書法の聖地・蘭亭
その3、蘭亭碑亭 

 
碑の高さは1.73メ-トル、幅1.02メ-トル、厚さ0.27メ-トル、碑の「蘭亭」二文字は清の康熙帝の真筆。
「文化大革命」の時、碑は破壊され、その後に修復したが、残字となってしまいました。
亭は四方形で煉瓦作り、単重屋根で、古くて素朴な優雅な建築です。
 
この碑の前に立ったとき、身体の中から感動が湧いてきました。
「コテンヲ ヤリナサイ」の意味が分からなかった私が、とうとう此処に来たか!
漢字三千年。これが私のはじめの一歩です。
 
次回は、2019年12月15日「曲水流宴」の予定です。
 
2019年11月 蒼圭

碑「蘭亭」

碑「蘭亭」


 

書法の聖地・蘭亭
その2、御碑亭 

 
清の康熙時代に建設し、1983年に再建され、高さ12.5メ-トル、八角の複重屋根作りです。
亭内の御碑の高さは6.86メ-トル、幅は2.64メ-トル、重さ約18トン、
碑の上部には雲と龍の浮彫があります。表は康熙帝直筆の「蘭亭集序」、
裏には乾隆帝が蘭亭游の時に書いた「蘭亭即事」の詩、
祖孫の二人の皇帝が同一の碑に真筆を残すのは世の中の一大珍事です。
 
圧倒的な御碑のありように、私は茫然として雲龍を見上げていました。
次回は、2019年11月15日「蘭亭碑亭」の予定です。
 
2019年10月 蒼圭

蘭亭集序

亭内の御碑。上部には雲と龍の浮彫があります。


 

書法の聖地・蘭亭
その1、蘭亭 

 
蘭亭は、中国浙江省紹興市南西13キロの蘭渚山麓にあり、
春秋時代の越王勾践がこの地に蘭を栽培し、更に漢の時代に駅亭が作られたことから、
蘭亭と言われるようになりました。
東晋の永和九年、書道家の王羲之が41名の名士を集め、
この地で流水の宴を催し、「天下第一の行書」の「蘭亭集序」を書き(注1)、
この為書聖と呼ばれることになり、蘭亭も書法聖地となりました。
歴史上、蘭亭の原跡は幾度も興廃と変遷を経て、現在の蘭亭は清の康煕時代、
当地の郡主瀋啓が明の嘉靖時代の旧跡をもとに再建しました。
蘭亭は「景幽」「事雅」「文妙」「書絶」の四大特長で国内外に名を馳せ、
現在は国の4A級観光名所、全国重点文化財に指定され、エリアには下記(注2)の観光スポットがあります。

以上、このページでは2019年8月の木原書会中国書道交流で訪れた「書法の聖地・蘭亭」を
パンフレットの解説文(注3)と、私が見た蘭亭の風景をご紹介していきます。
(注)は蒼圭が付しました。

  • :現地ガイドの解説「王羲之は鼠のひげの筆を使ってこのすばらしい書を書いた」
  • :「書法の聖地・蘭亭」のパンフレット。                  
       ほかにも7か所の観光スポットが中国語で紹介されています。      
  • :日本語訳は、中平永華氏。中平氏はボランティアで中国に同行、       
       物心両面で参加者をサポートしていただいています。          

2019年9月15日 蒼圭

蘭亭集序

御碑の表、康煕帝直筆の「蘭亭集序」。御碑亭については後述とします。


 

コテンヲ ヤリナサイ

 
私の書をみたある書道の先生が、私に助言をくださいました。それは、
「コテンヲ ヤリナサイ」。
でも、私にはその意味がにわかには分かりませんでした。
「古典を学びなさい」
そして、2012年4月から木原研石先生の書道教室に通いはじめて、
楷・行・草・篆・隷の五書体を学んでいるところです。
今年8月、木原書会の中国旅行と書道交流の旅にご一緒して、書の聖地・蘭亭へ行って来ました。
このページでは、この目で見てきた蘭亭をご紹介いたします。
2019年9月7日 蒼圭