、
47年かかわり「蹴鞠人生の総仕上げの鞠づくり」に挑戦した6年間。
この先に光りがほのかに見えてきた。

鹿革游達鞠は出来上がった。
これからは存分に蹴鞠を楽しんでほしい。
蹴鞠の楽しさはなにか?私の師匠いわく「蹴ったらわかる」


3・11 蹴鞠シンポジウムに多数のご参加をお待ちしています。
当会に寄贈していただいた江戸末期の鞠の修復を終え、
銘を「癸卯」(きぼう)と名付けました。
会場に持参しますので是非、ご覧ください。

【メモ】
「寄贈鞠」2023年・干支「癸卯」に生まれ変わった鞠
音読み:きぼう/訓読み:みずのとう


2023年2月22日 けまり鞠遊会 池田游達

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前列右から2番目:游達(2022年10月30日 水無瀬神宮けまり体験)

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寄贈鞠「癸卯」

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美女山の里に暮らす



『蹴鞠の里 京丹波町』をめざして ~蹴鞠を身近なものに~
村戸弥生氏からのメッセージ

3・11 京丹波町観光シンポジウム


「蹴鞠」というとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。

テレビ映像などで、綺麗な装束を着て、風変りな掛け声を掛けながら、
鞠を蹴り上げて空中パスし合っている様子を御覧になった方もあるかと思います。

蹴鞠は平安時代の終わりころから
京都のお公家さんの間で様式が整えられていきました。
そして
江戸時代には町人や農民といった庶民にも広がりました。

この講演ではおおまかな蹴鞠の歴史について画像をみながらお話しいたします。蹴鞠を全くご存じない方でも大丈夫!
きっと身近なものに感じていただけると思います。
蹴鞠体験の時間もありますから、
みんなと一緒に『蹴鞠の里 京丹波町』を目指しましょう。

蹴鞠研究家 村戸弥生


2023年2月18日

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右から 講師の村戸弥生氏、蹴鞠像、池田游達(於:サンガスタジアム)

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案内チラシ

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会場の下見に行ってきました(2023年2月16日)

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京丹波町山村開発センターみずほ



「蹴鞠ってなあ~に?」


『蹴鞠の里 京丹波町』をめざして! ~第11回京丹波町観光シンポジウム 2023年3月11日(土)
蹴鞠研究家 村戸弥生氏とけまり鞠遊会の池田游達が、けまり・KEMARI・蹴鞠の話で盛り上がります!
ご来場お待ちしております。


2023年2月11日

けまり



【KEMARI文化を未来へつなぎたい】
~けまり交流の旅・愛知県刈谷市(2022年12月20日)~

刈谷で蹴鞠とのご縁を探す!
けまり交流の旅1日目は愛知県刈谷市へ


刈谷市は、愛知県のほぼ真ん中に位置し三河地方に属します。
現在では愛知県でも有数の工業都市ですが、縄文時代からの歴史ある街です。
(地図でいうと名古屋市の南東、三河湾に面していて 海の幸が豊かな土地柄。縄文時代からの文化が栄えたのも納得です。)

今回は刈谷市歴史博物館を見学しました。
ここは、展示エリアが「歴史ひろば」と「お祭りひろば」に分けられています。
歴史ひろばでは、縄文時代、戦国・江戸時代、近代初期の織機に関する展示があります。
なかでも注目したいのが戦国・江戸時代の展示です。

2023年の大河ドラマの主人公は、徳川家康です。
家康は、刈谷市の東に位置する岡崎市にある岡崎城で生まれました。
幼い頃は「竹千代」という名前であったことは皆さんよくご存知だと思います。

家康の生母は於大(おだい)の方です。
於大の方は、刈谷城主水野忠政の子として生まれました。(松平家へ嫁ぐ)
岡崎城で家康を出産し、松平氏と離縁した後も現在刈谷市にある「椎の木屋敷」で暮らすなど、実は刈谷市とゆかりのある方です。
蹴鞠にまつわる展示はありませんでしたが、
刈谷城の模型には蹴鞠ができるような広い庭もあり武士同士で蹴鞠をしていたかも?!しれません。

愛知県は、日本三大武将の出身地と言われています。
(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)

ですから、どうしても「戦のイメージ」が強いですが、
江戸幕府開設の翌年にあたる1604年、
征夷大将軍となった徳川家康は、後陽成天皇に「鞠を献上した」という文献も残っています。

[参考]
「将軍家康、鞠ヲ獻ズ」
『御湯殿上日記』慶長九年(1604年)五月十七日

戦乱の時代でも鞠を嗜む文化があったことが想像されます。

さて、私はというと・・・!
職場で蹴鞠の輪を広めるべく、けまり鞠遊会の活動を紹介することがありますが、蹴鞠は、「平安貴族の文化」のイメージが強かったり、
そもそも蹴鞠を知らないといった反応が返ってきます。

わたし自身も、貴族の雅な遊びのイメージが強かったのですが、
蹴鞠の普及活動に参加するなかで、
「蹴鞠は庶民も嗜むスポーツであった」ことなどを知りました。

たとえば、
実際に屏風絵に蹴鞠をしている姿が描かれているのを発見したりすると
一般的に嗜まれていたことがよく分かります。
今後も視野を広げて蹴鞠のご縁を探していきたいと思います。


2023年2月5日 けまり鞠遊会・愛知支部 田中 茉帆

【動画リンク】

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刈谷市歴史博物館

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天下の奇祭 刈谷万燈祭

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刈谷の歴史を学ぶ田中氏(右下)



蹴鞠文化との出会い(4) 学んだこと・大切なこと
~京都光華女子大学 受講生のレポートから~

日本文化の理解「蹴鞠の文化」
一般社団法人 三菱みらい育成財団 2022年度 助成事業


2回の講義をうけて(2022年12月10日、17日)
受講生たちの意見や感想を聞かせてもらいました。

「学んだこと」「大切だと思ったこと」

そこには真面目で率直な、若い世代たちの新鮮な感性があふれていました。
その一部を抜粋して紹介いたします。

***** 講義レポート 一部抜粋 *****
(受講生のレポートの掲載については、大学側の了承を得ています。)

・蹴鞠のことを学ぶことで、日本の歴史も同時に知ることができた。

・たくさんの歴史があるスポーツということを知り、
大切にしていかないといけない文化だと思いました。

・(鞠作りの技術を継承していくためには)蹴鞠を広めることにより、
職人の危機も知ってもらう必要がある。

・この機会にいろいろな人に蹴鞠について話してみて、
少しでも興味を持っている人を増やしていきたいと思いました。

・現代のグローバルな多人種の社会で蹴鞠を通して
コミュニケーション能力を養っていくという新たな視野を見出すことができた。
(中略)このような力を今のうちから身につけておくことにより、
将来の夢を実現できることにつながると考えた。

・蹴鞠について本当に多くのことを学べて、
様々な知識も増えて改めて日本の文化の凄さなども感じることができた。

・蹴鞠には私たちの知らなかった歴史がたくさんあるということがわかった。

・日本の伝統的な文化を絶やさないために、もっと関心を持ち日々学んでいきたいと思いました。

・伝統を守り続けていくことは大事だが、そうすることでどんどん現代とのギャップが生まれていき、
人々が敬遠してしまうことに繋がったのだと考える。
(中略)人々が蹴鞠に親しみを持つことが、蹴鞠の競技人口を増やすことや、
鞠の職人を増やしていくことに繋がっていくと考える。

・(蹴鞠を体験して)時間を忘れるほど面白く、ルールも老若男女にでも分かりやすいものだったため、
現代まで愛される理由が理解できた。

・私のように多くの人が蹴鞠という文化に触れたり、知る機会がほとんどないと思います。

・(鞠を)持たせてもらった時の軽さはずっと覚えているだろうなと思うぐらい軽くて凄く驚きました。
今でも鞠が工場などで生産されるものではなく1つ1つ人の手によって時間をかけて、
大切に作られていると知って、貴重な事を教えて貰ったんだなと思いました。

・(けまり体験)私たちのグループはボールを受ける回数はそれほど多くありませんが、
本当に楽しかったし、面白かったです。

・(けまり体験)練習を繰り返し、ボールをきれいに真上に上げられたときはとても嬉しかった。

・身近な人に蹴鞠は凄いスポーツだということを話して、
その人たちにも広めてもらいもっと蹴鞠をする人口を増やしていきたいと思います。

・チ-ムで(鞠を)繋げる楽しさを感じる実技授業でした。
(中略)本物の鞠で蹴鞠をすることでより蹴鞠を深く学ぶことができた授業でした。

・今回の授業で初めて蹴鞠について学びました。
名前は誰でも聞いたことがある日本の伝統文化ですがこんなにも奥深い文化であることを初めて知り、
大変興味を持つことができました。

・実際に鞠を触ってみて、思っていたより硬くなく、柔らかすぎずの弾力で、職人の技術を感じた。

・この授業を受講するまでは日本の伝統文化について知る機会が少なく、
蹴鞠という競技があることすら知らなかった。

・蹴鞠という日本の文化を継続させていくためには
鞠作りの文化を引き継いでいく人が必要であるととても思いました。
(中略)細部にまでこだわりがあることに鞠作りの奥深さがあるのだと思いました。

・教科書や映像で何度か蹴鞠をしている人の姿を見たことはあったが、
とても難しく身近なものではないというイメージがあったため、
この授業で今まで知らなかった蹴鞠について詳しく知ることができてよかった。

・2回の授業に分けて蹴鞠のことを知って、勝ち負けがなく終わり方もルールもシンプルだけど
誰もが楽しめる蹴鞠は素晴らしいものだということを学んだ。
1つのことを極めることの凄さと勝敗にこだわらず楽しむ、
そういった人間性など今後自分の課題になるようなことを知ることが出来た。

・蹴鞠に限らずどの文化も伝える人がいなくなっては途絶えてしまう。
私も蹴鞠の楽しさを多くの人に伝えたいと思う。

・蹴鞠のコートに4本の木を配置することが印象的であった。
配置する木は桜・柳・楓・松の4種類でそれぞれの木が四季を表している。
このことから蹴鞠は春夏秋冬通して行なわれていたものであると思った。

・見ているだけでは少し簡単そうに見えても、実際行ってみると簡単ではないと感じた。
蹴鞠の人たちはたくさんの練習を重ねているとわかった。

・蹴鞠は競技とは言っても、決して勝ち負けにこだわるものではなく、
できるだけ長く蹴り続けられるのかということを楽しむということを知って、
わたしはいかにも貴族らしい競技だと感じました。

・中国から伝来してきたものが今まで伝統として残っているという事に驚きました。
(中略)蹴鞠の文化について学び、京都には素晴らしい伝統文化が残っているということが、学べました。

・私がもしも、平安、鎌倉時代に生きていたら、
ジャンプに連載できるくらいの蹴鞠物語を書いていたかも知れません。
その時は是非とも後白河上皇との対談を実現させたいです。

以上

京都光華女子大学の朝比奈英夫先生、受講生のみなさん、
ありがとうございました。
今後の普及活動の励みとさせていただきます。

2023年1月28日 けまり鞠遊会 代表・鞠師 池田游達


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村戸弥生先生と受講生たち(2022.12.10)

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お疲れ様でした!(2022.12.17)



蹴鞠文化との出会い(3)
京都光華女子大学 「日本文化の理解」―蹴鞠―
(一般社団法人 三菱みらい育成財団 2022年度助成事業)

~レポートによせて~
けまり鞠遊会 代表・鞠師 池田 游達


昨年度に続き、2回目の講座を担当。

12月10日
村戸弥生先生による「歴史」
けまり鞠遊会による「鞠作り解説」、「装束の着付け実演」
12月17日
体育館にて実際に鞠を蹴る「蹴鞠実技」

講義のあと、
受講生たちの体験レポートを拝見させていただいた。

全体を通して多かったのは
「蹴鞠がある事すら知らなかった」
「蹴鞠は聞いたことがあったがこんなにも奥深い文化であることを初めて知った」等々。
その他にも同様の意見や感想が述べられていた。

また、こんな耳の痛い意見があった。
「伝統を守り続けて行くことは大事だが、そうすることでどんどん現代とのギャップが生まれていき、
人々が敬遠してしまうことに繋がったのだと考える」

あらためて、普及活動の重要性を痛感した。


鞠作り解説、装束の着付け実演の講義では、
伝統的な技術の保存、継承の重要性にも関心を示してくれた。
けまり体験の実技では、
見た目の簡単さと、実際に鞠を蹴る難しさとのギャップ、
その反面、仲間と蹴りつなぐ「楽しさ」を体感してくれたようだった。

レポートのまとめとして多かった感想では、
「友達や家族にも蹴鞠を伝えて、広めたい」
「1400年続く歴史を途絶えさせないように、私たちが関心を持っていくべきだ」

今回の講義をとおして若い世代にも
日本の伝統・文化に興味、関心を持ってもらえたら嬉しいと思う。

蹴鞠文化を未来につなげたい!
けまり鞠遊会は、蹴鞠文化の継承と後継者育成を目的として
これからも、普及活動に専念します。


***** けまり鞠遊会顧問団からのメッセージ *****
特に大学生は自由に発想できる時間を持つ世代です。
蹴鞠を知ることで歴史の時間の流れをも実感できるでしょう。

2023年1月21日


【動画リンク】
総集編

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村戸弥生先生の講義

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装束の着付け実演

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けまり体験



蹴鞠文化との出会い(2)
~京都光華女子大学 2022.12.17~

日本文化の理解「蹴鞠の文化」
一般社団法人 三菱みらい育成財団
2022年度 助成事業「21世紀型 教養教育プログラム」


12月17日(2回目)
この日は、けまり体験の実技です。
まず最初は、蹴鞠の基本の基本「足運び」の練習です。

「イチ、ニー、サン」

三拍子のリズムで鞠を蹴るイメージトレーニング。
これを「空鞠(からまり)」と言います。

つぎはカラーボールを使って、実際に鞠を蹴るための練習です。
サッカ-とはちがい
右足だけで膝を曲げずに上に蹴りあげることが蹴鞠の特徴の一つですが、
受講生たちは「膝を曲げてしまう!」と苦戦しながらチャレンジしていました。

その次は、鎌倉時代から実際に行われていた蹴鞠の練習方法である
「吊鞠(つりまり)」と「桶鞠(おけまり)」の体験です。

吊るした鞠を何度も蹴り返す「吊鞠」では、
最初に練習した足運びを生かしながら何度も繰り返しているうちに、
力加減を掴んでいるようでした。

「桶鞠」は本来、
桶を逆さまにしてその中に蹴鞠を蹴り上げる練習方法ですが、
今回は体育館のバスケットゴールを代用。
これは難易度が高い練習方法ですが、
なんと!
ボールを5回中3回もネット内に上げることができた受講生もあり、
一同、思わず拍手喝采でした!!

最後のまとめとして、
3チームに分かれて「あらそいの鞠」を行いました。
これは、蹴鞠の遊び事のひとつで、
名前に「あらそい」と入っていますが、決してチーム対抗戦ではありません。
チームごとに決めた目標回数の達成をみんなで目指す「遊び」です。

「目標5回!」に挑戦してもらいました。
この日の記録は4回でしたが、
鞠がつづくと歓声があがり楽しんでいる様子でした!

今回の2回にわたる実技の講義ではじめて蹴鞠を体験した受講生たち。

わずかな時間でしたが、
最初に「蹴鞠を実際に見たことがある人?」とたずねた時より、
「蹴鞠文化」というものが遥かに身近になったのではないでしょうか。

伝統・文化を次の時代へ伝え残すには、
まず「知る・触れる・体験する」ことが大事だと考えています。
受講生たちにとって、そのような講義になっていれば幸いです。

最後になりましたが

今年度の「蹴鞠の文化」の講義に際してお世話になりました。
京都光華女子大学の朝比奈英夫先生、関係者の皆様へ御礼申し上げます。
ありがとうございました。

2023年1月15日 けまり鞠遊会 美女山の里支部 田端真子
「蹴鞠文化との出会い(3)」につづく


【動画リンク】

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カラーボールで体験

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目標回数を相談中!

けまりトップ けまりトップ けまりトップ けまりトップ

目標5回に挑戦!!



蹴鞠文化との出会い(1) ~京都光華女子大学 2022年12月10日~


今年度も、昨年度に引き続き
京都光華女子大学で蹴鞠実技の講義に出講しました。
(1回目:鞠づくりの解説・装束の着付け実演/2回目:けまり体験)

12月10日(1回目)
この日は、村戸弥生先生による蹴鞠の歴史の講義に続いて、
鞠づくりの解説と装束の着付けの実演を行いました。

村戸先生の講義では、幅広い視点から蹴鞠の歴史を紹介され、
受講生のメモをとるペンの音がずっと続いていました。

後半は、蹴鞠実技の講義です。
はじめに「鞠づくり」の製作工程のビデオを視聴してもらいました。
その次に、鞠づくりサンプルを使って解説。

「初めて間近で鹿の毛皮を見た」
「鞠は白いから、鹿皮からできていたなんて知らなかった」

持参した本物の鹿の毛皮を見た受講生からは、こんな感想が出ていました。

教室から和室へ移動。

装束の着付けの実演では、受講生の代表に鞠装束を着ていただきました。
解説しながらの実演でしたが、
ずっとスマホで動画を撮影している姿、
メモをとる受講生の姿を見て、
この講義を通して、蹴鞠に少しでも興味をもってもらえたらと思います。


2回目の講義(12月17日)では、実際に鞠を蹴っていただきます。
装束を着用して!!とはいきませんが、
「実際はこういう服装を身につけるんだ」とイメージしながら
体験していただきたいです。

【「日本文化の理解」蹴鞠の文化 は、一般財団法人三菱みらい育成財団の助成金「21世紀型教養教育プログラム」で実施されています。】

つづく


2023年1月7日 けまり鞠遊会 美女山の里支部 田端真子


【動画リンク】
【12月10日・公開】

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左から 朝比奈英夫先生(京都光華女子大学) 村戸弥生先生(蹴鞠研究家) 池田游達(けまり鞠遊会)

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鞠づくりの解説

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鞠装束の着付け実演



「アッ!やわらかい、かるい!」
~けまり交流の旅 愛知・岐阜~ 2022年12月20日~22日


今年最後のけまり交流の旅は、
蹴鞠のご縁をもとめて「点」と「点」をむすぶ旅。
今回は、訪れた土地の歴史と文化も満喫することができた。


―1日目―
愛知県刈谷市。
縄文時代から続く古い歴史が息づくまちに住んでいる
けまり鞠遊会・愛知支部の仙石さん。
昨年秋の水無瀬でのイベントから約1年ぶりの再会だったが、
いつもと変わらず、明るく元気で朗らかな人。

「わたしも職場で蹴鞠の輪を広げています」

ご当地の美味しいものを食べながら、蹴鞠話で盛り上がった!

―2日目―
愛知県豊橋市。
二川宿本陣資料館の学芸員 平野仁也さんを訪ねた。
平野さんを知ったのは、亀岡市歴史博物館(京都府)のイベントに
講師として来られていたのがきっかけである。

「武士のたしなみでもあった蹴鞠について、何かご存知ではないでしょうか?」

私たちの問いに、「蹴鞠のネットワークですね。情報が分かれば連絡します。」
と、平野さんは応じてくださった。

―3日目―
岐阜県へ移動。
各務原市歴史民俗資料館の学芸員 長谷健生さんを訪ねた。
長谷さんとは、
「林修の今知りたいでしょ!」鎌倉時代のスゴイ偉人13
(2022年12月15日放送)
に後鳥羽上皇のブロックで共演したのがきっかけ。
承久の乱を研究されているとのことで、さっそく連絡をとり、
急きょお会いできることになった。

「アッ!やわらかい、かるい!」

職場のみなさんにも鹿革鞠を手に取って、軽さ、柔らかさを体感してもらった。

人のいるところに文化が生まれる。蹴鞠も全国に広がっていたに違いない!
2023年も蹴鞠のネットワークを全国へ、
そして、世界へと広げる旅を続けていきたい。


今年、各地で出会ったみなさん!お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。


2022年12月28日 けまり鞠遊会・チ-ムKEMARI


【動画リンク】
蹴鞠の普及活動の原点

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刈谷市歴史博物館 12月20日

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豊橋市二川宿本陣資料館 12月21日

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各務原市歴史民俗資料館 12月22日



【KEMARI文化を未来へつなぎたい】
ZOOMで取材、テレビに出演!
~蹴鞠の歴史にくわしく、実際に蹴鞠をしている~


「林修の今知りたいでしょ!」
鎌倉時代のスゴイ偉人13人を紹介するバラエティー番組が放送された。
(2022年12月15日)
そのなかに「この道(蹴鞠道)の長者」後鳥羽上皇がランクイン。
担当のディレクターさんから
「実際に蹴鞠をしており文化にも詳しい」 ということで、当方へ取材と撮影の申し入れがあった。

けまり鞠遊会の顧問団に報告。
テレビ出演についての助言を請い、励ましの言葉をいただいた。

「ポピュラーな番組に(蹴鞠を)取り上げてもらうことは大事なこと。」
「がんばってください。」

取材・撮影は、ZOOMで1時間程度。
「蹴鞠」を正しく伝えるため、
「四つの質問事項」について、事前に、本番にむけ念入りに準備。
当日は、鞠装束を着けてパソコンを開いた。

1)後鳥羽上皇の蹴鞠の足前は?
2)2000回とは、どんなスゴイ記録なのか?
3)後鳥羽上皇の蹴鞠文化への寄与は?
4)蹴鞠継承者として、後鳥羽上皇の存在をどう考えているか?

これに答えるために「五つのキ-ワ-ド」を用意して
「蹴鞠をよく知らない人」にも分かりやすいように配慮しながら、
「蹴鞠の魅力を伝えよう」と、頭をフル回転させておおいに語りまくった(笑)
これを機会に「蹴鞠っておもしろそう!」と思ってもらえたらうれしい。

全国のみなさんへ!
ぜひ、感想などをけまり鞠遊会・チ-ムKEMARIにお寄せください。

***** おしらせ *****
「蹴鞠シンポジウム」 開催決定!!
・日時:2023年3月11日(土)13時30分~15時30分
・主催:一般社団法人 京丹波町観光協会
・場所:京丹波町山村開発センター みずほ

みなさんのご参加をお待ちしております。
(詳細は、後日あらためてお知らせいたします)


2022年12月20日

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鹿革游達飾鞠「金の大鳥」 作:鹿革鞠 游達/画 蒼圭

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本番直前

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五つのキ-ワ-ド
「オールジャパン トッププレイヤー」 後鳥羽上皇は、この道の長者
「集中力」 8人の鞠足が集中力を切らさずにプレイするのは至難の業
「宮廷文化から芸道へ」 韈の程品
「必須技芸」 和歌と蹴鞠は武士の必須の技芸
「蹴鞠の祖」

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本番中

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小竹荘ギャラリー



「いっぷう変わったある趣味に没頭する・・・」
~テレビに出演して~


テレビ番組でけまり鞠遊会を紹介してもらった。(報告記事:11月20日掲載)

放送後、
たくさんの方から、メッセージや感想などが届いた。

「京いちにち 見ました!熱意伝わりましたよ~」
真っ先にメッセージをくれたのは、九州に住む友人。

ご近所の方からも声をかけてもらった。
うれしはずかしである。

「見たことある人やなあと思ったら、池田さんやったわ。よう映ってた」
「(テレビを見て)蹴鞠というものをはじめて知った」
「伝統文化の普及活動って、大事なことをやってはるんやな~ご苦労さん」
「上手に蹴ってたね、体を鍛えてはるんやな」

親戚からも「たくさん紹介してもらって良かったね」と連絡があり、
この5年間の活動で少しずつ少しずつ、
蹴鞠の輪が広がっていることを実感することができた。

そして、いつも私たちのことを心にかけてくれている方からも
長文のメールがきた!

「・・・撮影がお家の鞠場から入ったことで新鮮でした。
蹴鞠を蹴るシ-ン、京丹波地域での活動の様子、
その輪が広がっていることなどをさらりと自然体でえがかれていてよかったです。
お二人の「蹴鞠バカ=蹴鞠のプロ」が伝わってきました。・・・」

これからも、蹴鞠をもっと身近に親しんでもらえるように
自分たちも楽しみながら、普及活動に取り組んでいきたい。


最後に、お忙しいなか撮影にご協力いただいた
京丹波自然工房の垣内社長をはじめ、スタッフの皆さんに御礼申し上げます。


2022年12月4日

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京丹波自然工房社長 垣内規誠氏

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「優しく当たったあとに まりの力で ポンって弾んだ」
~京のええとこ連れてって・京丹波町~
NHK京都放送局 ニュ-ス630京いちにち(2022年11月18日放映)


番組のメインキャスター 石井美江さんが、小竹荘にやってきた!

けまり体験。
しかし、鞠が なかなか足に当たらない。
ディレクターから“ラスト一回”の指示が飛んだ。
最後の最後、鞠が優しく足に当たり“ポン”と弾んだ。

「不思議な感覚!気持ちいい~、おもしろ~い」

石井キャスターは、こんなふうに表現してくれた。

鹿皮をもとめて京丹波町に移住し、鹿革鞠の製作と普及活動に取り組んで5年。
番組スタッフの皆さんは、
私たちの蹴鞠に対する思いに真摯に向き合い、丁寧に取材してくれた。

ロケの最後、鞠づくりについてインタビューに答えた。

「どこが到達点か 私も計り知れない」
「でも それだけやりがいがある。そう思って ひたすらもんでます」

けまりの里 京丹波をめざして!
これからもがんばっていきたい。


2022年11月20日

【動画リンク】
蹴鞠の普及活動の原点

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けまり工房

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鹿革鞠の撮影

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撮影終了

 

蒼圭の高校時代の恩師が著した詩集の中の19番目を紹介したい。

その十九
蹴鞠

美女山の山里に
ひっそりと
蹴鞠の鞠を作る
夫妻が住んでいる

蹴鞠は
愛好家が「街」で育んできた
伝統文化(芸能)

その蹴鞠を作ることに
情熱がたぎり
二人は
鹿の住む
山里に移住してきた

地名も
美女山

地元猟師が
捕獲した
鹿皮を
鞣から
すべて自分たちで作業する

山里の不便さをかこつことなく
まさに
生涯の情熱を
蹴鞠作りに捧げる

美女山には
ひそやかだが
表現者の
濃い炎が
見える

『野道をゆく 二十四のエチュード(詩の試み)』
二〇二一年七月十五日 初版第一刷発行
著 者 鈴江昭
発行所 ブイツ-ソリュ-ション

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野道をゆく

 

【KEMARI文化を未来へつなげたい】
~後鳥羽上皇はス-パ-マン!~
歴史探偵「後鳥羽上皇と承久の乱」 2022年11月2日放送


盛夏の頃、テレビの出演依頼を受けた。
豊田裕章先生(国際日本文化研究センタ-客員教授)が、
水無瀬離宮跡の案内役で出演される場面で、蹴鞠披露をとの事。
そして鞠足4人は、ロケに向けて自主稽古に励むことになった。

今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、
蹴鞠の場面が頻回にあり関心が高まっている。
水無瀬神宮がある地元島本町でも
『広報しまもと10月号』で「後鳥羽院と水無瀬」の特集記事が掲載され、
毎週日曜日のみなせ野お稽古会の様子も紹介された。

担当ディレクターから、蹴鞠についての質問があった。
「水無瀬で後鳥羽上皇が蹴鞠をする意味は、どこにあるのか?」
「後鳥羽上皇が蹴鞠に熱中したのは、何故か?」
「韈の程品(しとうず の ていひん)とは何か?」

蹴鞠の歴史を正しく伝えるために、蹴鞠の研究書を読み返して情報提供し
担当ディレクターとのやり取りは3カ月にもおよんだ。
この番組が、日本で1400年以上つづく蹴鞠文化を多くの方々に知ってもらうきっかけになってほしい。

放送終了後・・・
「テレビ見たよ!」と知人や友人からメッセージが届いた。
その中のひとつ、蒼圭の高校時代の恩師からの言葉を紹介したい。

「池田さんご夫妻が蹴鞠で登場し、しかもお二人がクロ-ズアップされたことはとてもうれしいことでした。
これからもますますご活躍されますようお祈りし一言感想といたします。」

承久の変から800年をへて、みなせ野KEMARIクラブが発足した。
みなせ野に新しく「蹴鞠の聖地」が誕生する。


2022年11月5日

【動画リンク】
けまり鞠遊会/チ-ムKEMARI

水無瀬神宮 蹴鞠晴会2022年5月29日

けまり講演&みなせ野散策2021年10月2日

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後鳥羽上皇はス-パ-マン!

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日本経済新聞(2022年11月2日付)34面「TV はいらいと」

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広報しまもと2022年10月号

 

古くて新しい生涯スポーツ
~「けまり」体験しませんか!~


蹴鞠体験会
日 時:2021年10月2日(土)10時~[参加無料]
会 場:水無瀬神宮 境内(大阪府三島郡島本町)
主 催:みなせ野KEMARIクラブ
協 力:けまり鞠遊会・アトリエ蒼天・水無瀬殿(水無瀬離宮)研究会
問合せ:075-961-0078(水無瀬神宮)
*雨天中止


「蹴鞠道の長者」と称された後鳥羽院は、
水無瀬離宮をこよなく愛好されていました。
このゆかりの地で
みなせ野KEMARIクラブは、今年(2021年)結成。

「水無瀬神宮の境内で誰でも蹴鞠の体験や練習ができるように準備をしています。
気軽に伝統文化「蹴鞠」に触れてほしいです。」
と、事務局長の水無瀬さん。

蹴鞠に気軽に親しんでもらう機会をつくり、魅力の発信や伝統文化の発展、
そして、
島本町のにぎわい創出を目的として活動を始めておられます。

けまり鞠遊会・チ-ムKEMARIは、この活動を全力で応援しています!


2021年9月27日

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体験会の打ち合わせ

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水無瀬神宮境内の蹴鞠練習場

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体験会用の看板

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拝殿前に設置されたポスター

 

島本町の枠をこえて、水無瀬殿の学術的価値を発信するために!!
~庭園都市的性格を有した水無瀬離宮 講演と散策~


「けまり講演とみなせ野散策」 (2021年10月2日)
第二部の講師 豊田裕章先生のメッセージをご紹介します。

演題 「後鳥羽院の愛した水無瀬離宮跡をめぐる」
【講演・散策概要】
後鳥羽院は京内外に多数の院御所を有しておられましたが、その中でも水無瀬離宮(水無瀬殿)をとりわけ愛好されていました。
水無瀬離宮は本御所、新御所、南御所などの複数の御所群や馬場殿、長廊などの付属施設から構成される中核区域だけでなく、
その外部にも山上御所などの関連施設を展開する壮大なものであったと考えられます。
その推定される構造や変遷過程、機能などについて概括的にお話をさせていただくとともに、実際に現地を散策して、
みなさまに庭園都市的性格を有した水無瀬離宮を実感していただければと考えております。
また、水無瀬殿における蹴鞠と、私の研究しております「水無瀬殿の空間構造」との関わりなども言及させていただきます。
                             豊田裕章

【散策コース予定】
出発:島本町ふれあいセンター ~ 解散:水無瀬神宮 約4km(少雨決行)


2021年9月17日

けまりトップ

蹴鞠に興じるみづまろくん(島本町公式マスコットキャラクター)

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豊田裕章氏

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水無瀬神宮 蹴鞠奉納(2021年4月3日)

 

蹴鞠道の長者 後鳥羽院
~水無瀬二千回達成 「数」へのこだわり〜


けまり講演とみなせ野散策(2021年10月2日 開催)
• 演題「後鳥羽院と蹴鞠 ~水無瀬二千回達成鞠会をめぐって~」

講師 村戸弥生氏のメッセージをご紹介いたします。

講演概要
後鳥羽院は和歌や馬芸など諸芸を好みましたが、中でも蹴鞠に熱中しました。
水無瀬殿では近臣たちとともに二千回余の鞠をあげたことがよく知られています。
本講演では水無瀬二千回達成鞠会のさまを記録からみてゆき、それまでの水無瀬での鞠会についてもお話しします。
さらに、後鳥羽院の若年時代からの蹴鞠の記録を追うことで水無瀬二千回達成に至るまでの
〈「数」へのこだわり〉を生み出した蹴鞠状況についてお話しします。

村戸弥生

****** 〈会場変更のお知らせ〉 ******
諸事情により、会場を下記の通り変更いたします。
お間違えのないようお願いいたします。

会 場 島本町ふれあいセンター 3階第四学習室
住 所 〒618-0022大阪府三島郡島本町桜井3丁目4番1号
TEL 075(961)1010
************************


2021年9月11日

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年中行事絵巻(部分)

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能管を手に 村戸弥生氏

 

けまり講演とみなせ野散策 2021年10月2日
~第二部・講師 豊田裕章氏プロフィール紹介~


第二部 「後鳥羽院の愛した水無瀬離宮跡をめぐる」
講師の豊田裕章氏のご紹介です。

豊田先生と初めてお会いしたのは昨年末、水無瀬神宮。

「水無瀬で蹴鞠をやってみたい」
「お稽古からスタートしてみよう」

みなせ野KEMARIクラブ発足準備の最初の打合せでした。
(関連記事)
2020年12月20日 水無瀬神宮―ホーム
2021年1月9日  アトリエ蒼天・ウエブサイト/チ-ムKEMARI・フエイスブック
 「蹴鞠の風を興す」

以来、打ち合わせを重ねて秋のイベントを開催する運びとなりました。
みなせ野で「けまり三昧の一日」
お楽しみに!

【プロフィール】
大阪大学 博士(文学)。
主要な研究テーマは、礼制の観点から見た漢字文化圏の宮室や都、離宮の空間構成。
2008年より水無瀬離宮の構造や機能に関する研究に取り組む。
関連論考「水無瀬殿(水無瀬離宮)の都市史ならびに庭園史的意義」(奈良文化財研究所『中世庭園の研究―鎌倉・室町時代―』2016年)など。
大阪大学招へい研究員。


2021年9月9日

けまりトップ

チラシ(裏面)

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水無瀬神宮 蹴鞠奉納(2021年4月3日、中央:豊田裕章氏)

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水無瀬離宮跡を案内

 

けまり講演とみなせ野散策 2021年10月2日
~講師プロフィール紹介・第一部 村戸弥生氏~


第一部 講師 村戸弥生氏をご紹介いたします。
演題は、「後鳥羽院と蹴鞠 ~水無瀬二千回達成鞠会をめぐって~」

ちょうど一年前。
村戸先生には、蹴鞠座談会「蹴鞠の歴史」の撮影にご協力いただきました。
それを前編・中編・後編の三本のビデオに編集、
現在、公開しています。

今年は、秋のイベントとして
水無瀬神宮を会場に、けまり講演をお願いしました。
蹴鞠研究家の村戸先生が、
みなさんを後鳥羽院の蹴鞠の世界へお連れします。

【プロフィ-ル】
金沢大学 博士(学術)。
蹴鞠を中心とした古典芸能・スポーツ史を研究。
論文「外郎派地下鞠の蹴鞠技術「一足三段」について」(『金沢大学国語国文』45号、2019年)。
著書『遊戯から芸道へ―日本中世における芸能の変容―』(玉川大学出版部、2002年)。
金沢美術工芸大学・石川工業高等専門学校 非常勤講師


2021年9月5日

けまりトップ

チラシ

  けまりトップ

村戸弥生氏(小竹荘にて)

  けまりトップ

著書『遊戯から芸道へ―日本中世における芸能の変容―』(玉川大学出版部、2002年)

 

KEMARI文化を未来へつなぐ ~秋のイベント案内~

見て・さわって・体感 日本の伝統文化「蹴鞠展」2021

けまり  

京都文化力プロジェクト認証事業に紹介されました。

 

蹴鞠のあたらしい『風を興す』
プロモーションビデオ(6) 「蹴鞠の歴史」後編
~江戸時代から明治維新~

村戸弥生先生にお話いただいた蹴鞠の歴史「蹴鞠座談会」。
最終回は、江戸時代から明治維新かけての「後編」。

*注釈 「地下(じげ)」
「地下(じげ)」は一般庶民のこと。「堂上(とうしょう)」(=公家)に対する言葉。

― キ-ワ-ド 【蹴鞠人口の拡大】
身分制度が確立した江戸時代に
地域的にも身分的にも、蹴鞠の愛好者が拡大していきました。

― キ-ワ-ド 【蹴鞠のス-パ-スタ- 外郎右近政光(ういろううこん まさみつ)】
彼の優れた技術は、江戸時代の蹴鞠に大きな影響を与えます。

― キ-ワ-ド 【家元制度ではなくなった現代の蹴鞠】
魅力ある蹴鞠の再構築、普及が求められます。

蹴鞠の歴史を三篇にわけて、駆け足でお送りしてきました。
しめくくりに
村戸弥生先生のメッセージをお届けいたします。

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蹴鞠人口は決して多いとは言えません。
少しでも多くの方に蹴鞠を知っていただき、貴重な日本伝統文化のひとつとして、後世へとつなげて行ってほしいと思います。
サッカーとは違うフットボールの、世界最古の指南書である蹴鞠書の外国語翻訳などもなされるといいですね。

                                     村戸弥生


2021年7月12日 アトリエ蒼天・けまり鞠遊会
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中央 村戸弥生先生

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蹴鞠のあたらしい『風を興す』
プロモーションビデオ(5) 「蹴鞠の歴史」中編
~鎌倉・室町・応仁の乱―貴族から武士へ~

―鎌倉時代―
鎌倉幕府、すなわち関東に武家政権が立ち上がり、
蹴鞠も変化していきます。

キ-ワ-ド 【後鳥羽院の蹴鞠熱】

―室町時代―
室町将軍同席の「晴の鞠会」が行われたことで、
公家だけでなく武家にとっても不可欠の行事となり、
蹴鞠は、修練必修の技芸となりました。

キ-ワ-ド 【武士のたしなみ】

―そして、応仁の乱―
11年間の戦が、京の都を焼け野原に・・・。

鎌倉から戦国時代にかけて
蹴鞠はどのように変遷していったのか?!

蹴鞠研究家の村戸弥生先生に
さまざまな事例を挙げながら丁寧に解説していただきました。

目からウロコ!です。


2021年7月5日
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松の枝鞠

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万利鈴 水無瀬神宮

 

けまりパンフレット「蹴鞠のあたらしい『風を興す』」  寄贈!
京都府立京都学・歴彩館
Kyoto Institute, Library and Archives

けまり鞠遊会創立から三年。
その活動の集大成ともいうべきパンフレットを
京都府立京都学・歴彩館(旧京都府立総合資料館)に
寄贈させていただきました。(2021年6月18日)

蹴鞠の歴史や鞠づくり、
そして、けまり鞠遊会の目的とこれまでの活動を紹介。
閲覧可能になりましたら、足をお運びください!

京都学・歴彩館の資料として、永久保存されます。

****【施設の案内】****
京都に関する資料の総合的な収集、保存、公開を
50年以上にわたり担ってきた府立総合資料館が、
新たに、京都の歴史・文化に関する研究支援や学習・交流の機能を加え、
京都北山の新たな文化・学習交流拠点
「京都府立京都学・歴彩館」として生まれ変わりました。


2021年6月30日

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正面玄関前

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下鴨中通から

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「資料寄贈のお願いについて」

 

蹴鞠のあたらしい『風を興す』
プロモーションビデオ(4) 「蹴鞠の歴史」前編
~伝来から平安時代の蹴鞠~

奈良時代。
日本の蹴鞠の初めての記録は、『日本書紀』皇極三年(644)の記事で、
法興寺の槻の木の下で
中大兄皇子(後の天智天皇)と
中臣鎌子(後の藤原鎌足)らが行ったというものです。

蹴鞠の歴史を蹴鞠座談会として
前編、中編、後編の3本に編集しご紹介いたします。

出演は、
蹴鞠研究家の村戸弥生氏、けまり鞠遊会代表の池田游達です。


2021年6月22日
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村戸弥生氏 蹴鞠研究家・けまり鞠遊会顧問

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撮影風景(2020年10月10日) 小竹荘ギャラリーにて

 

蹴鞠のあたらしい『風を興す』
プロモーションビデオ(3) 「鞠づくり」編
~秘伝・口伝の世界~

鹿皮をもとめて移住したのは、2017年10月。
あたらしい住まいに美女山の里 小竹荘(しょうちくそう)と名付けて
けまり工房をひらいた。

毎日毎日、自分に問いかけていた。
「これでいいのか?」

秘伝・口伝の鞠づくり。
その答えは自分で作るしか、見つからない。

アトリエ蒼天ウェブサイト「けまりの研究室」のページでも
鞠づくりを紹介(連載中)しています。


2021年6月15日
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撮影風景

 

蹴鞠のあたらしい『風を興す』
プロモーションビデオ(2) 「チ-ムKEMARI」編
~蹴鞠の何たるか~

けまり鞠遊会は、何を目指しているのか。
代表の池田游達が、その思いを語ります。

その他の出演
村戸弥生氏 蹴鞠研究家・けまり鞠遊会顧問
垣内規誠氏 株式会社ア-トキュ-ブ(鹿肉のかきうち)社長
そして、
ピアノ演奏は、長澤碧海withチ-ム姫のみなさんです。


2021年6月10日
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英姿颯爽 六人の鞠足たち

 

蹴鞠のあたらしい『風を興す』
プロモーションビデオ(1) 「和」編 ~日本人の心・豊かな自然~
            けまり鞠遊会 創立記念によせて

2021年6月1日。
けまり鞠遊会は、創立から4年目を迎えました。

「勇往邁進」

自粛を余儀なくされた昨年から一年をかけて制作した
五編、7本から構成するプロモーションビデオ。
その1本目、「和」編をお届けいたします。
プロモーションビデオはここをクリック

また、このビデオの内容を一冊にまとめたパンフレット
「蹴鞠のあたらしい『風を興す』」も
ご覧いただけましたら幸いです。


2021年6月1日  アトリエ蒼天・けまり鞠遊会

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英姿颯爽 六人の鞠足たち

 

新年のご挨拶 ~2021年~

新年あけましておめでとうございます。
 
昨年は、けまり鞠遊会 創立三年をむかえて、
蹴鞠の普及「飛躍の一年に」として活動に取り組んできました。
 
一年の計は元旦にあり!
 
2021年も「勇往邁進」。
さらなる広がりを目指して、
皆様にお会いできる事を楽しみにしています。
 
本年もよろしくお願い申し上げます。
 
 
2021年1月1日
けまり鞠遊会 池田游達・蒼圭

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(5)枝鞠
「主上や宮家が、同座せられる時、又は天覧台覧の場合、或は社寺奉納には必ず枝鞠を行う。
時には普通の会にも風流と称して臨時に行う事もある。」

『蹴鞠抄 内野の雪の巻』(非売品)より抜粋
筆者:中西貞三 / 出版者:中西忠良 / 発行:昭和39年9月25日

 

「飛躍の一年に」(3)
~ KEMARI基金を開設 ~

けまり鞠遊会は、創立の目的を達成するための
中期、長期の目標をホームページ上で発表いたしました。
 
そして、その目標を実現するために
「KEMARI基金」を開設。
京丹波美女山の里に「蹴鞠のホ-ムグラウンド」の建設を目指します。
 
2020年6月21日 けまり鞠遊会

ニュース
 

「飛躍の一年に」(2)
~ 新しいステージへ ~

6・1けまり鞠遊会創立記念を迎えたその日、
うれしい贈り物が届きました。
蹴鞠研究家の村戸弥生先生から「蹴鞠研究論文」。
そして翌日、隠岐の島の上田さんから「海の幸」。
 
村戸先生の二本の「蹴鞠研究論文」は、

・「外郎派地下鞠の蹴鞠技術「一足三段」について―外郎右近政光著『中撰実又記』から―」
金沢大学 国語国文 第45号 1~14項に収載
・「宮内庁書陵部蔵 伝・喜多川元数著『地下流蹴鞠秘伝書」 翻刻ならびに現代語訳』
体育史研究 第37号 29~37項に収載
 
ともに、2020年3月に発行されたばかりです。
けまり鞠遊会の顧問でもある村戸先生の新しい研究論文、
その知識と蹴鞠技術をわが物とするべく、今からワクワクしています。
 
もう一つは、
2019年12月に訪れた、蹴鞠の長者・後鳥羽上皇を訪ねた隠岐神社への旅。
その時に知り合ったバスドライバーの上田さんから届いた
隠岐の島の「海の幸」です。
一期一会の旅のご縁でしたが、上田さんは、けまり鞠遊会の普及活動に共感して
今も遠くはなれた隠岐の島から応援してくれています。
上田さんのお気持ちが大きな励みです。ありがとうございます。
 
蹴鞠の歴史に新しい一歩を刻むため、
三年目を迎えて、けまり鞠遊会は新しいステ-ジへ進みます。
歴史は絶えず進んで行きます。
 
2020年6月7日 けまり鞠遊会

「蹴鞠研究論文」

「蹴鞠研究論文」
 

隠岐の島「海の幸」

隠岐の島「海の幸」

 

「飛躍の一年に」
~6・1 けまり鞠遊会創立記念日によせて~

「さまざまな技法に挑戦し習得して、混ぜ合わせて削ぎ落とす
これによって鞠遊会の「蹴鞠道」を希求する」
けまり鞠遊会規約 第一章(創立の理想)第1条
 
けまり鞠遊会は、2018年6月1日
京丹波美女山の里に創立いたしました。
あれから二年、
蹴鞠の普及活動と鞠作りのため、試行錯誤の毎日を送っています。
 
そして、
三年目を迎える今年も
さまざまな事業を展開する予定でしたが、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため
イベントなどの普及活動は、残念ながら自粛している状況です。
 
けれども、蹴鞠は逃げません。
それは、1400年以上愛され続ける日本の伝統文化だからです。
私たちは、生涯スポーツ「KEMARI」の普及を目指して
その活動を「飛躍の一年」にするために
また、新しい挑戦をはじめます。
 
最後になりましたが、
けまり鞠遊会会員各位、顧問各位、
そして、応援してくださっている皆様、チ-ムKEMARIの皆様に
この場をお借りして謹んで感謝申し上げます。
 
2020年6月1日   けまり鞠遊会 代表 池田游達

美女山の主 蒼天を舞う

美女山の主 蒼天を舞う

 

けまり鞠遊会から「蹴鞠展」2020 開催延期について

「蹴鞠展」2020 開催延期について

 

~森のめぐみ KYOTAMBA~
新型コロナウィルス感染防止のため4月中止となりました。

~森のめぐみ KYOTAMBA~イベント4月中止

 

けまり鞠遊会をユーチューブの動画で紹介

けまり鞠遊会を紹介する動画が、ユーチューブでアップされています。
これは京丹波町ケ-ブルテレビが、地元のイベントや人々の紹介など、町内のさまざまな情報を発信する番組です。
けまり鞠遊会は、今年の2月に放送されました。
ユーチューブ動画【けまり京丹波】で検索

ユーチューブ  

NHK京都ニュース630京いちにち「京のええとこ連れてって」

放送日:2019年10月11日(金)18:30~19:00
このコ-ナ-にけまり鞠遊会も取り上げてもらうことになりました。
放送後ホームページにて動画配信されます。
ほかにも京丹波町の「ええとこ」が紹介されますので、
ぜひご覧ください。
www.nhk.jp/kyoto-blog/eetoko/

NHK京都ニュース  

「美女山の里プロジェクト」が、beyond2020プログラム(内閣官房、オリパラ事務局)
のウエブサイト「今月のピックアップ」に掲載されました。

オリンピック・パラリンピックは、スポーツの祭典であるとともに文化の祭典でもあります。
開催まであと一年。美女山の里から日本の伝統文化の魅力を発信し、
東京2020オリンピック・パラリンピックを盛り上げる取り組みにアトリエ蒼天も参加しています。

オリンピック、パラリンピック