蹴鞠のプロをめざして!!
けまり体験モニターツアー(サンガスタジアム by KYOSERA)
京都サンガFC アウェイパッケージツアー のオプション企画として、
「けまり体験はどうか」と、お話をいただきました。
旅行会社の営業担当の方と打ち合わせし「体験プログラム」を作成。
関係者のデモツアー(2022年9月28日)につづいて、
10月8日(土)2名の方に体験していただきました。
【動画リンク】
― 体験プログラムの内容(1400年以上つづく蹴鞠の歴史とその意味)―
「遊び事」から「芸道」へと変遷していった蹴鞠。
そして、けまり鞠遊会が提唱している「古くて新しい生涯スポーツとしてのKEMARI」。
この両方を体験していただくためのプログラムです。
― 歴史・鞠作り ―
蹴鞠パンフレットや鞠づくりサンプルを使って解説します。
研修室などの会場であれば、映像を使ってより解りやすく蹴鞠の魅力をお伝えすることが出来ます。
(当会製作のプロモーションビデオがあります。)
― けまり体験 ―
サッカ-観戦に来られたサポーターの皆さんに
サッカ-の源流である蹴鞠もぜひ体験していただきたい。
「むずかしい?」でも、「コツが分かってきたら楽しい!」鞠あそびです。
サンガスタジアム インフォメーション前の広場には
装束の細かいところまで丁寧に表現されている「蹴鞠像」があります。
これは“必見の価値あり”です。
けまり鞠遊会は、蹴鞠のプロ集団を目指して普及活動をしています。
2022年10月14日 けまり鞠遊会
(写真:2022年9月28日 関係者デモ)
(動画:2022年10月8日 モニターツアーの様子)
サンガスタジアム
ひとりで黙々と芝の手入れをするスタッフさん
ロッカールーム
プログラムの確認
蹴鞠像
けまり交流の旅 2022・夏 (その5)―おわりに―
~「人間の遊び心に起源を持ち・・・」~
長野県上田市越戸には「蹴鞠美術館」がある。
「200年以前の井澤篤之進が使用した鞠、沓、装束などが展示されている」と
館長様からご連絡をいただいた。
今回の旅では、日程調整が間に合わず訪問することは叶わなかったが、
以前はここで蹴鞠の披露も行なわれていて、
若き日の村戸弥生 先生も研究のために訪れたことがあるとおっしゃっている。
次の機会には、村戸先生とご一緒に地元のみなさんと蹴鞠交流を!!
それが実現することを思い描きながら、
これからも蹴鞠の普及活動に取り組んでいきたい。
「蹴鞠文化を未来へつなげたい」
日本全国津々浦々、みなさんの地元へけまり交流の旅。
次の訪問先は、東の方へ計画中である!
*****【 参考 】*****
「日本の伝統芸能である蹴鞠を、
「スポーツ」などという近代的な響きを持つ言葉で呼ぶのには、抵抗を感じる向きも少なくないかもしれない。
蹴鞠には、数百年に渉るその歩みの中で、
日本の文化風土によって独自のスタイルを形成してきた面は確かにある。
それと同時に、蹴鞠が「人間の遊び心に起源を持ち、
日常的な動作とは違う身体運動の中での優れた諸能力(筋力、持久力、スピード、巧緻性、など)に価値を認める」
近代スポーツとも相通ずる側面を持っていることもまた事実なのである。(以下省略)」
『蹴鞠の研究 公家鞠の成立』 一九九四年六月二十五日 初版
著者―渡辺 融 桑山浩然
発行所―財団法人東京大学出版会 まえがき より引用
2022年9月11日
『蹴鞠の研究』
生地鞠 天理大学附属天理参考館 図録より
青楓の枝鞠
けまり交流の旅 2022・夏(その4) ―金沢―
~大久保英哲 先生、村戸弥生 先生と交流~
― 8月3日・交流三日目 ―
さまざまな出会いがあった信州をあとにして、
けまり鞠遊会顧問の大久保英哲 先生、村戸弥生 先生を訪ねて金沢へむかった。
先生方とは、
2018年12月、金沢で開催された「蹴鞠シンポジウム」に
鹿革鞠を持参して飛び入り参加させていただいてからのご縁である。
それ以来、けまり鞠遊会の活動に助言をいただきながら、
先生方の研究論文を活用させていただいている。
大久保先生とは、第1回「蹴鞠展」(2019年3月)から約3年半ぶりの再会となった。
金沢の海の幸を食しながら美味しい地酒もはいって
蹴鞠話に花が咲いた!
「金沢でもぜひ、蹴鞠チ-ムを作ってください!!!」
金沢は、加賀百万石の城下町。
蹴鞠も盛んに行なわれていたことでよく知られている。
***** 先生方からのメッセージ *****
大久保英哲 先生
「KEMARI文化を未来へつなぐ」活動これからも応援しております。
お元気でご活躍ください。」
村戸弥生 先生
「(けまり交流の旅の)報告記事楽しみにしています。これを機に、蹴鞠の話題がますます盛り上がるようになると嬉しいです。」
2022年9月2日
「第1回 蹴鞠展」の会場にて(2019年3月4日)
後列左:大久保英哲 先生 金沢星稜大学・金沢星稜大学女子短期大学 学長(現職)
前列左:村戸弥生 先生 蹴鞠研究家、金沢美術工芸大学非常勤講師
蹴鞠展の様子
『近世蹴鞠の大衆化の構造―『中撰実又記』(一六四六)の世界一
けまり交流の旅 2022・夏(その3) ―フタバ靴店、沓掛酒造(上田市)―
~馬の皮は希少価値~
8月2日午前中の予定を終えて小休止。
ランチはもちろん、信州そば!
ご当地の美味しいものを食して大満足したあと、午後の訪問先へ向かった。
― フタバ靴店 ―
前日の夕方、上田の街を散策しているとき
店内に吊ってあった革に引き寄せられるように「フタバ靴店」へ入っていった。
「沓のことや皮・革のことで何か情報を得られるかもしれない」
ご主人は不在だったが、奥さんに
「私は、革のことは詳しくないので、明日、寄ってください」と言われ再度訪問。
私たちを待っていてくれた。
ご主人に鞠の腰皮に使う「馬の背皮」についてご教示いただいた。
・昔は、肉食ではなかった
・馬は「財産」だった
・馬の皮は粘りがないので、使うとすればお尻の部分
・馬の皮は「希少価値が高い」から、手に入らない
馬の背皮を求めてあちこち問い合わせてみたが、
手に入らない理由が、やっと分かった。
けまり鞠遊会で製作している鞠は、
「雄鹿」の背筋の硬い部分を代用しているが、
口伝のように馬の背皮で括った鞠は、とても貴重な鞠ということになる!
ご主人の話に納得しながら、
鹿皮を鞣すことからすべて手作業で鞠を製作していること、
京丹波美女山の里を拠点に蹴鞠の普及活動をしていること、
そして今回、けまり交流のために長野県に来たことをお話しし、
革でモノづくりをしているご主人と話がはずんだ。
「真田の時代の一文銭は、「寛永通寶」でなく「永楽通寶」だと思います。」
真田家家紋の「六文銭」をデザインした手製のキーホルダ-をいただいた。
そのお礼に、手持ちの鹿革製のけまりストラップを差し上げて、モノづくり交流。
「上田にも蹴鞠が盛んだった歴史があります。また、上田に来ます!」
お二人に約束してお店をあとにした。
レザークラフト製作・販売・修理 フタバ靴店
右:ご主人の成澤秀造氏
永楽通宝のキーホルダ-(游達、蒼圭の名前入り)
― 沓掛酒造 ―
300年の歴史を誇る沓掛酒造。
地酒が並んでいる店の奥で、思わず歓声をあげた。
「ああ~、鞠が展示してある!」
箱書きには、このように記されている。
平成十四年八月製作
登 第4477616号
長野県上田市越戸五三三
井澤篤巳
ここでも貴重な蹴鞠の資料に会えた。
[参考-1]
沓掛家蹴鞠資料(市指定文化財)
(前 略)権右衛門は文化六年(一八〇九)家元であった京都の公家飛鳥井家より、
信濃の門人を監督する役目とみられる「目代取次役」に任命されている。
権右衛門は文化一二年(一八一五)江戸城内で行われた蹴鞠会に出場している。
『松平氏時代の名品』
平成24年10月20日 発行/編集発行 上田市立博物館
展示品解説 14 より抜粋
[参考-2]
「1804年 当時の当主 沓掛権右衛門が江戸城開催の蹴鞠会に出場」
沓掛酒造株式会社ホームペ-ジより
今回訪れた長野県で出会った、貴重な蹴鞠資料。
広く知られていない「庶民の蹴鞠」。
あらためて、普及活動の意義を実感する交流の旅となった。
2022年8月28日
沓掛酒造
「鞠」井澤篤巳氏製作
店頭の杉玉
けまり交流の旅 2022・夏(その2) 信州上田、上田市立博物館
~鞠を一足蹴ってみませんか!~
ようこそ信州上田・城下町へ
「信州上田・城下町」の歴史は戦国の世、天正11年(1583年)に真田昌幸が千曲川のほとりに上田城を築いたことから始まります。
城を中心に武士や商人の町が計画的に建設され城下町が形成されていきました。
江戸時代には、北国街道の宿場町や城下町としてこの地方の政治や経済の中心となり、
人や物が集散し、農具や鋳物の販路も広く、近代には蚕種業が盛んになりました。
(以下省略)」
『まちなか散策マップ 歩こう信州上田 城下町』
2021.01 発行 長野県上田市観光課 より抜粋
―8月2日・交流二日目―
この日最初に訪問したのは、信州上田観光協会。
「けまり鞠遊会を立ち上げて、講演会や体験会など蹴鞠の普及活動に取り組んでおります。
信州上田の地で蹴鞠のご縁がつながりますと幸いでございます。」と、ご連絡を差し上げていた。
私たちを歓迎してくださったのは、
事務局長の佐藤知子氏、事務局の長谷川篤氏と佐藤妃七子氏。
蹴鞠は貴族だけでなく、庶民も楽しんでいた事をご紹介しながら交流させていただいた。
(村戸弥生 先生のメッセージ 2022年8月14付け記事)
「鞠を一足蹴ってみませんか!」
屋外に出てミニ体験会。
事務局の佐藤さんが蹴った鞠が、空高く飛んでいった。
「京丹波町へ行ってみたいです。」と、うれしい言葉をいただいた。
(一社)信州上田観光協会にて
左2人目から順に 佐藤知子事務局長、佐藤妃奈子氏、長谷川篤氏
けまり体験
次に訪れたのは、上田市立博物館。
館長の坂部詠章氏、学芸員の斉藤美佳氏のお二人にご対応していただいた。
********************************
沓掛家蹴鞠資料(市指定文化財)
江戸時代後期に下塩尻村(現上田市)の沓掛権右衛門が使用した蹴鞠の鞠・装束・免許状等の資料である。
鹿の革で作られた鞠五点、沓・烏帽子等を含む鞠水干・袴等の装束二一点が、ほぼ完全に伝えられている。
また、段階ごとの装束着用についての免許状等、関係する古文書五三点も伝わっている。(以下省略)
『松平氏時代の名品』
平成24年10月20日 発行/編集発行 上田市立博物館
展示品解説 14 より抜粋
********************************
沓掛家蹴鞠資料は、上田市の指定文化財になっている。
今回それらを閲覧することは出来なかったが、『展示概説図録』などを購入。
「庶民の蹴鞠」の資料として活用していきたい。
(一社)信州上田観光協会 事務局の長谷川様、上田市立博物館 学芸員の斉藤様には、訪問日程の調整など大変お世話になりました。
厚く御礼申し上げます。
2022年8月22日
上田市立博物館
右:館長の坂部詠章氏
左:『展示概説図録 ―史・資料で見る上田の歴史―』
平成26年3月31日 第2刷 発行/編集・発行 上田市立博物館
右:『松平氏時代の名品』
平成24年10月20日 発行/編集発行 上田市立博物館
けまり交流の旅 2022・夏(その1) 信州松代・真田宝物館
~真田家の文化が息づくまち~
「江戸後期の長野県は上層のお百姓さんや造り酒屋さんなど、富裕な庶民が、蹴鞠で相互交流していたことでよく知られています。
(当時の蹴鞠は)現代でいうとゴルフに例えられるかもしれません。」
蹴鞠研究家・けまり鞠遊会顧問 村戸弥生氏
今年夏のけまり交流の旅は、「長野県へ行く」と決めた。
長野県上田市には「蹴鞠美術館」があることは知っていたが、
その他にも蹴鞠のご縁がないか?
村戸先生から情報を得ながらいろいろ調べてみると
上田市立博物館に沓掛家蹴鞠資料が寄託されていることや、
長野市松代町の真田宝物館に蹴鞠の所蔵品があることも分かった。
「けまり交流に伺いたいと思います。ご対応いただけますでしょうか。」
すぐさま連絡を取り、訪問先様に日程調整をお願いして、
けまり交流の旅へ出発した!
(その1) ― 長野市松代町(8月1日・初日)―
「松代町は、小さい街ですが、真田家の文化が息づき、多くの住民の皆さんは伝統文化の伝承に取組んでいます。
そのようなお話が出来ればよいかと思っております。」
こう仰るのは、信州松代観光協会事務局長の成澤弘治氏。
今年は、真田信之松代入部400年の節目の年。
真田十万石の城下町 松代には、
江戸時代からの伝統文化を引き継いでいる50の団体があると教えて頂いた。
同じ敷地内に隣接するのは、真田家伝来の資料を所蔵する「真田宝物館」。
『真田宝物館収蔵品目録 真田家旧蔵資料目録―香道具・遊具―』
この中の「遊具」の項目に鞠扇、鞠台2台、鞠台、鞠沓の写真が収載
(写真番号27~30)。
「蹴鞠は、貴族のたしなみとして広く知られていますが、武士のたしなみから庶民の遊び事になっていきました。
真田宝物館の収蔵品の中に、鞠扇や鞠台、鞠沓があるということは、この地でも蹴鞠のご縁があったのではないでしょうか。」
私たちの蹴鞠話に、成澤事務局長は時間を取って丁寧にご対応してくださった。
歴史文化が色づくまち松代町。
この地で、伝統文化のひとつである「蹴鞠」を生涯スポーツとしてとらえた
「けまり交流のモデル地域」としてアピールできるのではないだろうか。
2022年8月14日
信州松代観光協会にて(左:成澤弘治事務局長)
真田宝物館
左/『真田宝物館収蔵品目録 真田家旧蔵資料目録―香道具・遊具―』
発行 平成二十三年三月
長野県教育委員会 文化財課 松代文化施設等管理事務所
右/『真田家の衣服』
発行 平成二十二年七月
編集・発行 長野県教育委員会 文化財課 松代文化施設等管理事務所(真田宝物館)
「みなせ野に蹴鞠のあたらしい風」
~蹴鞠奉納 2022年5月29日 於:水無瀬神宮~
みなせ野KEMARIクラブが活動をスタートして2年目の今年。
事務局長の水無瀬さんから新しい提案がなされました。
「今年は、鞠袴を新調して皆さんにご披露したいと思っています。その際には、蹴鞠の実演をお願いします。」
「わかりました。それでは、私たちと一緒に装束を着けて蹴りましょう。その為には、お稽古する必要があります。」
蹴鞠奉納まであと一カ月。
毎週日曜日に水無瀬神宮の境内で蹴鞠のお稽古が始まりました。
その甲斐もあり、当日はお天気にもめぐまれ
笑顔と歓声があふれる一日となりました。
(2022年6月4日付 記事)
この度、蹴鞠奉納と体験会の様子をビデオにまとめました。
こんなに楽しい蹴鞠です。
【動画リンク】みなせ野 蹴鞠晴会(ロングバージョン)
「この道(蹴鞠道)の長者」後鳥羽院。
そのゆかりの地 みなせ野から蹴鞠文化を未来につなげます!
2022年7月23日
床の間の設え
当日の朝
枝鞠の準備
当日も作法の稽古をしていました
「一緒に蹴鞠のお稽古しましょう。」
~みなせ野お稽古会 2022年6月総集編~
主催:みなせ野KEMARIクラブ/蹴鞠指導:けまり鞠遊会
水無瀬神宮の境内で蹴鞠のお稽古が始まったのは、今年5月。
5月29日に予定していた蹴鞠奉納にむけて、特訓!?
「毎週日曜日のお稽古が楽しいです」と話すのは、
みなせ野KEMARIクラブ事務局長の水無瀬さん。
「蹴鞠のお稽古してます。気軽にご参加してください。」
一人ひとりに声をかけながらも、ご本人が一番楽しんでおられるようです。
そして、本番当日。
午前中けまり練習会、午後から蹴鞠奉納、体験会。
たくさんの参加者で賑わい晴れやかな一日となりました。
当初、5月以降予定していなかったお稽古会でしたが、
回を重ねるうちに「鞠数」が上がるようになり楽しくなってきて、
ますます「蹴鞠熱」が上昇!
相談のうえ、熱中症に気をつけながらも続けていくことになりました。
後鳥羽院もこんな風に蹴鞠に熱中していったのかも?!
と想像しながら、7月も毎週日曜日、暑さやわらぐ夕方4時から
「一緒に蹴鞠のお稽古しましょう。」
2022年7月1日
【動画リンク】「みなせ野お稽古会・2022年6月総集編」
神門前の看板(6月5日)
にぎやかなお稽古会(6月12日)
境内の茅の輪、風鈴(6月19日)
神門前の子ども風鈴(6月26日)
隠岐の島 海士町にけまり鞠遊会「海士町支部」発足!
支部長は、上田さん。
海士町在住の上田さんとの出会いは、
「後鳥羽院をたずねてけまり交流の旅・隠岐の島」(2019年12月)
菱浦港に降り立ち隠岐神社へ向かうバスの車中でした。
歴史好きの上田さんと後鳥羽院と隠岐、水無瀬神宮、そして、
蹴鞠の話で意気投合したのがきっかけです。
そんな一期一会のご縁が、蹴鞠の普及活動につながり広がっていきました。
承久の変から800年の節目の年、
2021年「みなせ野KEMARIクラブ」が発足、
10月には、けまり練習会・体験会、講演会・みなせ野散策が実現しました。
(「けまり講演&みなせ野散策」2022年1月28日付記事)
また同年11月、隠岐の島 海女小学校で開催された
伝統文化未来教室の蹴鞠体験教室に講師として出講、
地元の“海女っ子“たちと蹴鞠を楽しむことが出来ました。
(ごとばんさん伝統文化未来教室第5回「ごとばんさん×蹴鞠」2021年11月20日付記事)
今回は、上田さんが小竹荘へ来訪。
「森のめぐみKYOTAMBA~けまり体験ツアー・瑞穂編~」と称して
蹴鞠体験はもちろん、緑鮮やかな京丹波の一日を満喫してもらいました。
(2022年6月17日)
【動画リンク】
帰り際にお渡しした(お願いした)京丹波のお土産は、
けまり鞠遊会 隠岐の島海士町支部の支部長になってもらう事。
「いいですよ!」と、快諾。
「(けまりは)難しいけど楽しいですね~!」
「隠岐の島でも蹴鞠をひろめてください。」
またひとつ、蹴鞠普及の輪が広がった一日となりました。
2022年6月28日
小竹荘鞠庭にて
けまり工房にて
「・・・いわゆる「大自然」も有名な歴史遺跡もありませんし、新奇なレジャー施設も作られたサービスもありませんが、
一所懸命の暮らしの中にきらめくものがあるはずです。・・・」
京丹波町三ノ宮地域マップ「三ノ宮四季多感」より
隠岐の島海士町から帰路に着く朝(2021年11月14日)
「アリ、ヤア~、アリ!! で、鞠を蹴ると気持ちいいですね!」
水無瀬神宮 蹴鞠奉納(2022年5月29日)
天気予報は、30℃超えの真夏日。
「雨の心配はまったくなし。今日は、暑くなりそうですね~!」
この日にむけて5月の毎週日曜日は、蹴鞠のお稽古に励みました。
その様子を動画に撮ってイメージトレーニングし、
装束の着付けや作法のお稽古も。
鎌倉時代。
水無瀬離宮の鞠会で2,000回を超える鞠数をあげたことで
「この道の長者」と称された後鳥羽院。
その後鳥羽院ゆかりの地で、
蹴鞠が出来ることは、鞠足にとって大きな意味があります。
「アリ、ヤア~、アリ!! で、鞠を蹴ると気持ちいいですね!」
最初は、蹴鞠ができるかどうか自信がないと言っていたS氏の感想です。
古くて新しい生涯スポーツとして、
日本の伝統文化として、
蹴鞠文化を未来へつなぐ取り組みが、この地で始まっています。
2022年6月4日
【動画リンク】午前の練習会と午後の体験会の様子
午前の練習会「吊鞠」
午前の練習会「桶鞠」
午後の体験会「たくさんの方々が参加」
知らない人同士でも蹴鞠で笑顔になりました
一緒に蹴鞠のお稽古しましょう。6月もやります!
「けまり、たのしい~!」
~みなせ野お稽古 2022年5月22日~
小学生に声をかけられた。
「あの~!けまり、したいんですけど」
「じゃあ、一緒にお稽古しましょう!」
水無瀬神宮へ遊びにきた地元の子どもたち。
言葉遣いも丁寧で、あかるく礼儀正しい4人組である。
まずは、軒の鞠。
それぞれがカラーボールを手に取り“投げては蹴る”を何回も繰り返す。
「けまり、たのしい~!」
次は、輪になって鞠遊び。
初めての蹴鞠はなかなか続かなかったが、
「最後までボールをみて」と、声をかけると足に当たるようになった。
一番年上5年生のお兄ちゃんの下の子たちの面倒をみながら遊ぶ姿は、頼もしい。
「ありがとうございました!」と言って後片付けをする子どもたち。
「来週の日曜日もけまりの練習会があるから来てね~!」
「はい!」
蹴鞠は、老若男女年齢を問わず
はじめて出会った人達が一緒に楽しめる“生涯スポーツ”だ。
2022年5月26日
【動画リンク】
輪になって鞠遊び
けまり交流
立て看板
「この歳になっても出来るスポーツに出会えて、うれしい」
~みなせ野KEMARIクラブ お稽古2022年5月15日~
本番(5月29日)を2週間後にひかえたこの日は、
蹴鞠の作法についてもお稽古もしました。
解鞠(ときまり)は、
野球にたとえて言うなら“始球式”にあたります。
枝鞠の鞠を鞠庭の中央に解き放つ作法は、
姿勢、足の運び、枝の扱いや身のこなし方など日常の身体の動きと異なります。
「慣れない所作のためなのか、いつもより筋肉痛になっております。」
解役(ときやく)を務めるのは、
みなせ野KEMARIクラブ事務局長の水無瀬 努氏です。
そんな様子を見守るYさんは、毎回のお稽古に参加されています。
その元気なお姿に、
2回の大きな手術を経験されているとは想像もつきませんでした。
「この歳になっても出来るスポーツに出会えて、うれしい」
これこそが、
けまり鞠遊会が普及をめざしている「生涯スポーツKEMARI」の“真骨頂“です。
2022年5月22日
【動画リンク】
参拝に来られた方とけまり交流
輪になって
解鞠のお稽古
5月29日の晴会で、解役をつとめる水無瀬 努氏
着座の作法。晴会では装束を着けます。
「けまりの長者 後鳥羽院の記録2,000回に挑戦!」
~みなせ野KEMARIクラブ けまり稽古(2022年5月8日)~
晴天に恵まれたこの日、
2回目のお稽古のために水無瀬神宮へ向かった。
略装(白衣・鞠袴)に着替えて境内に出ると、参拝の方に声をかけられた。
「ここで蹴鞠があるんですか?」
「はい、2時からお稽古しますので、よろしければご参加ください。」
境内には、
地元島本町商工会のご協力により、4つの蹴鞠練習場が設置されている。
早速、4歳のヒカルちゃんを誘って鞠遊び!
「来たよ~、キッ~ク!」
声をかけながら繰り返していると、カラーボールに足が当たるようになる。
そうなると、だんだん面白くなってきて
自分でカラーボールを放り投げて、キック!!
「たまたま来たのに、蹴鞠ができてよかった~!」と、家族の方も笑顔。
「ヒカルちゃん、またねー!バイバ~イ」
“うん”と、うなずきながら
カラーボールをちゃんとお片付けして手を振ってくれた。
5月29日のイベントに向けて、一緒にお稽古しましょうネ。
2022年5月14日
【動画リンク】
Let’s Try!! けまり at 水無瀬神宮
ヒカルちゃんは、名足?!
家族で桶鞠に挑戦
お稽古風景(2022年5月8日)
「一緒に蹴鞠のお稽古しましょう。」
~みなせ野KEMARIクラブ けまり稽古(2022年5月1日)~
当日のお天気が心配されましたが、
午後には雨もあがって日差しも戻り、爽やかなけまり日和となりました。
只今けまり稽古中です。
誰でも参加できます
一緒にやりましょう
お気軽にお声掛けください
こんな立て看板をとなりに置いて、記念すべき第1回目のけまり稽古です。
参拝に来られた親子連れや、若いお二人
散歩の途中で立ち寄ったご近所の方たちに声をかけて、
あっという間の2時間でした。
けまり稽古は、
このあと、5月29日のイベントに向けて
毎週日曜日14時~16時、水無瀬神宮の境内にて開催予定です。
「一緒に蹴鞠のお稽古しましょう」
門前には、こんな看板が用意されていました。
2022年5月7日
参拝に来られた方々
輪になって、目標2,000回!
若いお二人も飛び入り参加
お疲れ様でした
この日は、島本町教育委員会の方とも蹴鞠交流
門前の立看板
800年の時を経て、みなせ野に蹴鞠が復活!!
~2022年4月、5月 けまり練習会のお誘い~
日程:(1回目)2022年4月29日(金・祝)/(2回目)2022年5月29日(日)
時間:10時~12時
場所:水無瀬神宮(参加費無料)
主催:みなせ野KEMARIクラブ
蹴鞠指導:けまり鞠遊会
みなせ野KEMARIクラブは、
後鳥羽院ゆかりの水無瀬神宮がある大阪府三島郡島本町で2021年に結成。
その目的は、みなせ野で蹴鞠に気軽に親しんでもらう機会をつくり、
魅力の発信や伝統文化の振興。そして、
地元地域の賑わいの創出をめざして活動をされています。
クラブでは、昨年に引き続き、蹴鞠練習会を計画し
子どもはもちろん、大人も楽しめるようにと
工夫を凝らして準備をしています。
「多くの方々に日本の伝統文化“蹴鞠”に親しんでもらいたい」
事務局長の水無瀬 努さんは言います。
初めて開催された練習会の様子(2021年10月)をビデオで紹介しています。
ぜひ、ご覧ください
↓↓
【動画リンク】
そして、練習会とは別に
5月29日にむけて蹴鞠のお稽古も予定しています。
日程は次の通り。
4月/29(金・祝)、5月/1(日)、8(日)、15(日)、22(日)
*時間はいずれも14時~16時
*動きやすい服装と靴でお越しください。
*水分補給など、体調管理は各自でお願いします。
*諸事情により、予定が変更になった場合はご容赦ください。
*その他、お問い合わせは水無瀬神宮まで。
KEMARI。はじめてみませんか!みなさんのご参加をお待ちしています。
***後鳥羽院〈豆知識〉***
後鳥羽院は、水無瀬離宮での蹴鞠で2,000回を超える鞠数を上げて
「蹴鞠道の長者」と称されたほどの蹴鞠の名足(名人)です。
2022年4月23日
中央:みなせ野KEMARIクラブ事務局長 水無瀬 努氏
右側:けまり鞠遊会代表・鞠師 池田 游達
けまり体験会(2021年4月3日 於:水無瀬神宮)
「・・・文化がそうやって伝わっていってるんだ」
~まず、蹴鞠の楽しさを知ってほしい~
otona no radio Alexandria(アレクサンドリア)
「Museion(ムセイオン)」(2022年4月8日/生放送)
現役で活躍するプレミアム世代を迎えて
「あらたなチャレンジ」「新しい生き方」を楽しく紹介するラジオ番組に
游達がゲストとして生出演。
蹴鞠の普及活動についてお話をさせていただきました。
「京丹波でなぜ?」
番組進行役のロバート・ハリス氏の質問に
鞠づくりのために鹿皮をもとめて京丹波町に移住し、
「江戸時代に作られた鞠を蹴った時の感触」を復元するために
「鹿皮をなめすところから挑戦」していることなどを説明。
「トライアル & エラー だったんですね」とロバート・ハリス氏。
ほかにも「一段三足」の作法や、後鳥羽上皇2000回達成鞠会など
蹴鞠の話題で、あっという間の18分間。
コ-ナ-の最後には、リスナーの反応とともに
「蹴鞠」からインスパイアされたロバート・ハリス氏の感想も紹介されました。
【ロバート・ハリス 様へ】
先日はありがとうございました。
蹴鞠は“難しそう”と思われがちですが、その魅力や楽しさを
今は亡き私の先輩の言葉をかりて、一言で表現するとすればこれです(笑)!
「蹴ったらわかる」
それと余談ですが・・・
鞠をけるのは、足の「かかと」ではなく「親指の付け根」です。
あしからず!
2022年4月17日 京丹波・美女山の里 けまり鞠遊会 池田游達
【リスナーの反応】
・蹴鞠を蹴る 凄いですね 難しそお
・けまり、ちょっとやってみたいかも・・・。
掛け声いいですね~
・けまり、話聞いたら難しそ~!!
でも、平安時代からある遊びですもんね。風流
・けまりの作り方の資料がないのに、つくったってすごいですね。
文化がそうやって伝わっていってるんだ
電話で生出演
本番終了
“友情出演”ありがとう!(出番がなくてゴメンナサイ)
「貴族のたしなみ」から「武士のたしなみ」 そして「庶民の遊び」へ
~プロモーションビデオ「蹴鞠座談会」前編 伝来から平安時代の蹴鞠~
蹴鞠研究家の村戸弥生 先生は、
「蹴鞠史の穴がボコボコあいている」と言います。
そして、「研究者人口がとても少ない」中で、その穴を「すこしでも埋めるように」と
精力的に「蹴鞠口伝書」を研究されています。
「蹴鞠座談会」前編 では、
奈良時代から平安時代前期・中期・後期にわたって、
おもしろいエピソードも交えながら
蹴鞠の歴史を解説していただきました。
【キ-ワ-ド】
奈良時代 中国から伝わったとされる「蹴鞠」
平安時代〈前期〉「数の追求」「道具の開発」
〈中期〉『枕草子』清少納言、『源氏物語』「若菜・上」紫式部
〈後期〉「価値観の変化」
貴族の「遊び事」だった蹴鞠は、家の職業「家職」となっていきました。
「KEMARI文化を未来へつなぎたい」
伝来から現代まで、約1500年続いている日本の「蹴鞠」。
けまり鞠遊会は、その普及活動に取り組んでいます。
2022年4月3日
【動画リンク】「蹴鞠座談会」前編
足球博物館(中国山東省:2017年3月30日)
中国式蹴鞠(足球博物館:2017年3月30日)
「毛丸」(足球博物館:2017年3月30日)
平城京遷都1300年祭(奈良・平城宮跡:2010年11月6日)
3団体から蹴鞠が披露された(2010年11月6日)
蹴鞠を体験する参加者(2010年11月6日)
【KEMARI文化を未来へつなぐ】
~けまり交流の旅「鞠庭に会いに行く!」~
「遊びの文化―和歌・蹴鞠・楽器のたしなみ―」を訪れたあと
次の目的地である三重県へむかった。
「鞠庭に会いに行く!」
いつきのみや歴史体験館(三重県多気郡明和町)。
ここには、松・桜・柳・楓の式木(四季木)が植えられている鞠庭があり
蹴鞠の体験も出来る。
今回は、鞠庭だけでなく展示品の鞠も拝見することが出来た。
王朝ロマンのまち明和町。
地元の皆さんにも蹴鞠に親しんでもらいたい!
けまり交流・普及の旅は、鹿革鞠をたずさえて全国へ。
2022年3月21日
いつきのみや歴史体験館から斎宮跡歴史ロマン広場をのぞむ
展示品の鞠
右:館長の北村一昭氏
鞠庭の式木(左端から時計回りに)桜・柳・楓・松
【KEMARI文化を未来へつなぐ】
~確かな経験と技術力があってこそ、後世に伝えるべき鞠製作~
けまり交流の旅 in 岡山・林原美術館
企画展 遊びの文化 ―和歌・蹴鞠・楽器のたしなみ―
(会期:令和4年3月31日まで)
「こんなんあるよ!」と言って見せてもらったスマホの画面は、
林原美術館の桃色のチラシ。
五人の鞠足が蹴鞠をしている「蹴鞠図屛風」がデザインされている。
裏面の案内をみると、
蹴鞠に関する書や装束類、鞠などの展示品もあるようだ。
「どんな鞠なのか、見てみたい!!」
即決!
岡山へ、けまり交流の旅!
訪問当日(2022年2月27日)、
学芸員の槌田祐枝さんから展示品の説明を受けたあと、
持参した鹿革鞠を見てもらいながら歓談。
私たちの訪問を歓迎していただいた。
この美術館は、代々岡山藩主をつとめた池田家ゆかりの資料を所蔵。
今回の企画展では、鞠や鞠扇などの蹴鞠関連の所蔵品は初公開されていた。
「大名の蹴鞠は全くこれからの課題です。」
蹴鞠研究家の村戸弥生先生もこのように仰っている。
学芸員の槌田さんからいただいたメッセージをご紹介します。
―鞠製作について―
「製作された鞠を触らせていただき、使用感の中にもピンとした張りもあって、
確かな経験と技術力があってこそ、後世に伝えるべき鞠製作だと思いました。」
―蹴鞠を体験して―
「蹴鞠を体験しまして、とにかく修練が必要だとなるほど納得いたしました。
イメージはバッチリですが、体が思うように動かず、悔しい気持ちでいます。」
2022年3月13日
右:学芸員の槌田祐枝氏(林原美術館にて)
左:館長の谷一 尚氏
中庭でけまり体験
一般財団法人 林原美術館
チラシと『岡山後楽園史』
【KEMARI文化を未来へつなぐ】
あたらしい挑戦 ~テレビに出演する!~
(NHKあさイチ 放送日:2022年3月4日)
昨年末にテレビ出演のお話をいただいた。
9分間の生放送。
そんな短い時間で蹴鞠の「何が」伝えられるのか・・・?
いろいろと悩んでたどり着いた答えは、
「蹴鞠の楽しさを伝えたい!」
地元の方にも出演をお願いして、本番に臨んだ。
(当日(2022年2月2日)は、臨時放送のため生放送中止。収録に変更となる)
前半は、けまり工房で「鞠づくり」の収録。
後半は、鞠庭で「蹴鞠シーン」。
まずはリハーサルをした後、本番さながらのリハーサル、そして本番。
慌ただしくスケジュールが進んでいく。
テレビ出演とあって、緊張した面持ちの“蹴鞠チ-ム”の皆さんに声をかけた。
「リラックスして、蹴鞠を楽しんでください」
しばらくすると、鞠庭から“ポンポン”と鞠をける音がして、
四人の笑い声も聞こえてきた。
「鞠が続くと楽しいねェ~!」
この言葉にわたしの緊張も融けていった。
そして、カメラが鞠庭に移動し、いよいよ蹴鞠シ-ンの収録。
輪になって“一礼”
「よろしくお願いしま~す」
「アリヤア~、アリ! オウ! わあわあ~きゃあきゃあ~」
「OK~!!!」
デイレクタ-さんの“OK”が出た。
わたしは思わず“ガッツポーズ”をしていた。
当日約4時間を要した収録は、5分程に編集。
蹴鞠の楽しさを伝えることが出来たのか?と心配もあったが、
放送終了後、うれしいメッセージが届いた。
「良い放送でしたね、これからも頑張ってください」
ありがとうございます。
暖かくなったら、定例稽古を始める予定をしている。
2022年3月6日(実況中継:蒼圭)
【動画リンク】
前日リハーサル(2022年2月1日)
蹴鞠チ-ムの皆さん、ありがとうございました。
本番直前
古来の遊びに夢中!
~土御門院をたずねて けまり交流の旅 御所神社~ (2021年12月17日)
承久の変から800年の節目の年だった昨年(2021年)。
私たちの「けまり交流の旅」は、
後鳥羽院の愛した水無瀬離宮があった地(大阪府三島郡島本町)に
「みなせ野KEMARIクラブ」設立!!!
で、始まりました。
8月、順徳院をたずねて新潟県 佐渡島。
11月、後鳥羽院をたずねて島根県、隠岐の島。
そして、12月には徳島県へ。
向かったのは、阿波市土成町の御所神社。
こちらでも多くの方々のご協力で、けまり体験会を開催。
また、阿波市広報課、NHK徳島放送局の取材があり、
2022年2月発行「広報あわ」のフォトニュ-スでも紹介されました。
はじめて蹴鞠を体験された地元の方の感想は、
「(鞠は)まん丸じゃないんですね!」
「一緒に写真を撮ってもいいですか」と、スマホでパチッ!!
あっという間の楽しい時間でした。
今年も全国各地へ
けまり交流の旅に出かけたいと思っています。
2022年2月26日
広報あわ 2022年2月
「阿波市の鳥 ウグイスさんのフォトニュース」
阿波市広報課 取材
NHK徳島放送局 取材
「和を以て貴しと為す」蹴鞠インタビュー取材
~千年先までつなげたい~
インタビュー取材の協力依頼がありました。
私たちの活動を中国向けに紹介したいとのお申し出です。
「世界に紹介しませんか?」
「はい、私たちも蹴鞠を世界に向けて発信しています。」
2021年12月10日。
取材のテ-マは、
鞠づくりの製作過程、伝統文化へのこだわり、伝統文化の継承と革新
3時間余りにわたる丁寧な取材。
游達の話にうなずきながら、撮影が続きました。
5年前(2017年3月)
私たちは、蹴鞠交流のために中国山東省の足球博物館へ行きました。
またいつか!
蹴鞠のふるさとへスポーツ・文化の交流の旅に出かけたいと思っています。
2022年2月20日
【動画リンク】
「以和為貴的日式蹴鞠」 製作・著作/MIKAWA IN JAPAN
「和を以て貴しと為す ~千年先までつなげたい~」 製作・著作/アトリエ蒼天
鹿革游達鞠「游神」
けまり体験・吊鞠
けまり体験・壁鞠
けまり体験・桶鞠
けまり工房
小竹荘ギャラリー
鞠装束の体験
長年の夢「自分の鞠庭がほしい」
2017年10月。
鞠づくりのため、
鹿皮をもとめて京丹波町へ移住した。
新しいわが家を
美女山の里 小竹荘(しょうちくそう)と名付けた。
「自分の鞠庭がほしい!」
長年の夢を叶えるために
荒れ放題だった小竹荘の庭の手入れに取りかかった。
「ここで、いつでも蹴鞠ができる!」
5年前、
蹴鞠の普及活動の第一歩は、ここからスタートした。
2022年2月6日
小竹荘リホーム前(2017年7月3日)
庭は荒れ放題だった
石をどけて、鞠庭づくりの第一歩(2017年11月13日)
鞠庭の寸法を決めて、砂利をどけた(2017年11月20日)
結構な重労働、クタクタに疲れた
砂を入れて、自家製トンボでならした(2017年11月24日)
箒目を入れて完成。これで、いつでも蹴鞠ができる!
「“思いやり”のキャッチボール」
~日本文化の理解 京都光華女子大学 2021年12月4日(報告)~
蹴鞠の文化を体験する
村戸 弥生先生の講義のあと、
学生さんに蹴鞠を体験してもらいました。
その時の感想文が、先日、朝比奈 英夫先生から届きました。
「私たちには全くなじみのないもの」
「鞠の軽さに驚いた」
「今回の授業を受講して、驚くことがたくさんあり、とても興味を持った」
皆さんの率直な感想を聞かせてもらう事ができ、
今後の普及活動の励みにもなりました。
ありがとうございます!!
KEMARI文化を未来へつなぐため、若い人達に期待をしています。
*** 講師として出講された村戸先生の言葉を紹介します ***
「家元制度ではなくなった現代の蹴鞠では、
再興・普及するためには蹴鞠をやりたいと思う動機付けになるような、
魅力ある蹴鞠を再構築する必要があるでしょう。」
「蹴鞠のあたらしい『風を興す』」 より
*** 感想文の一部を紹介します***
蹴鞠と聞くと昔の貴族の遊びで私たちには全くなじみのないものだと考えていました。―中略― この授業を取っていなかったら蹴鞠に触れる機会もきっとなかったと思うのでこの授業で蹴鞠に触れることができて良かったです。
―前文略― 蹴鞠は仲間にけりやすい鞠をけり渡すことが求められ、いただいたパンフレットの中に「“思いやり”のキャッチボール」と記されていたことが印象的でした。思いやりは蹴鞠だけでなく、あらゆる場面で必要となる要素だと思うので、思いやりを持って行動することを心がけていきたいと改めて思いました。
初めに鞠の軽さに驚いた。私のイメージは、サッカーボールやバスケットボールの重さだった。材料は、鹿の皮だと聞き軽さの意味が分かった。鞠の作り方は、とても手間がかかる。―中略― 私たちの現代では色々なものが簡単に作ることができる便利な世の中になっている。しかし、簡単に手に入るために、すぐに捨てたり、新しいものを買ったりする。いま、問題になっている。昔のように簡単に手に入らず、手間がかかるなら愛着がわき、この問題を解決できるのではないかと考えた。―以下省略―
平安の文化がとても好きなので、授業の一環として蹴鞠を体験できたことがとても嬉しいです。蹴鞠は貴族たちの嗜む文化であるという認識しかなかったので、芸道として成り立ち蹴鞠を家職とする家ができたことや、天皇が参加して儀式のような形となったり、大衆にも好まれる遊びでもあることを知って驚きました。―以下省略―
蹴鞠についてほとんどわからなかったため初めて知ることが多く、楽しかったです。―中略― 蹴鞠はあまりやっている人がいないと思います。しかし、伝統的なものなのでもっと広まってほしいと思います。またいつか蹴鞠をやりたいです。―以下省略―
―前文略― 私はよく下賀茂神社に行く。そして一番身近な神社で蹴鞠の行事があることを知って驚いた。今度下鴨神社に行った際は、蹴鞠について調べたいと思った。―中略― 蹴鞠について、昔の人が楽しんでいた遊びだから難しそうという先入観で、日本史の授業で出てきても知ろうとしていなかった。しかし、今回の授業を受講して、驚くことがたくさんあり、とても興味を持った。また、機会があれば蹴鞠について知っていきたいと思った。
今回は2限分しかなかったですが、蹴鞠について歴史から実践まで色んなことが学べました。―中略― 蹴鞠は、歳をとってもできると仰っておられたのでまた機会があればやってみたいと思いましたし、ちょっとした運動にもなるので、運動不足にもいいなと思いました。
(動画はここをクリック)
2022年1月31日
蹴鞠像へご挨拶
鞠づくり資料
吊鞠(つりまり)体験
先ずは、カラーボールで!
鞠づくり解説
蹴鞠の長者 後鳥羽院をたづねて
けまり講演&みなせ野散策 ―2021年10月2日(報告)―
秋晴れのもと開催されたけまり講演&みなせ野散策は、
たくさんの方々のご参加で大盛会となりました。
第一部
後鳥羽院と蹴鞠~水無瀬二千回達成鞠会をめぐって~
講師:村戸 弥生氏
第二部
後鳥羽院の愛した水無瀬離宮跡を巡る
講師:豊田 裕章氏
資料づくりや撮影スポットの選定など
先生方と何度も打ち合わせを重ね、
ご講演の内容を練り上げていただきました。
その内容を記録として残すため、撮影・編集を菱川貞義氏に依頼し
この度、ビデオが完成。
今後の取り組みに活かしていきたいと思っています。
ご協力いただいた皆さん、お疲れ様でした。
(動画はここをクリック)
2022年1月28日
開会のあいさつ 水無瀬神宮宮司 水無瀬 忠成氏
第一部講師 村戸 弥生氏
第二部講師 豊田 裕章氏
みなせ野散策(御所池)
散策ゴール地点、水無瀬神宮
新春2022 けまり交流の旅in京都(その3)
~蹴鞠興行があった場所に立ってみたい!~
蹴鞠三昧のお正月三日目は、南に下がって伏見へ。
御香宮神社と藤森神社をたずねました。
―伏見 御香宮神社―
「・・・あるとき伏見の御香宮神社の辺で、江戸衆との蹴鞠興行があった。
ところが、皆、田舎鞠で、正しい教えを受けたこともなく故実も知らないため、
蹴り上げる鞠の拍子が序・破・急の段になっていなかった。
吹く風は蹴鞠の敵であるが、東西南北から吹いて来る所は決まっているので
風に抵抗する事はよくない。この時江戸衆らは、鞠の飛んで来る方向を知らず、
身体と鞠との間合いも、蹴り上げる拍子も知りようがないので、鞠がこちらへ
ゆがんで来る。それを私は一回か二回蹴って直し、自分のいつもの稽古のつもりで、
鞠の上がる高さをうまく揃え、よい稽古になると思って、その後五度ほど、
高足から打緒の技をして鞠を留めて蹴り納めた。見物人は百人もいたろうか。
一同、ひとしおの見物であったと皆褒美なさった。・・・」
平成二八~三〇年度科学研究費補助金研究成果報告書
基礎研究(C)(一般)課題番号一六K〇一六七九
近世蹴鞠の大衆化の構造 ―『中撰実又記』(一六四六)の世界一
研究代表者 金沢星稜大学人間科学部特任教授 大久保 英哲 から抜粋
(動画はここをクリック)
2022年1月23日
右:村戸弥生 先生(小竹荘にて)
御香宮神社
御香宮神社 境内案内図
藤森神社 手水
藤森神社 狛犬
新春2022 けまり交流の旅in京都(その2)
~下鴨神社蹴鞠はじめ ―2022年1月4日― ~
村戸先生とご一緒にけまり三昧のお正月。
二日目は、
京都の年中行事のひとつ 下鴨さんの蹴鞠はじめ。
「ゆっくり見たことがないから、楽しみにしていました」と、村戸先生。
小雨がパラパラ降ってきたり、雲の隙間から陽がさしてきたり。
「鞠がぬれてしまう~!」
鹿革製の鞠は、水は厳禁なのです。
鞠庭にも水が浮いてきましたが、
そんな心配をよそに粛々と始まりました。
「けまりすごいねー!やってみたい!」
私たちの後ろで見ていた保育園児の男の子も喜んでいる様子。
「蹴鞠、たのしいよ~!」と、思わず声をかけました。
もちろん、村戸先生も大満足!!
「見るのも楽しいけど、やっぱり、やってみたいと思うよね~!」
(動画はここをクリック)
報道とは違う角度で撮影した動画に、少し解説を加えました。
2022年1月19日
下鴨神社
「枝鞠」が、神職から目代に
二座目(この日は、初座・二座・三座が奉納された)
鞠水干 大鳥上
新春2022 けまり交流の旅(その1)
京都けまり散歩 ~白峯神宮・上賀茂神社・下鴨神社~
今年のお正月は、
蹴鞠研究家の村戸弥生先生とご一緒に
蹴鞠とご縁のあるお宮さんへ初詣をかねて行ってきました。
旅のはじまりは、白峯神宮。
境内には、蹴鞠の碑があります。
初詣に来ていた家族連れや若い人たちがくるくるくると回していました。
次に向かったのは、上賀茂神社。
正式には、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじや)です。
村戸先生は、初めて訪れた「上賀茂さん」に興奮したご様子。
社務所で境内マップを頂いて、お話をお聞きしました。
この日最後の訪問地は、下鴨さん。
下鴨神社は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)です。
こちらでは、鴨社資料館「秀穂舎」館長の新木直安氏から
賀茂の蹴鞠についてご教示いただきました。
蹴鞠三昧の一日でした。
(動画はここをクリック)
2022年1月17日
白峯神宮 蹴鞠の碑
上賀茂神社 一の鳥居
上賀茂神社 社務所にて
下鴨神社 舞殿
下鴨神社 社務所にて
蹴鞠展2021【感 想】
2021年10月22日~27日
ご来場のみなさんからお寄せいただいた感想をご紹介いたします。
・色々知らないことばかり。大切にしたい物と思いました。
・とても楽しかったです。ありがとうございました。
・けまりの本物。こんなに軽いものとは思っていませんでした。
・実物を見ることが出来、ありがとうございました。
・是非、伝統を残して下さい。
・興味深くお話を伺いとても楽しかったです。
・ストラップ体験、楽しかったです!
・蹴鞠はあまり知らなかったので、詳しくおしえて頂いておもしろかったです。ありがとうございました。
・けまりの作り方を全く知らなかったので、勉強になって面白かったです!
・ご丁寧な説明をして頂き昔からの伝統に接し、嬉しく楽しい一時をありがとう御座いました。お体大切になさって下さい。
・いろんなお話を有難うございます。
・蹴鞠の作品を初めて説明までしていただきすごく良かったです。蹴鞠をいつか見た時、思い出します!
・知らないことばかりでおもしろかったです。がんばってください。
・初めて知ることも多く、いい経験でした。
・(鞠の)中身がないとは知りませんでした。
・大学の講義で蹴鞠の関する事を受けていたので、本物が見れてよかったです。
・とても楽しくけまりのお話をきく事ができました。ありがとうございました。
*****
また、会期中にお寄せいただいた寄付金 合計¥19,300は、
すべて、「KEMARI基金」とさせていただきました。
ありがとうございました。
2021年12月25日 けまり鞠游会代表 池田游達
「蹴鞠展」2021 ~けまりたのしや、いとおかし~
2021年10月22日~27日 於:オプトギャラリー
鞠づくりのため、
鹿皮をもとめて京丹波町に移り住んだのは2017年10月。
あれから5回目の冬を迎えています。
蹴鞠の普及活動も自粛せざるを得なかった2020年は、
プロモーションビデオと蹴鞠パンフレットの製作に費やしました。
それを手に、「蹴鞠展2021」を開催。
今年は、たくさんの方々と蹴鞠交流が出来ました。
(プロモーションビデオはここをクリック)
つぎの開催に向けて今、
あたらしい企画を準備中です。
2021年12月24日
会場にて
鹿皮
蹴鞠の講義を受けている大学生
お散歩途中のご近所の方
鞠づくりの実演
6年生のミキちゃんと
鞠挟み(まりばさみ)と麻地鞠挟紋様
会場風景
2年がかりで新調した鞠装束
上(鞠水干):黄丹地向雲鶴丸文紗上(おうにじ むかいうんかく まるもんしゃのかみ)
下(鞠袴):浅紫白内貫片身替葛袴(あさむらさき しろうちぬき かたみがわり くずばかま)
「美女山詩」書:蒼圭
口語訳:
美女山の里は自然が豊かである
京丹波の森のめぐみを
万年子々孫々まで
永く宝として守ろう
隠岐神社 正式参拝 ―2021年11月13日―
この日の午前中、
後鳥羽院顕彰事業実行委員会事務局の由美子さんのご案内で
ごとばんさん(後鳥羽院)ゆかりの村上家資料館を見学。
そのあと、隠岐神社禰宜の村尾さんに御火葬塚を案内していただきました。
そして、社務所をお借りして鞠装束に着替え
隠岐神社正式参拝。
午後からの蹴鞠体験教室の盛会と、「蹴鞠の発展」を祈念しました。
そこへ!
偶然、観光客の方々がお参りに来られました。
海士町観光協会のツアーガイドの方も鞠装束の私たちにビックリ!!
「こんな機会は二度とありませんよ!」
村尾さんが声をかけられて
お客さんとご一緒に、“プチ”蹴鞠体験会がはじまりました。
「鞠をはじめて見ました。まん丸じゃないんですね。」
ほんの少しの時間でしたが、
予定外の楽しい蹴鞠交流になりました。
午後からは、海士っ子たちと蹴鞠体験教室。
けまり三昧の忙しくも楽しい一日となりました。
(*蹴鞠体験教室の記事は、2021年11月20日付です)
2021年11月30日
隠岐神社正式参拝
偶然出会った方々と「蹴鞠交流」
村上家資料館
資料館をご案内いただきました
後鳥羽院御火葬。偶然に村上家の方とお会いしました
つながる800年 ごとばんさん伝統文化未来教室 第5回「ごとばんさん×蹴鞠」
2021年11月13日(土) 於:隠岐の島 海士小学校
後鳥羽上皇をたずねて、隠岐の島へ蹴鞠交流の旅に出かけてから3年。
そのご縁が、海士っ子たちの蹴鞠体験教室につながりました。
「みなさんは、ごとばんさんを知っていますか?」
「(全員)は~い!!!」
「それでは、蹴鞠を見たことがありますか?」
「・・・。」
地元の人たちは、後鳥羽上皇を親しみこめて「ごとばんさん」と呼びます。
「ごとばんさんは、蹴鞠の名人だったんです。
今日は、ごとばんさんの記録2,000回に挑戦しましょう!」
こんな挨拶で始まった体験教室。
参加者は、年長さんから5年生、そして、保護者のみなさん。
前半と後半の二回に分けて開催されました。
・蹴鞠はサッカーの源流
・実際の蹴鞠(鹿革鞠)
・ルールや作法の説明(サッカーとのちがいは?)
・実際に蹴ってみよう!ごとばんさんの記録 2,000回に挑戦!!
このような内容で体験教室を進めて、いよいよ、カラーボールでけまり体験。
「アリ、ヤア、オウ~!」
体育館いっぱいに大人も子どもも、みんなの歓声がひびきました。
記録は・・・!?
次回の体験会は、3,000回めざして頑張りましょう!
2021年11月20日
鞠づくり(前半)
鞠づくり(後半)
輪になって(前半)
輪になって(後半)
一礼して終了
アンケート記入
前半チ-ム
後半チ-ム
チラシPDF
順徳院をたずねて 2021年・夏 けまり交流の旅(2)
~新潟県観光協会、佐渡観光交流機構~
2021年8月10日、朝。
カ-フエリ-の受付を済ませ、出航までの時間を利用して新潟県庁へ。
対応をしてくださったのは、
公益社団法人 新潟県観光協会(観光庁登録 日本版DMO)
「うまさぎっしり新潟」観光推進協議会次長(統括担当)
貝瀬亮子氏。
佐渡真野宮を訪れる意味や
蹴鞠の普及活動についてご説明させて頂いた。
そのあと、新潟市内を散策。
新潟古町まちみなと情報館でも、けまり交流!
そして夕方、佐渡へ!
2021年8月11日、午前。
真野宮と真野御陵参拝。(けまり交流の旅(1))
そのあと両津へ移動、道の駅あいぽ-と佐渡へむかう。
観光庁登録日本版DMO
一般社団法人 佐渡観光交流機構総務部長
石塚忠宏氏を訪問。
佐渡市でも伝統文化の体験ツアーや地元の人たちとの交流などを企画、
さまざまな事業について取り組んでおられることをご紹介いただいた。
私たちも承久の変800年の今年、
後鳥羽院と蹴鞠のご縁で、この秋、イベントを開催することをお伝えした。
「順徳院ゆかりの地、佐渡でもぜひ、蹴鞠文化の普及を!」
石塚氏からは 「先ずは、交流からはじめましょう」。
心強い言葉をいただくことが出来た。
両津ではほかにも、
佐渡観光情報案内所や、地酒を購入した酒屋さんのご主人とも
けまりパンフレットで交流。
順徳院ゆかりの地、佐渡にも「蹴鞠のあたらしい風」を!!!
(動画もご覧ください)
2021年8月26日
新潟県庁
道の駅 あいぽ-と佐渡
佐渡両津港にて
来島記念
帰りの船「ときわ丸」
順徳院をたずねて 2021年・夏 けまり交流の旅(1)
~真野宮・真野御陵 2021年8月11日~
美女山の里に移り住んで間もない頃、
丹波マ-ケスの骨董市でみつけた「順徳天皇御遺愛 蹴鞠鈴」。
それには「佐渡真野宮」の文字。
手にとって眺めながら、漠然と考えていた。
「いつか訪れたい!」
承久の変から800年。
後鳥羽院と蹴鞠のご縁が繋がった。
10月2日、水無瀬神宮で「けまり講演&みなせ野散策」。
そして、
11月13日、島根県隠岐郡海士町で
伝統文化未来教室「蹴鞠×ごとばんさん」が催される運びとなった。
秋のイベントにむけて準備を進めていた暑いあつい夏。
「そうだ、佐渡へ行こう!」
蹴鞠のあたらしい風をもとめて、
車で往復1290km、3泊4日のけまり交流の旅に出かけた。
『佐渡之国 真野宮略記』
・・・・・天皇は文武両道にひいでられた。文の道では有職故実(禁秘御抄)和歌(八雲御抄、順徳院御集、順徳院御百首等)にすぐれられ、
十年間に二千余首の秀歌をお詠みになられたという。武の道は特に「蹴まり」の技に秀でられた。・・・・・(抜粋)
つづく
(動画もご覧ください)
2021年8月17日
佐渡之国 真野宮
けまり鞠遊会パンフレット奉納
社務所にて
けまり交流(真野観光センターにて)
順徳天皇御遺愛 蹴鞠鈴 佐渡真野宮
「蹴鞠は生き物ですね」
~子どもたちにこの感覚を味あわせたい~
陳洋平先生 蒼開高等学校サッカー部監督
先日(2021年5月9日)、
陳洋平先生が、サッカー部の新しいユニホームを届けに来て下さった。
「直接お会いして、手渡ししたかったんです。」
左袖には、
『風を興す』 けまり鞠遊会のロゴマーク。
先生は、プロのサッカー選手として活躍の後、
現在は、兵庫県洲本市の学校法人柳学園 蒼開高等学校で
教員、指導者として10年。
蒼開高校サッカー部は、昨年の県大会で準優勝の成績をおさめた。
「考え方に共通点が多い」
私たちの蹴鞠の普及活動に共感、
今回の新しいユニホームにロゴマークを入れることになった。
+++++++++++++++++++
「フエゴセリオ」 真剣に遊べ
「游 神」 心を解き放って たのしむ
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一緒に鞠を蹴った。
すこし蹴ったあとすぐに鞠の感覚をつかんだ陳先生。
一段三足(いちだんさんそく)の基本の蹴り方、
縮開(つめびらき)のフォ-メ-ションを的確にとらえた。
さすがである!
「おもしろい!子どもたちにこの感覚を味あわせたい」
「量産された無機質なボールとちがって、蹴鞠は生き物ですね」
はじめて体験した蹴鞠について
勝ち負けの厳しさを知っている先生は、
勝ち負けを競わないゲーム(蹴鞠)の価値、おもしろさを
「まさしく生涯スポーツですね」と、表現した。
スポーツ科学としてとらえた蹴鞠。
そして、
誰もが気軽に楽しめるスポーツKEMARI。
また、蹴鞠のあたらしい風を興す!
2021年5月16日
新しいユニホーム
一足目、蹴り上げた鞠が後方へそれる
振り返って
体の正面で二足目
二足目、鞠を鞠庭の中央へもどす
体を向きなおして
鞠から目を離さない
姿勢は真っすぐのまま
鞠の落下点に入る
三足目、足元で鞠をとらえた!
あたらしい蹴鞠をデザインする(3)最終回 ― 古代文化の再現 ―
~食と蹴鞠のコラボレーション~
今年は、承久の乱(1221)から800年の節目の年。
各地でさまざまな記念行事が行われている。
2021年4月3日
水無瀬神宮では、古代菓子の神饌奉納式が行われた。
そのあとの直会は
「後鳥羽院を偲ぶおもてなし会」。
古代菓子の研究者でもある前川佳代先生(奈良女子大学)監修の
「水無瀬殿スイ-ツ」膳を味わいながら、
前川先生と蹴鞠交流。
その昔、後鳥羽院たちも
こんな美味しいものを食べながら蹴鞠をしていたのか!?
古代文化の再現、食と蹴鞠のコラボレーション
あたらしい蹴鞠の魅力を再発見。
前川先生からも心強いメッセージを頂戴した。
↓↓↓↓↓↓↓
トータルな蹴鞠文化(技、所作、食、衣装、鞠、蹴鞠道の精神など)を
広めるお手伝いをさせていただけたら嬉しいです。 前川佳代
↑↑↑↑↑↑↑
これからも
多くの方々と連携しながら蹴鞠の普及活動に取り組んでいきたい。
最後に
京都新聞洛西総局の梶原記者のメッセージをご紹介する。
↓↓↓↓↓↓↓
先日は楽しい時間にご一緒させていただき、ありがとうございました。
みなさまのご活動のおかげで、大切に継承され、愛される文化の価値を
感じることができました。陰ながら応援しております。 梶原蓮菜
↑↑↑↑↑↑↑
写真撮影:フォトグラファー清水泰人
2021年4月25日 けまり鞠遊会・チ-ムKEMARI
古代菓子
甘葛煎(あまづらせん)奉納
鞠装束で参列
「水無瀬殿スイ-ツ」膳
京都新聞洛西版・2021年4月4日付け
京都新聞市民版・2021年4月4日付け
水無瀬神宮・特設鞠庭
KEMARI文化を未来へつなぐ
あたらしい蹴鞠をデザインする(2) ―体験会―
~大きい人も、小さい人も、みんな一緒に~
今年は、承久の乱(1221)から800年の節目の年。
各地でさまざまな記念行事が行われている。
この日は蹴鞠奉納のあと
体験会を行なった。(水無瀬神宮 2021年4月3日)
参拝に来られた皆さんに鞠づくりを説明する傍ら、
鞠庭では地元保育園の小さい人たちと
鞠あそび!
「なに色がいいですか?」
最初は恥ずかしそうにしながらも、
それぞれが好きなボールを抱えて走りだした。
大きい人も
小さい人も
みんなで一緒に遊べるのが、
古くて新しい生涯スポーツ「KEMARI」。
けまり鞠遊会・チ-ムKEMARIは、
京丹波美女山の里から蹴鞠の魅力を発信しています。
*** メッセージご紹介 ***
「蹴鞠を間近で拝見するのは初めてで、何もかもが珍しく、興奮して撮影してしまいました。
御会のますますのご繫栄とご発展をお祈り申し上げます。」 柳沢正康氏より
「みなさんいい顔してましたねー!
(鞠を)落としたらあかんって(言う)程よい緊張感と
みんなで協力して続けるんやってのがまたいいですね。」
フォトグラファー 清水泰人
2021年4月18日 けまり鞠遊会・チ-ムKEMARI
「なに色がいいですか?」
「わたし、あおいろ~」
「けまりって知ってる?」
キック~!
先生もご一緒に
大人も楽しい!
ホッとしています
鹿革游達鞠
一礼して無事終了、ありがとうございました。
あたらしい蹴鞠をデザインする(1) ―奉納―
~「見る」から「参加する」~
京丹波美女山の里へ移住して4年目の春、
水無瀬神宮で蹴鞠奉納をすることが決まった。
今年は、承久の乱(1221)から800年。
蹴鞠の名足であった後鳥羽院のご命日に
後鳥羽院ゆかりの地で蹴鞠を奉納する!
今年は、4月3日(旧暦2月22日)。
蹴鞠に携わる者としては、言葉で言い表せないほどの名誉なことだ。
腹をくくった!
しかし、鞠足たちもそれぞれ仕事を持っている。
3人しか揃わなかった。
「3人で、何ができるのか?」
「3人で、蹴鞠奉納と言えるのか?」
通常、蹴鞠は4人、6人若しくは8人の偶数で行われるから、
3人の奇数はあり得ない。
「3人で、みっともない蹴鞠は見せられない!」
とことん悩み続けて数日が過ぎた。
そして、ふと思いついた。
「見る蹴鞠」から「参加する蹴鞠」へ
あたらしい蹴鞠をデザインする、これだ!!!
当日、参拝に来られた方々にご協力いただき
参加型の蹴鞠奉納、あたらしい蹴鞠のスタイル!
当日は天候にも恵まれ、絶好のけまり日和!
若い鞠足も、頼もしかった。
所作が少しずつ身についてきた。
写真撮影:フォトグラファー 清水泰人
2021年4月13日 けまり鞠遊会・チ-ムKEMARI
装束着装
参進
枝鞠
神職から目代(もくだい)へ
目代から解役(ときやく)へ
解鞠(ときまり)
蹴鞠がはじまる
一番に手をあげて参加して下さった
木靴を履き替えて
一礼して、終了
ありやーおーありっ!
~ 耳にここち良いリズム ~
水無瀬神宮で蹴鞠奉納と体験会 令和3(2021)年3月14日
承久の乱(1221)から800年。
この節目の年に
後鳥羽院がこよなく愛された水無瀬離宮(現水無瀬神宮 大阪府三島郡島本町)で
蹴鞠奉納と体験会をさせていただきました。
若い鞠足と四人立。
鞠は続きませんでしたが、参拝に来られた皆さんの声援に支えられ
「蹴鞠の楽しさを伝えたい!!!」
緊張のなか懸命に鞠を追いかけました。
手元資料によると、前回、水無瀬神宮で蹴鞠奉納があったのは
昭和62(1987)年10月18日(蹴鞠保存会九十年誌より)。
それから数えて、約34年ぶりです。
奉納のあとはけまり体験会。
小さいお子さんも交えて「鞠あそび」。
「アリ、ヤア、オー」の請声(こいごえ=掛け声)とともに
みなさんの笑い声が境内に響きわたりました。
けまり鞠遊会として初めての蹴鞠奉納。
貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
伝統文化の「蹴鞠」から気軽に楽しめる生涯スポーツ「KEMARI」まで、
これからも普及活動に精進いたします。
最後に参加者の感想をひとつご紹介します。
鞠場の近くで土いじりして遊んでる小さいお子さんが、
「ありやーおーありっ」っと唱えながら地面にお絵かきしてました。
耳にここち良いリズムは伝わるんですね。
横で聞いてて楽しくなりました。
2021年3月22日 けまり鞠遊会・チ-ムKEMARI
水無瀬神宮 2021年3月14日撮影
境内でプロモーションビデオを流していただきました
蹴鞠奉納
体験会
体験会
体験会
体験会
終了後、安堵の顔で
蹴鞠の風を興す
~ この道の長者・後鳥羽上皇をたずねて -水無瀬神宮- ~
「この道の長者」と称された蹴鞠の名足、
後鳥羽上皇をたずねて
隠岐の島へむかったのが一昨年の12月。
その時知り合った上田さんとは、今も、蹴鞠交流を続けています。
そして昨年12月
後鳥羽上皇と蹴鞠のご縁が、水無瀬の地へと繋がりました。
水無瀬神宮は、
後鳥羽上皇が愛した水無瀬離宮の跡地にあります。
(大阪府三島郡島本町)
チ-ムKEMARIの記事が目に留まった地元の方から
お声をかけていただき水無瀬神宮へ。
鹿革鞠を持参して、
けまり鞠遊会の目的や鞠作りの話を聞いていただきました。
「水無瀬で蹴鞠をやってみたい!」
「お稽古からスタートしてみよう」というお返事。
あせらず、いそがず、たとえ歩みがゆっくりであっても
蹴鞠は逃げていきません。
2021年、あたらしい蹴鞠の風を水無瀬の地から!
2021年1月9日 蹴鞠の風を興す
万利鈴
本殿の前庭(歩測ですが、丁度いい鞠庭の大きさです)
社務所にて(撮影:2020年12月20日)
菊水(境内より湧き出る「離宮の水」は、全国名水百選に選ばれている)
本殿と宮とうろう(撮影:2021年1月4日)
おわりに
実は、このイベント・・・
コロナの影響で、12月にはいってからも
中止するか否かの検討がされていました。
五里霧中の状況でしたが、
感染防止対策、ワ-クショップの人数制限にくわえて
シンポジウムはオンラインのみと、内容を変更しての開催となりました。
私たちも万難を排して、東京に行ってきましたが
伝統文化と鹿つながりの新しいご縁を得ることが出来ました。
ここに、全日本鹿協会ならびに、港区立エコプラザのみなさん、
そして、ワ-クショップにご参加いただいた皆さんに
御礼申し上げます。
頂いた講演料の一部は、KEMARI基金として
蹴鞠の普及活動に役立てます。
2020年12月19日 けまり鞠遊会
(右から)流鏑馬射手装束:公益社団法人大日本弓馬会 阿部久人氏
鞠装束:けまり鞠遊会 池田蒼圭
阿部氏から「伝統文化と鹿の横のつながりも大事ですね。これを機にコラボできれば良いですね」
蹴鞠の伝統・文化は、未来へと繋がっていきます
【以下、アンケート結果の感想から】
全日本鹿協会2020年度冬のイベント~鹿皮・鹿革に親しむ~
ワ-クショップ 蹴鞠ストラップ作り
アンケート結果(港区立エコプラザ)より、この講座の感想
・丁寧に教えて下さり、子供と楽しく参加できました。
・小さな子供と体験が出来て良かったです。
・本物の蹴鞠、工程が良くわかりました。ありがとうございました。
・受講者の人数も丁度良く、講師の方の指導が受けやすかったです。
準備もしっかりして下さり、初めての人でもやり易いよう工夫されていました。
全日本鹿協会2020年度冬のイベント ~鹿皮・鹿革に親しむ~(後半)
オンライン シンポジウム
『人と鹿の共生~蹴鞠、流鏑馬から見る日本人と鹿の関係~』
テ-マ:鹿皮の伝統的な活用―蹴鞠・流鏑馬(けまり・やぶさめ)
講演の4日前、東京ではコロナ第3波のピーク。
開催中止も視野に入れて検討された結果、
参加者なしの全面オンライン シンポジウムに変更
会場はスタッフのみとなる。
―前日(12/5)会場入り―
15時からスタッフと打合せ。
パワーポイント並びに動画の挿入順序決定。
なれない機械操作をしながらのリハーサル。
カメラとパソコンとマイクを相手に話しかける事になった。
「カメラはこちらです。マイクに向かってお話し下さい」
「画面の切り替えは、このコントローラーでお願いします」
エコプラザの伊藤さんから指示がでる。
前日までの自宅リハーサルは飛んで行ってしまった。
どんな人がこのシンポに参加されるのか?
話のターゲットをどこに絞れば良いのか?
「何とかなるだろう?いや、何とかする!!」
その夜は、さすがに熟睡できなかった。
―当日午後、本番―
「池田さん、マイク入ります!」
準備していた原稿はあきらめて、
パワーポイントの画面だけを頼りに話し始める。
視聴者の反応は分からない。
ただただ、言葉が届くように!
伝えたい事だけに集中して、マイクに語りかける。
けまり鞠遊会の目指すところ
蹴鞠の歴史
鞠作り
蹴鞠の作法
普及活動の紹介
あっという間の50分。
言いたい事は伝わったのだろうか?
参加して良かったと思っていただいたのだろうか?
すべての日程を終えて帰路に就く。
帰りの車中で、どっと疲れがおそってきた。(つづく)
2020年12月15日 游達
「KEMARI文化を未来へつなぐ」―中国伝来~江戸末期の歴史を紹介
「けまり実技(ラフ編集編)」シンポジウム限定公開の動画を披露しました。
撮影・編集協力:菱川貞義氏(NPO法人いのちの里京都村 理事長)
出演協力:田端真子氏・田中茉帆氏(けまり鞠遊会会員)、古川岳秀氏・大田剛史氏(劇団風の子関西)
「作法の実演・身傍鞠(みにそうまり)」―姿勢正しく、体から鞠が離れないように蹴り上げる
鞠装束と、流鏑馬の射手装束(公益社団法人大日本弓馬会 阿部久人氏)
質疑応答・まとめ(右側:全日本鹿協会副会長 小林信一氏)
*シンポジウムの報告は、来年の全日本鹿協会・鹿研究に掲載予定です
全日本鹿協会2020年度冬のイベント ~鹿皮・鹿革に親しむ~
2020年12月6日 東京都港区立エコプラザ
ワ-クショップ 蹴鞠ストラップ作り
快晴の日曜日
「みなさん、おはようございます!京都から来ましたけまり鞠遊会です。
今日は蹴鞠ストラップで、鞠をくくる作業を体験していただきます」
小さな参加者さんにも声をかけながら、
まずは、針に好きな色の糸を通してもらって
さあ!ワ-クショップの開始です。
この日は、全日本鹿協会副会長の小林信一先生のおかげで
国産の鹿革を用意できました。
小さな方には「ちょっとむずかしいかな?」と思っていましたが、
頭を寄せて手元をのぞきこんで、
一生懸命な顔が可愛い!
黙々とストラップ作りに取り組んでいる様子は、
とても楽しそうでした。
「実際の鞠もこんな構造になっているのですね」
「(見本のように)キレイに出来ないのですが・・・」
出来るだけ簡単に作れるようにと工夫を重ねてきたので、
「私はもう、100個以上は作っていますからね(笑)」と、游達。
苦労しながらも、自分で作った蹴鞠ストラップを手に
「かわいい~!」
みなさんに喜んでもらって無事終了。
最後にエコプラザから
「お昼からオンラインでシンポジウムがありますので、
申し込みは、今からでも間に合いますから是非どうぞ」
と、ご案内がありました。(後半につづく)
2020年12月12日 チ-ムKEMARI Soukei
ご家族みんなで参加してくれました
手元をじっとのぞきこんで
何度もやり直しながら、最後まで完成させました
みんなのストラップをパシャッ!エコプラザの広報誌に載るのかな
「蹴鞠の魅力知り 興味持って」
京都新聞丹波版:2020年11月12日付
取材~味夢の里で待ち合わせ~
佐々木記者:「はじめまして、千葉県の千、奈良県の奈、ですが、滋賀県出身です」
先ずは、自己紹介で笑わせてくれた佐々木千奈記者。
わたし:「滋賀県大津市の平野神社でも蹴鞠奉納があるんですよ、知ってますか?」
佐々木記者:「え~! わたし平野小学校出身です。平野神社へ行ったことはありますけど・・・」
大津の平野神社は「けまり神社」として歴史は古く、
蹴鞠の神様である「精大明神」が祀られているお宮さんです。
明治43(1907)年5月:大津・平野神社奉納
昭和51(1976)年2月:大津市立平野小学校100年記念に蹴鞠披露
(『蹴鞠保存会九十年誌』より抜粋)
このような古い記録も残っていますが、今ではあまり知られていないのでしょうか?
普及活動は大事だと、あらためて実感しました。
さて、「蹴鞠コ-ナ-」へ移動、
鞠装束のまえで取材を受けました。
「テレビでしか見たことのない方にも実際に装束を見てもらって、
蹴鞠に興味を持ってもらえればと思います」
説明にも熱が入ります。
取材終了後
わたし:「また(プライベートで)けまり体験に来てくださいね!」
佐々木記者:「はい、ぜひ体験したいです!!」
いつでもどこでも、出会った方と蹴鞠交流。
これが私たちの普及活動の真骨頂です。
2020年11月20日 チ-ムKEMARI Soukei
取材:2020年11月5日
記事:2020年11月12日付け
「新聞を見てきた」地元の方と蹴鞠交流
けまりシ-ン撮影
令和版 後鳥羽上皇の2,000回に挑戦しよう!!
~ 第1回 けまり記録会 ~ 来春開催
来年(2021年)は、承久の乱から800年。
そして、
島根県隠岐郡海士町の隠岐神社では、「後鳥羽天皇御遷幸800年」を迎えます。
私たちは昨年末にこの地を訪ねて以来、
隠岐の島の上田さんと交流を続けています。
(2020年1月記事:蹴鞠・この道の長者「後鳥羽上皇を訪ねて」)
後鳥羽上皇は、
「この道の長者」(『承元御鞠記』群書類従所収)と称されたように
「蹴鞠の名足」でもありました。
参考資料としてご紹介しますと、
承元2(1208)年2月23日、水無瀬離宮(現:水無瀬神宮)での鞠会で
鞠が2,000余回続いたという記録が残されています。
(『道家公鞠日記』大日本史料第四編之九所収)。
そこで!!
まえおきが長くなりましたが、こんなイベントを開催いたします。
令和版 後鳥羽上皇の2,000回に挑戦しよう!!
~第1回 けまり記録会~
果たして、2,000回も鞠が続けられるのか!?
ワクワク、ドキドキの楽しい「鞠あそび」
ご一緒しませんか?
2020年11月15日 けまり鞠遊会・チ-ムKEMARI
年中行事絵巻(模本) 埼玉県立歴史と民族の博物館蔵(部分)
【主 催】 けまり鞠遊会
【共 催】 アトリエ蒼天
【日 時】 令和3年4月24日(土)13:00~17:00(雨天順延)
【場 所】 道の駅 丹波マーケス 丹のまち広場 多目的グランド
【ルール】 蹴鞠の精神「和を以て貴しと為す」を大切にして蹴鞠の作法を学ぶ
もちろん、勝ち負けはありません(競いません)
右足の甲でリフティング(サウスポーの方は左足)(一段三足の作法)
地面に落とさず蹴り続けた回数をチームごとにカウントする
(蹴り足の甲のみで蹴った回数をカウント。サッカーとは異なります)
回数と優雅点(*)を加えた点数を記録とする
(*)優雅点は100点からの減点方式で、けまり鞠遊会の会員が行います
1回のゲ-ムは15分間(鞠が続いている時は、地面に落ちるまで延長)
コ-ト(鞠場)の広さは7メ-トル四方
使用するボ-ル(鞠)は、けまり鞠遊会所有の指定鞠
【募集要項】
参加資格:日本の伝統文化である蹴鞠に興味・関心のあるすべての個人とチ-ム
参加部門:4人制・6人制・8人制および、個人(部門選択は自由)
参加費 :1チ-ム2,000円/個人参加500円
受 付 :先着10チーム(個人)
(定員になり次第しめきります)
【注意事項】
*動きやすい服装・かかとがある靴で参加して下さい(鞠装束の貸し出しはありません)
*参加費の一部は、必要経費を差し引いた後「KEMARI基金」として蹴鞠の普及活動に役立てます
*ルールの詳細および稽古方法は、参加者または参加チームにお知らせします
*中学生以下は保護責任者の同伴と参加同意書をご提出ください
*コロナ対策として、検温・手指の殺菌・体調管理は、個人または各チームで行ってください
*体調の優れない方の参加はご遠慮ください
*開催場所・内容を変更する場合があります
*タイムスケジュールは別途、お知らせします
【申込方法・問合せ先】募集要項、注意事項をご確認の上、こちらよりお願いします
「英姿颯爽」~六人の鞠足たち~
今年に入ってからは、
COVID-19の影響で蹴鞠の普及活動も自粛を余儀なくされた。
しかし、その歩みを止めることは出来ない。
「何が出来るのか?」
対外的な活動はすべて中止・延期となる中、
蹴鞠の魅力を紹介する「プロモーションビデオの作成」に取り組むことにした。
京丹波の自然、鞠作り、蹴鞠座談会、BGM
撮影・録音は、季節の良い秋ときめて準備をすすめてきた。
そして、
この日は「けまりシ-ン」の撮影日。
朝8時に出演者・スタッフが集まってきたが、雨が降り出した。
スマホで天気予報を検索しながらミーティング。
「ドローンの空撮はムリやなぁ~」
「雨なら雨で、それなりに撮影をしましょう」
雨のやみ間を見計らって、
午前中はウォーミングアップをかねて基本の稽古。
蹴鞠のリズムは「右・左・右」の三拍子。
小雨の中、真剣に鞠を追いかける。
次は、立ち位置を確認しながら輪になって蹴る。
鞠が少しずつ繋がるようになると、もう
雨なんか気にならない。
午後の本番に向けて、みんなの心が一つになっていくのが見えた。
鞠装束を着ける。
白衣に着替えて袴をはいて、鞠水干を羽織るとテンションは最高潮!
「さあ、いくぞ!」
雨は本降りになり丹波霧につつまれた味夢の里は、まるで水墨画の世界。
遠巻きのお客さんに見守られながら
「アリ・ヤア・オウ」の鞠足の声が響き渡った。
1400年の歴史を越えて、蹴鞠はいまも私たちを魅了する。
2020年11月7日 立冬
追申
道の駅京丹波味夢の里様をはじめ、撮影にご協力いただいたすべての皆さんに感謝申し上げます。
ありがとうございました。
けまり鞠遊会 代表 池田游達
プロモーションビデオ作成 アトリエ蒼天
「英姿颯爽」
朝のミーティング
長時間の撮影
道の駅 京丹波 味夢の里「蹴鞠コ-ナ-」
装束の手入れは欠かせない
地元女性の会と鞠あそび 「心の交流も出来ました」
~京丹波町女性の会丹波支部主催「けまり体験会」~
2020年10月21日 道の駅丹波マ-ケス・うるおい館
丹波霧に包まれた白い朝、それは晴天になるあかし。
「よし、絶好のけまり日和だ」
今年最初のけまり体験会は、
京丹波町女性の会丹波支部の主催で開催しました。
もちろんコロナ対策も万全です。
手探りでコツコツ取り組んできた蹴鞠の普及活動。
それが、地元の方々と「けまり体験会」というかたちで実を結びました。
先ずは、支部長の上田さんのご挨拶。
「あいさつは苦手やねん」と仰っていましたが、
「京丹波町に蹴鞠を伝えている人がいる」と私たちを紹介。
「今日は楽しみましょう」
体験会の前半は、
蹴鞠の歴史や鞠づくりについての講演。
「鞠って軽いんやね」
「鹿の皮で鞠は何個できるの?」などなど
質問や感想をたくさん頂きました。
休憩の後は、
ポカポカ陽気の中で鞠あそび。
蹴鞠のリズムは三拍子。
初めての皆さんには少し難しかったようですが、
大きな笑い声が美女山に響き渡りました。
そして、第1回「けまり記録会」にも挑戦!
なかなか鞠は続きませんでしたが、それでも「記録4回達成」。
みなさん、お疲れ様でした。
そして三役のみなさん、大変お世話になりありがとうございました。
2020年10月24日 游達「子ども達にも蹴鞠の楽しさを教えにいきたい」
体験会の講演料の一部は、「KEMARI基金」として
蹴鞠の普及活動に活用いたします。
(「KEMARI基金」のページを参照ください)
★アンケートから
今後の活動の参考にするため、アンケートにもご協力いただきました。
一部をご紹介いたします。
・良い鹿皮を求めて転居までされたご夫婦の熱意をすごいと思いました。
・「けまり」をはじめ、色々な伝統文化の継承の難しさをあらためて知りました。
・小学校や中学校で子ども達にも教えてください。
・本日は、貴重な体験のご縁を頂き、誠に感謝でいっぱいです。
蹴鞠道の精神「和を以て貴しとなす」心に受けさせて頂きました。
・コロナ禍で心が沈んでいる時、屋外で皆と会え、3密(にならないように間隔)を保ってふれあう事ができて、
心の交流もできました。対面はリモートではできない。
人間本来の大切な絆をつくるものと感じました。
・今回、体の都合で見学のみとなりましたが、今後は自分もご一緒させて欲しいです。
・小学生とか(6年生位)に教えて頂ければ、一緒に頑張って習ってくれると存じますが・・・。
・すごくたのしかったです。久しぶりの人とも話出来た、やっぱり出て行かないとネ。
美女山をバックに記念撮影(マスクをはずして)
鞠づくりの解説、質問が飛び交います
カラーボールでけまり体験
みんなで楽しく鞠あそび、「記録4回」達成
京丹波町が“蹴鞠の里”に?! KEMARI文化を未来へつなぐ
「KYOTO SIDE」2020年10月20日公開
知られざる京都の魅力を紹介する「KYOTO SIDE」。
そんなファンコミュニティサイトに
けまり鞠遊会が紹介されました。
2020年9月29日。
美女山の里は、秋晴れの蹴鞠日和。
取材に来られたライターさんも「鞠あそび」。
初めてのけまり体験に苦労されていましたが、
「無我夢中で鞠を追い続けるのって、純粋に楽しい!」。
その後は、小竹荘ギャラリーの作品を観てもらいながら
京丹波町へ移住したきっかけや、
鞠づくりの苦労話まで
私たちの蹴鞠愛を聞いてもらいました!!
「KEMARI文化を未来へつなぐ」
こんな大きな目標をめざして
これからも蹴鞠の普及活動に精進していきます。
みなさんの応援をよろしくお願いいたします。
2020年10月20日 チ-ムKEMARI Soukei
鞠づくりの取材
一粒の大麦をとらえるプロの仕事
撮影:入交カメラマン(小竹荘鞠庭にて)
京都府ホームページに掲載
池田游達・蒼圭|CREATORS FILE|
京都府地域文化創造促進事業ウエブページ
去る2020年6月24日、
京都府地域ア-トマネージャー(南丹地域担当)の宮下忠也氏から
蹴鞠の普及活動についての取材を受けていましたが、
その記事が、
京都府地域文化創造促進事業のウエブページ
CREATORS FILE(クリエイターズ・ファイル)
に掲載されました。
京丹波町に移住して3年。
これからも
蹴鞠の奥深さ、鞠あそびの楽しさとともに
「森のめぐみ・KYOTAMBA」の情報を
発信していきます。
2020年9月29日 けまり鞠遊会
取材に来られた宮下さんも「けまり体験」(2020年6月24日撮影)
蹴鞠装束の虫干し
三年にわたって誂えた装束たち。
今年のイベントで体験してもらえるよう
大中小いろいろなサイズも調えていましたが、
まだ、仕付け糸がついたままに・・・。
でも、やっと役立つときが来ました。
この秋、プロモーションビデオで「けまりシ-ン」も撮影します。
その準備のために
座敷いっぱいに装束をひろげて虫干しをしました。
美女山の秋の風景にとけこむように
六人の鞠足が、
色とりどりの装束をまとって、鞠あそびをいたします。
2020年9月21日
蹴鞠装束の風通し
来客には、鞠あそびで「おもてなし」
秋桜
実りの秋
鹿肉を味わいながら 鹿革製品を手作り
~~鹿ワ-クショップに参加~ 2020年9月5日~
眼前に富士山をのぞむ標高830メ-トルの朝霧高原にある
ふもとっぱらキャンプ場(静岡県富士宮市)
ここで、全日本鹿協会主催の「鹿ワ-クショップ」が開催されました。
鹿革を使ってキーホルダーなどを手作りするワ-クショップでは、
子どもさんの姿もありました。
私たちは、鹿肉を味わうワ-クショップに参加。
鹿肉は、地元で捕獲された鹿を、キャンプ場内の処理施設で加工、
それを施設内のキッチンで調理したもの。
コロナ対策のため、人数制限をして3回に分かれて行われました。
おいしい鹿肉を味わったあとは「鹿」つながりで、蹴鞠交流。
蹴鞠の資料を配布して鹿革鞠の解説。
「鹿の革で出来ているのですね」と、関心を寄せて頂きました。
私たちとご一緒だったのは、
地元富士宮市の産業振興部の方々、
静岡県立大学食品栄養科学部の先生方と、静岡県会議員の方。
この楽しくて美味しいイベントは、
「産・官・学」一体となった取り組みでした。
けまり鞠遊会は、まだまだ歩みをはじめたばかりですが、
多くの方々と連携しながら
蹴鞠の普及・伝承という大きな目的をめざして行きたいと思います。
2020年9月13日 けまり鞠遊会
ふもとっぱらキャンプ場
鹿肉プレート
鹿肉のあとは蹴鞠交流
鹿革を使った手作りワ-クショップの会場にて
右から:
小林信一氏(全日本鹿協会副会長・事務局長、静岡県立農林環境専門職大学短大教授(大学兼任))、
井戸直樹氏(全日本鹿協会理事、森のたね代表)、池田游達(全日本鹿協会会員、けまり鞠遊会代表)
自然豊かな朝霧高原
「正統な蹴鞠を追い求めて」
~濃紫(こきむらさき)~
今年の蹴鞠展は、
新型コロナウイルスの影響ためにやむを得ず延期した。
しかし、
蹴鞠普及の活動を自粛する一方で、
来年の開催に向けた準備も怠っていない。
濃紫葛袴(こきむらさきくずばかま)の新調。
伝統文化を伝えるためには、
それを支える「伝統産業の振興」も不可欠であると考えている。
葛布でつくる鞠袴もその一つである。
葛はどこにでも自生しているが、
その繊維を使って織られる葛布は、もはや伝統工芸品、
静岡県掛川市の特産品である。
その自然素材の葛布を染めるために今回、丸山染工さんにご協力いただいた。
染工場も初めて扱うこの高価な葛布に細心の注意をはらって、
「濃紫」に染め上げてもらった。
これを袴に仕立てて、来年の蹴鞠展でご披露したいと思っている。
けまり鞠遊会の目的は、蹴鞠の普及・伝承・後継者育成。
そのために、蹴鞠研究の有識者の先生方から助言をうけて、
歴史資料に基づく正統な蹴鞠を追及している。
先日、亀岡市にある京都スタジアムに蹴鞠像が寄贈されたというニュースがあった。
こんなモニュメントは何処にもない。早速、出かけてきた。
鞠装束が細かいところまで表現されていて、とても感動した。
蹴鞠が話題になることは、普及のための第一歩。
是非、たくさんの人に関心を持って見てほしい。
美女山の里も秋の気配。
プロモーションビデオの撮影準備もすすんでいる。
あとは、
「鞠あそび」シ-ンの撮影に協力してもらえる有志をお待ち申し上げる。
photo by Soukei
2020年8月30日
濃紫に染め上げられた葛布
蹴鞠像・京都スタジアム
美女山晩夏
クマゼミ
百合・満開
檜扇
里の夕景
「私からのエ-ル」
~隠岐の島・上田さんから「海の幸」~
「スポーツの日」の今日、
隠岐の島でけまり交流をした上田さんから
応援の「エ-ル」とともに「海の幸」が届きました。
上田さんとの出会いは、
蹴鞠・この道の長者「後鳥羽上皇を訪ねて」
~隠岐神社 2019年12月28日~
をご参照ください。
今年は、Withコロナなどもあって、
思いっきり夏休みを楽しめない状況が続いています。
医療機関で働いている三十年来の友人も
想像以上に仕事が大変そうで、
業務命令ではないけれど「休日の外出も控えている」との事。
アトリエ蒼天・けまり鞠遊会も対外的活動は自粛中ですが、
「生涯スポーツKEMARI」と、伝統文化「蹴鞠」の普及のために
今が踏ん張りどころ!
プロモーションビデオの作成準備や
丸山染工様との連携で鞠装束の新調の手配などなど
多くの方の協力も得ながら、
一つひとつ着実に、普及活動に取り組んでいきます。
2020年7月24日 スポーツの日、コロナに負けへんで!!
上田さんからのメ-ル
隠岐の島・海の幸
左:上田氏/右:游達(2019年12月28日撮影)
隠岐汽船 乗船切符
蹴鞠講演とワ-クショップ
~12月に東京で〜
対外的な活動を自粛している中、
先日、うれしい知らせがありました。
蹴鞠講演とワ-クショップ「けまりストラップ作り」
全日本鹿協会の理事・事務局長の小林信一先生からのご依頼です。
昨年11月の日本ジビエサミット㏌東京では、
『鹿資源の多様な利用法―鹿茸・皮革・エコツアー』のセッション(22-RA3)で
日本の伝統文化「蹴鞠」と鹿革鞠の関係について講演。
飛び入りの方にも鞠を蹴ってもらい
会場の方々からも大きな関心を寄せていただきました。
今年12月は、
講演にくわえて「けまりストラップ作り」のワ-クショップも開催予定。
(詳しくは今後決まり次第、お知らせします)
多くのみなさんに蹴鞠を身近な伝統文化として
見て・さわって・体験もできる
たのしい機会にしたいと、今から張り切っています。
~コロナを吹き飛ばせ‼~
12月の講演にむけて準備を進めながら
コロナウィルス感染が終息する事を願っております。
新しくなった全日本鹿協会ホームページの会員紹介で
けまり鞠遊会も掲載されていますので、ご覧ください。
2020年7月4日
「けまりストラップ作り」の材料と完成品
気軽に楽しく!日本の伝統文化 KEMARI体験会
2019年7月6日~2020年2月8日まで 全19回
無事終了しました。
令和元年度のけまり体験会を終えてから・・・
「行きたかったんやけど、次はいつあるの?」
「子供と一緒に蹴鞠しに行くわ」
と、声をかけてもらっています。
また、春からの新しい企画でご一緒に「鞠あそび」しましょう。
「けまり体験会」
参加者総数340人/東京2020応援メッセージ107筆/チラシ配布608枚
蹴鞠解説資料配布184枚/アンケート46枚/スタッフ延べ66人
ご参加いただいた多くのみなさん、ありがとうございました。
2020年2月8日 京丹波美女山の里 けまり鞠遊会
2019年7月6日-東京2020応援Tシャツを着て
2019年7月13日-兄弟たち
2019年7月27日-アンケートのご協力
2019年8月17日-京丹波町ウイ-クリ-取材
2019年8月24日-東京2020応援Tシャツを着て
2019年8月31日-応援メッセージのご協力
2019年11月30日-男の子とキック
2019年11月30日-鞠作りの解説「硬くて重たい」
2020年1月11日-手を広げて・劇団風の子関西
2020年2月1日-参加者同士で「けまり交流」
気軽に楽しく!日本の伝統文化 KEMARI体験会 全19回
夏·秋·冬の三つの季節を越えて
無事終了(2020年2月8日)
暑い日も寒い日も、毎回のように新しい出会いがありました。
たくさんの方から、「頑張って!」の応援メッセージもありました。
幅広い年齢の方々とご一緒に「鞠あそび」を楽しむことが出来ました。
はじめて出会った人たちが、ひとつの鞠を追いかける。
1400年の歴史をこえて愛され続ける「蹴鞠」。
これからも、美女山の里から蹴鞠の魅力を発信します。
けまり体験会の最終日。
地元神社の宮司さんが、体験会のチラシをもって訪ねて来られました。
また一つ、
京丹波町で、蹴鞠の新しいご縁が繋がりました。
「けまり、上手になるぞぉ~!」日吉の男の子
2020年2月1日 けまり体験会
いつものように
体験会がはじまる前は、チラシを配りながら声掛けをしています。
この日は、日吉からきた家族連れが体験会に参加。
「こんど一年生!」お兄ちゃんは六歳、思いっきり楽しんでくれました。
「けまり上手になるぞぉ~!」 「来週も(体験会に)来たい‼」
お母さんはちょっぴり苦笑い。
二歳の弟くんは、恥ずかしそうにカラーボールをかかえて「にっこり」。
にぎやかな体験会になりました。
惜しくも空振り、元気いっぱいのお兄ちゃん
輪になって「鞠あそび」
「はじめての体験でしたが、身体があったまり、いい運動になりました」
「楽しく体験させていただきました」
「とてもむずかしく、でも、おもいろかったです」
鴨沓(かもくつ)の履き方
亀岡市、奈良県、大分県から遊びに来たという親戚五人の方々に鞠装束の説明
鞠と遊ぶ「蹴鞠体験会」
主催:NPO法人京都観光文化を考える会・都草
昭和モダンの建築物、旧西陣小学校で開催(2020年1月26日)
都草様とのご縁は、昨年3月の「蹴鞠展」に始まります。
たまたま会場の前を通りかかった、会の理事長をされている小松様との出会いでした。
そして、理事で事務局長の藤井様からご依頼をいただき、打合せを重ねて、
21名の会員のみなさんのご参加で「蹴鞠体験会」を開催する運びとなりました。
前半は、パワーポイントを使って蹴鞠の歴史のお話と、鞠作りの解説。
京都の歴史に詳しいみなさんが、メモを取りながら話を聞いて下さり、
ティ-タイムでは、たくさんの方から熱心なご質問を受けました。
「京都にまつわる蹴鞠の話で、親しみがわいた」
「私たちに出来ることがあったらお手伝いしますよ」等々、
お声もかけていただきました。
これからも蹴鞠の普及活動に精進いたします。ありがとうございました。
案内看板(旧西陣小学校校門)
ティ-タイムは質問タイム 「外郎右近政光はなぜ、伊豆大島へ流されたのか?」
鞠作りの解説(旧職員室) 「鹿一頭で鞠がいくつ作れるのか?」
体育館にて蹴鞠体験 「見てるよりむずかしかった」
体育館にて蹴鞠体験 「蹴れへんけど、楽しかった」
「寒いけど、たくさんの人が来てくれはったらいいねェ」
2020年1月25日 「けまり体験会」
強い風がビュービュー吹いて、とっても「さぶい(寒い)!」
そして「人影もなし!」
「しゃあないなぁ~(仕方ないなぁ)」と空を見上げてつぶやいていると、
京丹波町観光協会の方が声をかけてくれました。
「寒いけど、たくさんの人が来てくれはったらいいねェ」
「春からのイベントがあったら教えて、また、お知らせに載せるから頑張って!」
応援ありがとうございます。元気をいただきました。
「(落ちてくる鞠を)足元まで待って蹴るのはむずかしい」
うるおい館の中でけまり体験(2020年1月25日)
中本さんご夫妻に声をかけて。
お二人は、昨年10月の「京丹波・食の祭典」に「けまり体験ブ-ス」を出店した時も参加してくださいました。
「蹴鞠の歴史など詳しいことが聞けて、これから(蹴鞠の)見方も変わります」
「蹴らしてもらえるんですか⁉」 カメラマン
「体験させてください。」 美女山登山の帰りに
2020年1月18日「けまり体験会」
「今日も地元の方々と鞠あそび出来てよかったなぁ~」と片付けはじめていると、視線を感じるのです。
美女山の写真を撮っていた若い男性。声をかけてみました。
「蹴ってみますか?」
「蹴らしてもらえるんですか⁉」
福井県から来たという彼、どうも蹴ってみたかったご様子。
10分ほどでしたがマンツーマンで体験してもらいました。
そのあと・・・
美女山の登山帰りの方がこちらの方へ近づいて来られました。(園部の方)
「体験させてください。」
またもや、マンツーマンの体験会。サッカーの経験があるこの方は、なかなかの“足まえ”でした。
お一人ずつでも、少しずつでも、けまりの輪が広がっています。
「けまり楽し! いとをかし!」
河童さん、体験会の応援参加ありがとう!
パパ:「さあ、買い物して帰ろう」
ショ-君:「最後にあと一回だけ」
地元、和知の家族連れ。
お母さんが一番たのしんでいるご様子でした。
「芝居で(蹴鞠)が出来たらなぁ」
劇団風の子関西、団員が「蹴りはじめ」に初参加
2020年1月11日(土)
劇団風の子関西の大田さんから、「蹴鞠を体験したい」と連絡がありました。
「蹴鞠とお芝居?」
劇団風の子関西は、京都の
乙訓を中心に学校、幼稚園、保育園で子供たちの目線にたったお芝居を届ける児童劇専門集団。
そのお芝居に「蹴鞠を取り入れられないか?」との事。
そこで「けまり体験会」をご案内していました。
この日は、4人の団員さんが美女山の里を来訪。3時間のあいだ休憩を惜しんで「鞠あそび」。
だんだんとコツがわかってくると鞠が上がるようになりました。
普段から身体を使って「表現」されている4人の団員さんは、
「鞠あそび」を楽しみながら「演じている」ようにも・・・
「鞠を蹴りつなぐ楽しさ」を子どもたちにお芝居で伝えられたら、
こんな素晴らしい事はありません!
団員の4人が一心に鞠をおいかける
「全然知らなかった蹴鞠に触れることができ、また、実際に体験出来てとても面白かった」
「むずかしかったけどめちゃくちゃ楽しかった、また来ます!」アンケートから
2020年の「蹴りはじめ」
天候にも恵まれ、今年も元気にけまり体験会をスタート!
10代から70代の方々と「鞠を楽しむ」ことが出来ました。
蹴鞠・この道の長者「後鳥羽上皇を訪ねて」
~隠岐神社 2019年12月28日~
昨年夏からはじめた「けまり体験会」。
蹴り納め(2019年12月21日)を無事に終えて思いついたのが、
隠岐の島へ 「蹴鞠の旅」。
この道の長者「後鳥羽上皇」様を訪ねて隠岐神社へ行って参りました。
そして、地元の方々との「けまり交流」。
五つのエピソードで、お土産話をご紹介いたします。 (2020年1月)
フェリーくにが 隠岐の島
その一 「オフシーズンに何しにきた?」
~定期バスのドライバー上田さんとの出会い~
隠岐の島菱浦港に降り立ち、隠岐神社へ行くバスに乗りこみました。「後鳥羽上皇様にお会いしに京都から来ました」
隠岐神社の往復の車中で、ドライバーの上田さんと「けまり交流」が始まりました。
隠岐神社のこと、後鳥羽さん(地元では親しみを込めてそうお呼びしている)のこと等々
上田さんも歴史に詳しい方で、私たちの蹴鞠普及の活動にも興味を持って歓迎してくれました。
「遠いところから来てくれてうれしい」 「もっと季節の良い時に来ればよかったのに」と残念がってくださいました。
「また、必ず来ます!」と約束してバスを降りました。
バスドライバーの上田さん(左)
隠岐の島の海の幸
その二 隠岐神社 参拝!
~やっぱり「誰もいない・・・」~
やっぱり観光客の姿はありませんでした。でも、境内には約30年前の蹴鞠奉納があった「鞠庭」があり、その時の写真が大切に残されていました。
若かりし頃の先輩方々のお姿に「なつかしい!」
神社の向かいの資料館も閉館中。そのお隣のお土産物店「つなかけ」に入りました。
そこでパンを焼いているイトウさんに出会って、またもや「けまり交流」。
「せっかく来てもらったのに!」と、あわてて隠岐神社禰宜の村尾さんに連絡を取ってくれ、
フェリー乗り場まで来てくれることになりました。
イトウさんとは帰りのバスを待つほんの10分ほどでしたが、ここでも蹴鞠のご縁を見つけることが出来ました。
(けまり体験会のチラシをお店に置いてもらいました)
境内の鞠庭に残された写真タイル
後鳥羽天皇火葬塚入り口
その三 隠岐神社禰宜の村尾さんとの出会い
フェリー乗り場に戻りしばらくすると、村尾さんが会いに来てくださいました。出発を待つ短い時間の立ち話でしたが、「前もって連絡をしてもらえたら」と仰っていただき恐縮してしまいました。
村尾さんから「来年(2020年)は、後鳥羽天皇御遷幸800年の節目の年」にあたると教えていただきました。
それとは知らずに訪れた隠岐の島・隠岐神社。蹴鞠のご縁でお心温かい地元の方々とも
けまり交流ができて、新しい出会いと発見があった有意義な旅となりました。
みなさん、ありがとうございました。
隠岐神社禰宜の村尾茂樹氏(中央)
その四 蹴鞠・この道の長者「後鳥羽上皇を訪ねて」
水木しげるロードを散策しながら「けまり交流」
隠岐の島へ渡るフェリーに乗り遅れてしまい、境港で一泊する事にしました。(2019年12月27日)
境港でけまり交流~(1) 「あなたを幸せにする酒屋です」
お酒の水先案内人 酒や乃 えんどう
明日の隠岐の島入りにそなえて、宿を確保してから散策に出かけると、「地酒」の看板を発見!
この二文字にスルスルと導かれて入ったお店がこちらです。
「究極の麦焼酎」を試飲。のどから鼻に抜けて「五臓六腑にしみわたるぅ~!」
もちろんここでも「けまり交流」。体験会のチラシを渡してホームページのご案内。
そこへ買い物にきたお客さんに「京都から来た蹴鞠の人」と、私たちを紹介してくれました。
会話も弾んで心も体もほんわかと温まりました。 「究極の麦焼酎」購入‼
JR境港駅
境港でけまり交流~(2) 「0コ-ヒ-研究所」
地元出身のマスター、こだわりの自家焙煎珈琲
宿のチエックインまで4時間あまり、次に入ったお店は、「0コ-ヒ-研究所」です。もともとは下駄屋さんだったという雰囲気のいい店内。
昼は喫茶店、夜はゲストハウスをされているそうです。
こだわりの美味しいコ-ヒ-をいただきながら、やっぱり、ここでも「けまり交流」。
マスターはとても蹴鞠に興味を持って、私たちの話を聞いてくれました。
蹴鞠の歴史や作法、鞠作りの話で盛り上がり「外国人観光客も来るので、
蹴鞠を紹介します」と体験会のチラシも預かってもらいました。
他にも何軒かのお店に入ってはチラシを渡して「けまり交流」。
境港のみなさん、ありがとうございました。
「明日はフェリーに乗るぞ!」 2019年12月27日 境港にて おわり
一杯ずつ丁寧にコ-ヒ-をいれるマスター
劇団風の子関西 「けまり体験会」に参加予定
新年蹴りはじめ、1月11日(土)に
昨年のけまり体験会では、たくさんの皆さんにご参加いただきました。
ありがとうございました。
新年もご一緒に「鞠遊び」、お待ちしています。
蹴鞠・この道の長者「後鳥羽上皇を訪ねて」
年末の12月28日、隠岐の島・隠岐神社に参拝して参りました。
蹴鞠を通して地元の方とも交流、有意義な旅となりました。
後日、お土産話をご紹介いたします。
2019年の蹴り納め
ハッちゃん、ブンちゃんとお母さん!
田中さん(京都新聞記者)も参加&取材
2019年12月21日、美女山の里も師走の風情。
この日は年内最後のけまり体験会。
薄曇りのお天気でしたが、穏やかで風もなく、絶好のけまり日和となりました。
京丹波町のお隣、綾部市から遊びに来ていた
ハッちゃん、ブンちゃんとお母さんと蹴り納め。
そして、京都新聞の田中記者も取材に駆けつけてくれました。
(けまり体験会の記事は、12月22日付けの京都新聞丹波版に掲載)
7月からはじめたけまり体験会もこの日で14回目。
たくさんの皆さんに参加していただき、ありがとうございました。
来年もけまり体験会で「鞠遊び」、ご一緒しましょう。
新年は、1月11日(土)から再会します。
みんなで記念撮影。ブンちゃんは3歳!!!
恥ずかしそうに取材をうける小学1年生のハッちゃん
ハッちゃんと鞠遊び
「けまり鞠遊会に入会してください!」
「いいですよー」
二つ返事で、マコさん入会
(2019年12月14日けまり体験会で)
マコさんは、今年3月に開催した「蹴鞠展」のワ-クショップに参加してくれた方です。
この日、けまり体験会に京都市内から参加、嬉しい再会になりました。
「スポーツはしたことがない」と言っていたマコさん。
でも一時間ほどで、麗しい姿勢で “鼻する鞠” が上がるようになりました。
彼女は伝統文化にも関心が高く、これから若い方とご一緒できることを喜んでいます。
*注釈: “鼻する鞠” は、自分の鼻先をこするくらいまで “鞠に体を近づけて蹴る”
という蹴鞠の基本的な蹴り方「傍身鞠(=身にそう鞠)」を分かりやすく表現した先輩方々の教えです。
鞠に集中するマコさん(2019年12月14日)
「久しぶり~、背が伸びたね!」
瑞穂小学校のマイちゃんと再会
この日も丹波マ-ケスで、体験会のチラシを配っていました。
そのチラシを手に笑顔で近づいてくる3人の家族連れ。
「あれ?マイちゃん!」
今年の5月11日(土)に地元の瑞穂小学校で行った「多種目スポーツクラブ」の
けまり体験に参加してくれた小学4年生のマイちゃんが、
お母さんとお姉ちゃんのサヤちゃんと参加してくれました。
「けまり、おもしろ~い」「来週は友達さそって来る」
マイちゃんは、2回目のけまり体験でした。
「負けない心をもって がんばれ-」
瑞穂中学1年生のサヤちゃんから、東京2020応援メッセージ
「初めてけまりを体験 興味深かった」
「孫が楽しく遊んでいた」
南丹市にお住まいの息子さん家族と大阪のご両親が体験会に参加
福知山から遊びに来ていた男の子(吊り鞠)
小学1年生のお兄ちゃんとお母さん三人で、鞠遊びを堪能!
お母さんは「ボール遊びはあまりしなかったけど、これからは近所の公園でもできそう」
美女山の里も紅葉の見頃となりました
11月最後のけまり体験会、秋晴れの一日となりました。
(2019年11月30日)
行楽日和のこの日、遊びに行く前にちょこっとだけ鞠遊び。
三人のお孫さんとおばあさんが、仲良く一緒にカラーボールを「キッ~ク!」
辺りでは、美しく紅葉した美女山をカメラに収めている人の姿もありました。
「お兄ちゃんにキック」「お姉ちゃんにキック」、そして「おばあちゃんにキッ~ク」
二歳の男の子も夢中になって鞠遊び
けまりのお稽古法「吊り鞠(つりまり)」に挑戦している地元の小学生
「空」と「紅葉の美女山」と「白い鞠」
(2019年11月30日撮影)
美女山の里でけまり三昧の一日 「大々満足」
朝日カルチャー現地講座を開催(2019年11月17日)
この日の朝の京都丹波地方は、名物の「濃霧」に包まれていました。
でもこれは晴天になるという合図です。
大阪府豊中市在住のヒトミさんは、
朝日カルチャーのホームページでけまり体験があるのを見て、美女山の里までやって来てくれました。
彼女に同行したのは、森の京都DMO事業部の小林さんです。
蹴鞠の歴史や鞠作りの解説のあと、小竹荘の鞠庭で鞠あそび。
最初はなかなか鞠が続きませんでしたがあきらめずに挑戦し、
そしてついに10回続いて「やったー!」(みんなで拍手)
午後の体験は、鞠装束の着装です。「まるで七五三みたい」と言いながら記念写真に収まりました。
けまり体験の様子は、ユ-チュ-ブ「南丹ぐるぐる」で動画配信中!
鞠作りの解説風景
ヒトミさん:「家に帰ってカラーボールでお稽古します」
けまり体験会を取材
株式会社京都放送(KBS京都) 2019年11月16日
この日は穏やかな秋晴れで風もなく、絶好のけまり日和となりました。
地元の小学生から年配の方、大阪や兵庫県から来たという家族連れのみなさんにけまりを体験してもらいました。
一歳の男の子は、お父さんに抱っこされて鞠を蹴り、80歳代の方も鞠を転がしてキック!
それぞれの方の体力にあわせて鞠遊び。笑顔いっぱいの体験会になりました。
テレビ放送は、12月5日「ニュースフェイス」の予定です。
取材をうける地元の小学生
応援メッセージを書いてくれた地元の小学生
「かちまけかんけいなく あきらめない。がんばるのが1番 かちまけ2番」
(この「けまり体験会」は、東京2020文化オリンピア-ド認証プログラムです)
「初めてでも楽しめました」
「ていねいにおしえてくれたし、笑顔がたくさんだった」
秋晴れの空に 白い鞠が舞う
快晴のもと けまり体験会(2019年11月9日)
京都市内から野菜を買いに来たというファミリーに声をかけて、けまり体験会に参加してもらいました。
その楽しそうな様子を見て、尼崎から来られたファミリーもけまりの輪に加わり、にぎやかな体験会になりました。
はじめて出会った皆さんが、ひとつの鞠を追いかける。
これが蹴鞠の魅力です。
目標「みんなで5回続けましょう!」
第6回日本ジビエサミットin東京
2019年11月20日(水)~22日(金)@東京ビッグサイト
このサミットで蹴鞠の講演をさせて頂くことになりました。
11月22日の「鹿資源の多様な利用法~鹿茸・皮革・エコツアー」全日本鹿協会セッション(付加価値向上)
の「(2)鹿革利用-蹴鞠」です。
鹿革と伝統文化がどのような関係にあるのでしょうか。
実演を交えて、蹴鞠の魅力をお伝えします。
詳細は、ジビエサミットHP
小林信一先生が京丹波・美女山の里に来訪されました。(2019年11月2日)
第6回日本ジビエサミットin東京が、2019年11月20日~22日の日程で
東京ビッグサイトにて開催されます。
それに先立ち、小林信一先生(日本大学教授・農学博士、全日本鹿協会副会長・事務局長)が、
けまり工房視察とジビエサミットの講演打ち合わせの為に京丹波・美女山の里に来訪されました。
けまり工房では、伝統工法による鹿革鞠の製作工程を解説。
薬品を一切使用しない完全手作業での鹿皮の鞣し方について、実物を示しながらご説明しました。
その後、道の駅丹波マ-ケスで「けまり体験会」にも参加されました。
「実際に体験してみて、蹴鞠の楽しさを実感できました。」
とご感想も頂きました。
けまり工房にて鹿皮をバックにした小林信一先生(左:2019年11月2日)
京丹波・食の祭典2019が、京都府立丹波自然運動公園で開催されました。(10月27日)
けまり鞠遊会もこの日、1ブ-スをお借りしてけまり体験会を実施。
小さな子どもさんから年配の皆さんまで、たくさんの方々に蹴鞠を楽しんでもらう事が出来ました。
けまり鞠遊会主催イベント
気軽に楽しく!!! 日本の伝統文化「KEMARI」体験会
古くて新しい 生涯スポーツはじめます
参加費/ 無料
場 所/ 道の駅丹波マーケス 丹のまち広場うるおい館
アクセス/ 車:京都縦貫自動車道「丹波IC」降りてすぐ
京都駅から:山陰本線園部駅からJRバスに乗り換えて、新須知下車すぐ
京都府船井郡京丹波町須知色紙田3-5 Tel:0771-82-3180
時 間/ 13:30〜16:00(受付は開催日当日、会場にて)
開催日/ 令和元年(2019)7月~令和2年(2020)2月の期間中の土曜日(全19回)
11月23日(土)は、蹴鞠講演のため東京へ出張いたしますので、中止とさせていただきます。
2019年 7月 6/13/20/27日
2019年 8月 17/24/31日
2019年 11月 2/9/16/30日
2019年 12月 7/14/21日
2020年 1月 11/18/25日
2020年 2月 1/8日
※体験をご希望の方は、動きやすい服装と靴でお越しください
どなたでもご参加できます。もちろん見学だけでも大歓迎です
※傷害保険は未加入です
蹴鞠は、勝敗を競いません。子どもから年配の方まで、自分の体力に合わせて楽しんでもらえます。「 和を以て貴しと為す 」みんなで仲良く鞠をけりつなぐのが「KEMARI」です。
7月6日、第一回目開催しました。暑くもなく風もおだやかで、絶好の蹴鞠日和でした。
参加された方の声→「蹴れへんけどおもしろい」「結構いい運動になるな-」「簡単そうやけどむずかしい」「私は蹴れへんけど見させてもらうわ」
このけまり体験会は、東京2020応援プログラム認証イベントです。来年の東京オリンピック、パラリンピックを京丹波美女山の里から応援しましょう。
宇治市から来たというサッカー少年とコ-チが、けまり体験会に参加してくれました。
少し練習するとすぐに鞠が上がるようになりました。
けまり体験会に地元の小学生が参加してくれました。(7月20日)
鹿革鞠の説明を真剣な表情で聞く2人。小学四年生のお兄ちゃんは、鞠作りに興味を持ってくれました。
7月13日、第2回目のけまり体験会を開催。
雨が降る中、親子連れの方が参加してくれました。
初めは恥ずかしそうにしていた女の子も、お母さんと一緒に鞠作りのDVDを観てくれました。